5･7･5 and more 00-3

春は旅立ちの季節です｡
旅立ちは残念ながら別れを伴うので､
手放しで喜べないものです｡
でも、旅路や旅先が光輝いていますように｡
そんな想いを２連チャンで｡

　　　春の月
　　　　　照らす家路もあらたまり

　この俳句､もともとはくや探隊員・ＫＯＮが２年前、長年勤めた会社を退社したときに贈った句です｡
　結構気に入っていて、いつかこの場で紹介できたら・・・と思っていました｡
　この春､やはりくや探隊員のＥＮＯ＆じつよが西へ旅立つことになりました｡
　関東圏ではあるものの､うり坊やぼくの元上司・Ｆ氏も家路が変わるようで。
　本当なら新たに詠まなきゃならないのでしょうが､どうもこの句のイメージが強すぎて、他に思い浮かばなかったんだよなぁ｡
　どんな暗い夜道も､きっと月が見守ってくれてるから・・・
　月の出てない夜も､きっと見守ってくれてるから･･･
　

　　　噴煙の降り往く先も
　　　　　　　　　　風まかせ

　有珠山（西側）から上がる噴煙を眺めながら感じたんだ｡
　あんなに圧倒的な力で地中を突き抜けてきた噴煙も､いったん空に舞い上がってしまうと、その身を風に委ねてしまうのかって｡
　そんで思ったことは､どんなに強い意志をもっていても､場の流れに身を投じてみる時があってもいいのではないかと｡
　旅だって､そんな感じがいいのではないかと。
　そんな旅路の道連れは、
　　　「エンジェル」　鈴木祥子
　　　「イージュー☆ライダー」　奥田民生

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