くやしい探検隊・年忘れ酒飲み大会'99


4軒目 ホテルYAS

 カラオケBOXを出ると、ENOがYasの自転車でダッシュ!!
「おいおい、大丈夫かよ」
 あまりの勢いにYasも心配顔。
「あいつ、俺の家知らないと思うんだよね。」
 ENOの影が見えなくなり、残された4人はとぼとぼとホテルYasへ。もうおわかりでしょうが、ホテルYasとはYasの自宅なのだ。
 ホテルYasの前にはENOがたたずんでいる。
「ENO、おれんち知ってたの?」
「当たり前でしょ。2回も来たことあるんだから。」
 どたどたと男5人が2DKに上がりこむ。それぞれが服を脱ぎ、リラックス態勢へ。はじめから宿泊予定のぼくとやましたはあらかじめ用意してきたスウェット系を、予定調和的とはいえ、急遽宿泊の決まった小山隊長・ENOはYasからスウェットを借りて、ダラ〜っ。
「なに飲みます?」
 ホテルのオーナー・Yasからオーダーの要請。一同大酒飲み大会の閉めとして、ワインを選択。'99年を想い、お互いをいたわりつつも乾杯。
 が、一人死んでるやつがいる。
 激動の'99年、隊長の肩にかかっていた重責はそうとうな者だったに違いない。
 ご苦労様です。
 TVを見ながらワインを飲んでいたんだけど、なにを話していたか、まるで覚えていない。
 そして就寝。ところが、照明を消す前に異様な光景がっ。
 翌朝、携帯電話の鳴る音で8:30amに目が覚める。
「誰だよぉ〜っ!」
 各自携帯をチェック。結果、ぼくの実姉からと判明。期せずして目覚めてしまったため、一同不機嫌。朦朧としたままTVを見る者、再び眠りにつく者とさまざまな中、再び異様な風景を発見。仲むつまじき、毛づくろい。
 ただひたすらぼーっとした時間が過ぎ、再び携帯着信。今回は小山隊長の長女でくや探Kidsのみおちゃんから。以下に親子の会話を再現します。
みお;おとうさん、今何処にいるの?
隊長;千葉。
みお;千葉って、日本の?
隊長;日本に決まってるじゃない。ほかに何処があるっていうの。
みお;お昼ご飯はいりますか?
隊長;今から帰ると2時くらいになるから、いらないよ。
みお;2時って、夜の?
隊長;なんで今から帰って、夜中の2時になるの。晩ご飯はいるからね。
 小山隊長、家族の信頼が薄いようで。
 そしてみんなはひどい二日酔いのまま、それぞれの帰路についたのでした。
 2000年も楽しく遊ぶことを約束して。



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