1999年、naoto-ok的PLAY



 '99年に観た演劇公演の数はなんと16本。これまでの人生で観てきた数に匹敵する多さ。そういう意味ではMY BOOMのひとつだったんだろうけど、それにしてもすごいなぁ。
 上京して観たものもも多いんだけど、新潟で見たものも多い。これはきっと、新潟が「りゅーとぴあ」なる劇場を作って積極的に公演を開いた影響もあるんだろうなぁ。
 この頃は公演アンケートの「あなたは年に何回劇場公演をご覧になりますか?」の欄を記入するのが楽しみに。
 ということで、'99年に観た公演の中でよかったものを紹介します。
 順番は観た順であって、BESTな順番ではありません。








劇団スーパー・エキセントリック・シアター イレギュラーステージ
  「タックス・カッターズ」  〜 1999.1.16 本多劇場 

 '99年のSETものは4作品観たのだけれど、これが一番面白かった。納税のイメージアップを図るために繰り広げられるキャンペーンのところなんか、「これぞSET!」という面白さ。コメディ・ミュージカル・アクションとSETの3本柱が見事にマッチした楽しい公演だった。


パルコ・プロデュース 「温水夫妻」
    〜 1999.3.26 パルコ劇場

 三谷幸喜独特の、狭い空間でパニックに陥っていくドタバタ劇。突拍子もないプラス思考の人間と、どうしようもないマイナス思考の人間の対比。これぞ三谷ワールドが、吹雪で孤立した雪国で繰り広げられる。抱腹絶倒です。


地球ゴージャス プロデュース公演 Vol.3
  「地図にない街 −DOHENEKE−HEKISHIN− 」
     〜 1999.3.28 アートスフィア

 地球ゴージャス公演はVol.2に続いて2度目の観劇。岸谷五朗・寺脇康文のコンビも相変わらず絶妙で、SETより受け継いだコメディ・ミュージカル・アクションを彼らなりに昇華させている。脇を固める客演陣もプロって感じ。特に純名里沙の宝塚仕込みの歌と踊りは予想以上に驚き。早くVol.4が観たいです。


THE CONVOY SHOW Vol.17
  「ATOM2」  〜 1999.4.10 新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)

 とにかくプロ集団の凄みをみせつけられてしまった。なんでもありの公演なんだけど、なんでもプロ。簡単に観せているようでも、しっかりとした裏打ちのあるプロの芸。これはもう、たまりません。


Disney’s 「ライオンキング」
     〜 1999.6.19 四季劇場[春]

 劇団四季の本拠地で観た話題のロングラン。一番前のド真ん中という、四季ビギナーにとってはどぎまぎの席で、ド迫力の公演をまさに体感。「えっ、キリン?えっ、鳥?」と意表を突くアイデアとそれをこなす役者のすさまじさ。圧倒されました。


WAHAHA本舗プレゼンツ
 梅垣義明 グレイテストツアー in JAPAN ’99
    「梅ちゃんの青い大聖堂」
      〜 1999.8.14 新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)

 観覧者一体型・・・いや、観覧者巻き込み型の醍醐味を存分に満喫。なにせ、10くらいあるネタのうちの2つにぼくが駆り出されたんだもん、印象に残るって。ワー・キャー・イヤァーの怒号が渦巻く劇場。これはもう事件ですよ。


イッセー尾形 都市生活カタログ
      〜 1999.9.17 新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)

 一番前でイッセー尾形を観た。感動。一人なのに一人じゃないような、その空間と絶妙のマ。着目点の目の良さといい、STORYの展開力といい、めちゃすごいです。誕生日一緒なんだよなぁ。


WAHAHA本舗 ラブ・ストーリー11
    「日本特撮映画篇」
      〜 1999.11.28 本多劇場

 佐藤正広と柴田理恵の絶妙な二人芝居。気取った美系の恋愛劇とは違い、身近な感覚のどこにでもありそうな恋愛劇。だからこそほっとできて、心温まる物語でした。


エスニック
artな戯れ言PLAY


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