今年もひとりで漕いできました。
自己満足の報告です




 10日からの関東遠征の締めとして、愛艇シットオントップを担いで群馬と新潟の県境付近に位置する奥利根湖へ行ってきた。関越道水上ICを下りると雨が降ってきたので、テント泊は無理かと思いきや、日頃の行いの良さのためか、たどり着いたらいい天気。しかし、15日から天気が崩れるという地元の方の情報を得たので、当初の2泊予定を短縮して入山する。
 湖畔駐車場に5:30pm到着。平日だったのでガラガラかと思っていたが、結構賑わっていた。キャンプサイトなどはないので、アスファルト敷きの駐車場にテントを張る。結構暖かく快適なんだけど、やぶ蚊が多い。身体中まとわりついてくるので、蚊取り線香を3つも炊き、駆除活動をする。山の落日は早く、設営が完了するともう真っ暗になっていた。設営風景です。
 カセットコンロでおでんを温め、七輪で荒挽きソーセージを焼く。本当ならここで一杯やりたいとこだが、ツーファーを警戒し、自重する。夜はランタンの灯かりで「くや探富士山登山」の活動誌を執筆する。なんか渋い。
 10:30pm就寝。結構暖かい。
 2:00am、雨がぽつりぽつりとテントに当たる。
 5:00am、雨が本格的に降っている模様。とりあえずあと一時間寝ることにする。
 6:00am、起床。小雨となるも、雲が薄くなってきた。とりあえず朝食。そうこうしているうちに晴れてきたので、設営を撤去し、愛艇をおろす。
 8:30am、出艇。奥利根湖西側から愛艇を滑らす。
 天気は徐々に回復し、陽射しが熱いくらい。奥利根湖は結構入り組んでいて、入り江の一つ一つを漕ぎ入って行くのは、探検気分満点。目を凝らすと魚影が濃いのに、遠目で見ると山の緑や空の青が湖面に映り、これは絶景。そんな色を割って漕ぎ進むのは手応えはないけれど、心が感じてくるのだ。これだから、やめられない。
 奥利根湖は広い。ちんたらではあるが、3時間漕いでもまだ半分。入り江の浜で昼飯を食べる。浜には結構キャンプした跡が残っているが、ここでのキャンプは禁止されている。事故がなければいいのだけれど。
 そうこうしているうちに雲が厚くなり、風が出てきた。しかも向かい風。おかげで湖面にも波が立ち、漕ぎ進むのにもリキが入る。奥利根湖一周を目指していたんだけど、体力もかなり消耗していることから、断念して船着き場へ戻ることにする。ちょっと恨めしかったけど、事故があってはいけないので、あきらめるのも一つの勇気。
 1:30pm、船着き場着。愛艇を丘に上げると、雨がザーッ。山の天気はなめちゃいけないなぁ。来年またチャレンジしよう。
 帰りは「湯テルメ・谷川」で温泉三昧。ここは露天風呂が広く、箱庭ではなく自然を望むことが出来るので、Goodです。
 なんかしみると思ったら、足が日焼けで真っ赤になってしまった。それにしても太い足だこと。

奥利根湖ひとり漕ぎ TOP PAGEへ








奥利根湖
1999.9.13-14
ひとり漕ぎ