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Art総括2004 Play編



 くしくも2003年の観劇本数と同じ、17本の舞台等を観ていた。それにしても、最近のチケット料金の高さには涙目。確かに豪華なセットと役者陣。音響や映像効果も素晴らしいものが多いんだけど、1万円オーバーの舞台がかなり多くなっているのは、観る者としては痛いよなぁ。それだけ支払っても納得の内容なんだけど、観る機会が減ってしまう。なんとかならないかなぁ。2004年のPlay、勝手にベスト5を紹介します。

第1位 地球ゴージャス Vol.7「クラウディア」

 桑田佳祐の名曲を使った日本人のためのミュージカル。地球ゴージャスはキッチリ創ってくれました。なにせ桑田ナンバーを使うってことなんで、どうなるものかと思ったけれど、物語が曲に負けることのない、歌い手が曲に怖じけることのない、素晴らしいエンターテイメントです。

第2位 TEAM-NACS 第10回公演
「LOOSER〜失い続けていくアルバム」

 にわか大泉ファン、にわかNacsファンのぼくですが、彼ら初の東京進出作品はぼくの予想をはるかに超えたよい舞台でした。当日券を並んで買って本当によかった。2005年は全国ツアーを敢行するようですが、手持ちのネタや人気に頼ることのない普遍的なよい芝居をもっともっと観せて欲しい。

第3位 「鈍獣」

 あれだけの芸達者を揃え、しかも脚本クドカン・演出河原雅彦とくれば、面白くないわけがない。かなり反則ですが、当然ながら面白い作品でした。絶叫することのない笑えるホラー作品と言ったところか。あのメンバーで次があるなら、絶対観たいと思うのでした。

第4位 「カメレオンズ・リップ」

 ケラリーノ・サンドロヴィッチ得意の嘘とホントの入り乱れた笑いと狂気に満ちた作品。ぼくにとってはなんと言っても深津絵里なんだけど、役者一人一人が個性たっぷり素敵に描かれており、楽しめた作品でした。

第5位 大人計画ウーマンリブVol.8
「剣轟天vs港カヲル」

 宮藤官九郎のお遊び満載作品。劇団☆新感線の剣轟天と大人計画の港カヲルが対決するんだぜ。ファンにとっては涙&ヨダレものなのだ。しかも徹底的にお馬鹿で面白い。とにかく笑ってくださいな。



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