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Play編

 今年観たお芝居・舞台関係は19本。Liveと違って、舞台は土・日の公演数が多いので、たくさん観る機会が増えたのだ。新潟の頃よりも、選択の幅も増えたので、こちらは非常に充実していたと言えるんじゃないかな。
 2002年総括として、ベスト5を並べます。こちらもぼくの感性による順位なので、ご了承願います。


第1位
 シティボーイズミックスPRESENTS「パパ・センプリチータ」

 激戦の中、トップとしたのはシティボーイズ。毎年GWのLiveは観ているんだけど、今回は違った。いまや大御所となったにも関わらず、これまで築いてきたものをかなぐり捨ててでも新しい笑いに挑戦する彼らには脱帽。若手に追随の間を与えない彼らの情熱が僅差を制したと勝手に思っているのだ。

第2位
 大人計画「春子ブックセンター」

 とにかく宮藤官九郎はキレキレだった。舞台に映画にTVに。間違いなくぼくの中で2002年最も輝いていた人だ。そしてこの作品。師匠・松尾スズキをダメ人間に仕立て、ライバルかつ盟友・河原雅彦を一見普通の人にしつらえる。クドカンだからこその仕掛けが心地良い面白さを演出する。めっちゃ面白かったけど、今後の期待も込めて僅差の2位なのだ。

第3位
 「彦馬がゆく」

 いまや大物作家となった三谷幸喜作品の再演。歴史上の人物(幕末の勇者)をも自由自在に操るんだから、お見事の一言。そんなはずないのに、偉人達の性格がホントは三谷幸喜の描くとおりだったのでは?と錯覚させられてしまうほど、三谷幸喜の手のひらで転がってるんだなぁ。来年の大河ドラマも同じ幕末ものだから、彦馬の登場もあるかも・・・。

第4位
 「BIG BIZ〜宮原木材危機一髪!〜」

 松尾貴史のためのお芝居だけど、それ以上の広がりがあり、面白かった。コンゲーム的要素がいっぱいの脚本は、とってもぼく好み。第2弾「BIGGER BIZ」(2003年2月)も期待大です。って、観たよ、観た。いやはやなんというか、最高のシリーズものです。

第5位
 入江雅人W1劇場「筑豊ロッキー」

 入江雅人の世界がこんなにも身近な、B級な、楽しい世界だったとは。年齢が比較的近いからか、バックボーンはぼくと一緒。だから彼の創り出す世界はなんとも懐かしく、笑い転げさせてくれるのだ。なんだか時代を共有しているような気分にもなれます。


次点

 次点というか、なんというか。2002年はコンビものが良かったかも。伊東四朗&三宅裕司桃井かおり&イッセー尾形高橋克実&八嶋智人(主役二人でなくあえてこっち)。2003年はどんなコンビが登場するやら。



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