エスニック

日常的戯れ言2015

毎日の生活の中の戯れ言を掲載しています。


さっぽろオータムフェスト2015 その4(15.10.3)

 オータムフェスト、最終の第4期になりまして。これが終わったら来年までお預けだと思うと、行っとかなくちゃと心逸るのです。メタボなんて気にしない。なるようになるさ。
【5丁目 北海道の新・ご当地グルメ&HOKKAIDOラーメン祭り2015】
 「美瑛カレーうどん<焼き麺>」(600円)。カレーうどんかぁ。服に汁が飛んじゃうんだよなぁ…なんてちょっと引き気味だったんだけど、「焼き麺」ってフレーズになんか魅せられてさ。あと、ポスターにあった「チーズたっぷり!!熱々のグラタン風」ってフレーズが、グラタン好きの心に火をつけたんだよね。で、これがどはまり。美味しいんだ。これはもう、ドリアの域。チーズ、素揚げ野菜の下に鎮座する、ちょっと重めの(どろっとした)ルーとうどんはバターライスがごとく。汁はねなんてありません。大満足の一品です。

平日の18:00は暗くてちょっと閑散としてます

これが当たりの美瑛カレーうどん、たまらんです
【8丁目 北札幌大通ふるさと市場】
 さて、第4期の8丁目は対決風のリポートで。あっ、あらかじめ言っておきますが、勝敗をつけられるほど敏感な味覚は持ち合わせていません。
 まずは牛肉対決。先攻は浦臼町の『神内和牛あか肩ロースサイコロステーキ』(500円)。対するは平取町の『和牛ステーキ』(900円)。もうね、どっちも美味いの。CP的には浦臼町なんだろうけど、やっぱり平取町はやわらかくてサシも程よく。こうなるとどちらも1枚モノのステーキを食べてみたい。いくらするのかな?

神内和牛あか肩ロースサイコロステーキのほかにもいろいろメニューがありました
 
びらとり和牛、ハンバーグ(500円)も魅力的
 続いては空知地方のハンバーガー対決。まずはぼくの父方の実家がある由仁町からは『逆バーガー』(500円)。ハンバーグとバンズが逆なのだ。ハンバーグに挟まれたバンズの中には甘い玉ねぎが隠れている。バーガー全体はライスペーパーに包まれているので、手が汚れる心配はありません。隠れた玉ねぎがまさに隠し味で美味しい。でも、ライスペーパーが包装紙に張り付いちゃって、ちょっと食べづらかったかな。ライスペーパーを利用すれば、由仁名物『東京ホルモン』もハンバーガーになるかもね。
 砂川町は『ポークチャップバーガー』(500円)。ポークチャップはジンギスカンと並ぶ道民のソウルフード。それをハンバーガーにしちまうなんて、アイデア勝ちは否めない。もちろん美味いんだし。そう考えると、鶏チャップもありだよね。

我が種のふるさと由仁町の新名物・逆バーガー

砂川はポークチャップでゆるキャラ作ったんだね
 魚介か肉。オータムフェストではいつもどちらかに偏っちゃうんだけど、山の恵みだってあるのです。そのひとつが中標津町の『大判しいたけチーズ焼き』(350円)。うちの親、ぼくが子供の頃しいたけが嫌いだったこともあり、しいたけ食べるの見ると喜ぶんだよね。でも、昔って乾燥しいたけだったじゃない。やっぱり生は美味しいんだよね。チーズとの絶妙のハーモニー。大人のぼくはわかるのさ。
 
ぷりっぷりのしいたけの上をチーズがコーティング。美味しい
 第4期、魚介も食べておかないと。ということで、猿払村のホタテ貝焼き(350円)。小ぶりのホタテがふたつ載って、お得感も満載。ほんのり醤油味がやさしいのです。
 
ずらりと並ぶホタテたち、いい味でてます
 そして、いっとかなきゃならないでしょう、礼文町の『殻付き焼きウニ』(800円)。ホントは特大プレミア(1,100円)にしたかったんだけど、品切れということで。やっぱり秋も深まると、ウニの実入りも悪くなるのかな?1個の注文だったけど、焼き手の満足いく量にならなかったようで、2個セットでいただきまして。他のブースだとしっかり熱の通ったウニなんだけど、殻付き焼きは半ナマなところがいいんだよね。美味しかった。でも、礼文町は通期出展だから、早い時期に食べといた方が、実入りのいいのにあたるようだ。来年へ向けての教訓として。
 
礼文町はもう貫録の粋だよね。いつか行ってみたいな
 今年の最後は長沼町。串ものはついつい頼んじゃうんだよね。『行者ニンニクフランク』(300円)、『照り焼きチキン』(400円)、『厚切りベーコン』(300円)。毎年食べてるんで、もう言うことはありません。ファストフードの代表格。どれも美味しいんだけど、ぼく的にはやっぱりベーコンが一番好き。
 
すっかりなじみの長沼町、美味しい串焼きが待ってます
 いやいや、およそひと月にわたり、食べ過ぎだぁ。これからしばらくは粗食生活で、たるみ切った腹と疲れ果てた胃を正常に戻さなくっちゃね。来年へ向けて、体調を整える意味でもさ。
 ごちそうさまでした。


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さっぽろオータムフェスト2015 その3(15.9.26)

 さてさて、オータムフェストも第3期。毎週通うだけでも食べ過ぎなのに、間に東京でも『町イチ!村イチ!2015』で食べまくったもんだから、体重は増加の一途。でもね、ここまで来たら堪能するしかありません。なんたって食欲の秋なんだから。
【8丁目 北札幌大通ふるさと市場】
 あれは12年くらい前、日高地方を襲った豪雨により、洪水や地すべりが多発。その調査、対策のため、当時在籍していた本社から出張したのが新冠町。2カ月半くらいいたのかな。そんなこともあり、ちょっと親近感があるんだよね。いただいたのは「煮つぶ焼き」(500円)。昆布だしたっぷりの煮汁につけたつぶをさらに鉄板で焼いて、旨味をぎゅっと濃縮してます。つぶもさることながら、昆布も旨い一品です。

新冠はピーマンの生産が道内イチでもあるんだとか

焼きのひと手間が旨味を閉じ込め、つぼ焼きとは違う美味しさを出してます
 やっぱりどこかのタイミングでかには食べとかねばと。江差町ブースで今日は「かに甲羅焼き」と「焼きうに」がセットで1,200円。これはお得といただいてきました。生でも旨い食材がちょっと焼くだけでさらに旨くなる。新鮮食材だからこその楽しみ方だよね。

あわびも魅力的だったんだけど、昨夜の送別会で出てきたので

かにとうに、海産ツートップの揃い踏みです
 定番メニューも行っとかなきゃね。留萌市の「生たこザンギ」と「うにめし」のセット(1,200円)。ブースで誇示されている人気ランキング上位常連が味のバロメータであります。「生たこザンギ」を初めて食べた時の衝撃は忘れられません。

ここ数年は留萌と紋別が人気を競ってます

生たこザンギ、あのやわらかさがたまらない。うにめしも美味しいよ
 えっ?明治乳業が出展だって?それって企業のPRじゃないの?なんて思ってたけど、ブースに掲示された「チーズ入りフレンチトーストのミルフィーユ」(500円)の写真とホットプレートで焼かれている様を見ると、よだれがどっと出たのです。こいつは侮れない一品だぞと。その期待を外すことなく、これが美味かった。卵の染み込んだパン、明治北海道十勝が誇る贅沢スライスチーズ、メイプルシロップが織り成すハーモニーは絶品です。これは何度も食べたくなる、隠れた名品だね。

メーカーの出展だからって、斜めに見てはいけません

もう、焼いてる時から美味さが伝わってくる。そして出来上がりの可憐さ。最高です


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町イチ!村イチ!2015(15.9.23)

 本日は夕方の新幹線で郡山へ移動。ホテルは12:00チェックアウトだけど、その先なにをして暇をつぶそうか。昨日は見送った六本木ヒルズでのガンダム展、上野の森美術館で開催中の大河原邦夫展など、観たいイベントはたくさんあるけど決められない。なんて考えながらテレビを見てたら、ホテルの近くの東京国際フォーラムで全国の特産品などを紹介する町おこしイベント『町イチ!村イチ!2015』が開催されているとの情報が。さっぽろオータムフェスト2015で道内のうまいもの食べまくっていながら、次は全国の…との果てない食欲を抱え、いざ会場へ。
 国際フォーラムに着いたら9割が女性の長蛇の列。札幌との客層の違いにおののいてたら、どうやらホールで行われる宝塚レジェンドの列だったようで。納得。と言いながらも、会場も大混雑。旨いもん、ご当地銘品を求める人がいっぱい。東京は人口が多いから。

 
くまモン、大人気です。で、今日いるくまモンは何号かな?
  しかしまぁなんと言おうか。世に肉食男子、肉食女子という言葉があるが、海産食男子なる言葉はどうしてないのかな?海産を選ぶ時点ですでに男子という括りから外れているのかな?気づいたら今回も海産ばかり。肉って産地により味が違うのかもしれないけど、ぼくの中では「牛」「豚」「鷄」「羊」「鹿」って大きな分類にとどまってしまう。その点、海産は種類が数多あり、産地も限定されるから、より地元密着って気がするんだよね。と言うことで、今回も海産メインに食べまして。
まずは三重県南伊勢町の『茹で地たこ串』(500円)と焼きあっぱっぱ貝(500円)。茹で地たこ串ってどこにでもありそうで、意外とないんだよね。これがやわらかくて美味しい。あっぱっぱ貝はヒオウギ貝というのだそうで、みた目はベビーホタテかと。でも、小粒に味が満ちてます。
 
 続いて茨城県大洗町の『しらす丼』(500円)。このてのイベントの食事って、高い割に量が足りないってイメージで。ところがこのしらす丼、予想以上に量がある。旨いとかきこんでいるうちに、まだある、まだあるで大満足。かわいい子イカがちらほら見えるのはご愛嬌ということで。
  
  さらに会場一番人気の青森県大間町の『大間マグロバーガー』(400円)。実はしらす丼の前に購入してたんだけど、しらす丼で腹が膨れ、しばらくたってから実食。ゆえに写真のパンが少しふやけているのは許してちょ。マグロのミンチカツとアボガドがまろやかに寄り添ってます。旨い。
 
  〆は埼玉県杉戸町の『金ゴマ入りたまふわミルクセーキ』(200円)。一昨日から風邪っぴきで喉と鼻がやられてたので、元気回復の願いを込めて。てっきり冷たいミルクセーキが出てくるのかと思ったら、熱々のー品が。これはやさしい。今のぼくの体調にちょうどいい飲みもの。玉子酒かわりにゆっくりいただいて。

 
 それにしてもすごい人出だった。会場を後にするころには人酔いがすごくって。東京はやっぱすごいとこだわ。


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さっぽろオータムフェスト2015 その2(15.9.19-20)

 今月はWeekdayが出張続き。このままじゃオータムフェストの全4期、行けないんじゃないかなって思ってたけど、毎週末通えば、全期制覇できるんだな、これが。ということで、シルバーウィーク前半に第2期を楽しんできました。
【8丁目 北札幌大通ふるさと市場】
 第1期はどちらかというと海産物主体だったので、今回は肉を食べておこうかと。北海道には美味しい肉がいっぱいあるんだもん。
 まずは帯広。帯広といえば豚丼だけど、牛肉だって負けてはいません。なんたって広大な十勝平野。人口より牛の頭数が多い十勝平野なんだもん(本当か?)。ということで、『豊西カルビ串』(350円)。肉もさることながら、それを引き立てるタレがまた良かった。お手頃価格がうれしい一品。

豚丼はよく食べてるから、今日はカルビ串

写真撮らせてと頼んだら、串を寄せて見栄えよくしてくれました
 続いて士別市の『ラム串』(300円)。士別で生まれ育ったサフォークのラム肉を、塩コショウでいただく。羊特有の味わいは、道民のDNAに刷り込まれているのです。故郷の味として。美味い。

士別はラム推し一本です

素朴な味わいこそ道民のソウルフード
 もう一発牛肉をということで、通期出展している南北海道地産物流協同組合のブースで『八雲牛ビッグ串焼き』(650円)を。実は水曜~木曜と八雲町に出張してたんだけど、ご当地じゃなかなか食べないんだよね、こういうの。

ざっくりと道南くくりで八雲町

この串の長さに魅かれるんだよね
 そういや豚肉がまだなんじゃない?道民は肉じゃがもすき焼きもしゃぶしゃぶも、牛肉じゃなく豚肉なんだから。あっ、ラムしゃぶもあったか。上富良野町のブースは『豚スペアリブ』(500円)と『リングソーセージ』(500円)を炭火で焼いて、通行人の足を止めまくってます。これは反則でしょ。見るからに豪華でよだれが止まらない。で、食べてみるとさ、期待を裏切らない美味しさなんだもん。

『北の国から』のちょっと北、上富良野町

こんなの目の前で焼かれてみ?買いたくなるって
 でもね、やっぱり海産物に目が行くのも道民の定めなのかな。次は別海町の『北海島えび串焼き』(4尾500円)。これ美味いぞ。頭から殻ごと食べれて、えびの味が口の中に広がりまくり。ブースの位置的に素通りされがちかもしれないけど、ぜひ立ち止まって食べて欲しい味。別海町はホタテだけじゃなかったのね。

幻のえび、美味かった。5本入れてくれたのはサービスかな?

鮮やかな 朱色に染まりし しまえびの…
 これは意外な一品。大樹町の『つぶのフライ』(3本500円)。小ぶりのつぶは焼いても煮てもインパクト小さいだろうけど、フライにするとは。小さなつぶに味が凝縮されていて。それに無駄な味を加えず、無駄に味を逃がさず。大皿にたくさん盛ってもらい、つまみながらビールが飲みたいよ。

あまりぱっっとしないブースに隠された美味

写真撮る前に一口いっちゃった
 そういや飯もの食べてなかった。往来に立つお兄さんの掲げるプラカードに目が留まり、礼文町の『うにたこにぎり』(2個600円)を。このおにぎりのすごいところは、写真ではわからないだろうけど、海苔が別添えであとでまくところ。最初からまいちゃうと、しけっちゃうもんね。ウニの濃厚さと、タコの食感を楽しめます。

毎日がこんなおにぎりだったら…痛風再発か
【5丁目 北海道の新・ご当地グルメ&HOKKAIDOラーメン祭り2015】
 今回はちゃんとラーメンを食べようと。でも、出店してる店の多くが行ったことがあったので、まだ未食のお店からチョイスです。「きわみ」さんの『ふかがわブラック(みそ)とろとろチャーシュー麺』(600円)。名前が長すぎじゃない?それはさておき、ブラックといえば醤油が相場だと思うんだけど、ここではみそでブラック。そのわけは、メンとスープに黒米を使用してるからなんだって。うん、美味しい。チャーシューとろとろしてました。

きわみの一品。黒いけどみそ
【10丁目 Oh!ドーリファーム】
 今回は10丁目にも足を運びました。10丁目には道内のお店の出展と、東北・北関東からの出展がありまして。仙台・牛タンに心魅かれながらも、24日に行くからなぁ…ということで、道内のお店を回りまして。
 秋は新蕎麦の季節です。北海道は蕎麦処。この時期、そばの香りに包まれます。そんな中、「幌加内十割そば東庵」で『牡蠣そば』(1,000円)を。十割のモチモチ感とそばの香りにうっとり。それでいてもさっとしてないのがいいんだよね。美味い。

幌加内は道内の有名な蕎麦の産地のひとつです

ちょっと贅沢に牡蠣そば。美味い
 最後はデザートで。「北海道うまいもん市」の『けずりいちご』(500円)。凍らせたいちごを薄くスライスし、その上に練乳をドバっと。練乳たっぷりは道民スタイルだよね。甘くておいしい一品です。

女の子にも人気のようです

練乳は道民の心意気?


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さっぽろオータムフェスト2015 その1(15.9.14)

 札幌の9月はうまいもんが集まるのだ。
 すっかり秋の風物詩になった『さっぽろオータムフェスト』。今年は開催期間を延長して、より多くのうまいもんを味わうことができるのです。ゆえに、例年は3期入れ替え制なのに、今年は4期入れ替え。これは頑張って行かなきゃダメだなって。
 ということで、まずは第1期のご紹介。
【8丁目 北札幌大通ふるさと市場】
  やっぱオータムフェストは8丁目でしょう。札幌に居ながらにして、道内の美味いものを食べまくることができる。札幌に住んでいることを幸せに思うひと時なんだよね。
 まずは厚岸町の『焼き牡蠣』(2個600円)。だって今は9月だよ。Rの付く月は牡蠣が美味しいんだよ。待ちに待ったRだよ。あ~旨い。プリプリジューシーで濃厚で。

目の前で焼いてくれるんだもん、そりゃ並ぶよね

角のブースの利点をいかし、プリプリ牡蠣をこれ見よがしに…
 続いて枝幸町。メインは『毛がに汁』なんだけど、あれって食べにくいじゃない。ということで、『ホタテバター焼き』(300円)を。見た感じ、バター焼きというよりはしょう油煮なんだけど、貝柱が程よくやわく、甘みがいっぱいなんだよね。量も充実、満足の一品。

毛がに推しのところ、あえてホタテで

バターしょう油、ご飯にかけたいくらい。ホタテを絶品に味付けてます
 海産が続いたので、ここいらで肉を入れておこうかと。でも、普通の肉じゃねぇ。ということで、豊富町の『鹿肉サイコロステーキ』(500円)を。これ、注文してから焼きだすんだよね。ちょっと時間がかかるけど、焼けていく鹿肉を眺めるのもこれまた楽し。そんな中、横から漂う美味そうな香りにつられ、『ホッキチャウダー』(500円)も追加注文。これぞ上客ってやつですか。鹿肉旨い!バジルも効いててやわらかい。筋張ってるイメージがあったけど、全然違ったわ。ホッキチャウダーはね、ダシが出まくってハズレなしでしょ。

豊富町はホッキ推しの鹿肉抑えラインアップ

ほっとするホッキチャウダーと、新たなる発見・鹿肉サイコロステーキ
 ここの〆は浜中町。モンキー・パンチ先生の出身地ということで、町ぐるみでルパンなのだ。そんな浜中町では『真つぶ焼き』(2個300円)を。これってすごく安くない?焼いても焼いてもおっつかないほどの人気だし。しかも美味いし。

浜中町は海鮮がどどーんと

ルパンの町の真つぶ焼きは、ぼくのハートを盗むのです
【5丁目 北海道の新・ご当地グルメ&HOKKAIDOラーメン祭り2015】
 北海道じゃらんが企画する新・ご当地グルメとラーメンを堪能できるエリア。第1期はラーメンの出展はほとんどなく、ご当地グルメが軒を連ねていたんだけど、なぜか足が向いたのはご当地御グルメではなく、札幌の居酒屋さん「鯖サンドと梅酒のお店 こころあそび」の『豚角煮丼と豚汁のセット』(1,000円)。おっ、今度お店にもいってみようかな。

店員の戸惑い感はさておき、魅力的な品揃えだったんだよね

角煮丼、やわらかくて美味しかった
 まだ腹に余裕があるかなと目を付けたのが、新・ご当地グルメのひとつ、別海町の『別海ジャンボホタテジンギスカン』(600円)。もやしの上にアスパラと大きなホタテ。これならちょうどいいかなと。ところがびっくり、受け取った商品は深い丼に盛られてる。まさかと思い、箸でもやしの奥を探ると、白米が顔を出すではないか。あぁ、こりゃ食べ過ぎだ。でも美味しかったのでしっかり残さず食べました。

どこにも丼の名前はなかったのに、写真にも写ってないのに…

この下にまさかのごはん。食べ応えありの一品です


エスニック日常的戯れ言

はるばる来たぜ、函館(15.7.5)

 決して荒まく波を乗り越えたわけじゃなく、高速道路を車で走ってだけど、函館です。年に数回は来ているので、そうそう珍しいわけでもないんだけど、いつもは仕事オンリーのところ、今回は少し自由時間が獲れたので。
 とはいえ、ゆっくり観光するだけの時間もなく、さわりだけって感じですが。
 このところのマイブームのひとつ、マンホールの蓋。日本各地で趣向を凝らした蓋があると気づいてから、ついつい下を見て歩くようになって。函館には4つのご当地マンホールがあり、観光名所にはカラーリングが施されたものも。確かに、函館駅前はノーマルタイプだったけど、元町公園付近では鮮やかな彩りが。今回は残念ながら2種類しか発見できなかった。
 
歴史ロマンにあふれる五稜郭もマンホールに
 
函館といえばイカでしょう。荒海にもまれるかわいいイカ
  元町公園の横にある函館市旧イギリス領事館。見晴らしのいいところに建っている。洋館と日本の木々のマッチング。それに青空が加わって、なんともいえぬいい眺め。中は土産物販売と喫茶室。ここで紅茶を飲んだら、100年前の英国人気分になれるのかな。それにしても驚いたのが、土産物屋の品揃え。どう見てもマトリョーシカ推しなのだ。マトリョーシカって、ロシアだよね。

ユニオンジャックたなびく旧イギリス領事館

緑と青が鮮やかな庭園

このコーナーだけじゃないんだ、マトリョーシカは

名所のひとつ・八幡坂


エスニック日常的戯れ言

国立名物うなちゃん(15.6.23)

「えっ?国立でうなぎですか?」
 当初は我孫子にある某研究所で会合を開き、手賀沼名物のうなぎを食べようって話をしていた。2年前にぼくが我孫子でうなぎを食べたって話が盛り上がり、次回会合が我孫子に決まりかけた時、国立にある某研究所の方から「うなぎなら国立にも」との話があって。
 需要のあるところに店ができるのは市場の理だけど、名物に至るのはそれなりの理由があるはず。これは一度体感してみないと。ということで、会合の開催場所がが国立の某研究所に、懇親会が『うなちゃん』に決まったのです。
 店について驚いた。この味わいのある店構え。この地に永く居を構え、愛され続けてきたのがよくわかる。あとで教えてもらったんだけど、国立駅の再開発の際、曳家で建物ごと移動したそうで。味も店構えもそっくりそのまま、国立の地に根を張り続けているのね。
 カウンターは既に満席状態。「入れるの?」と心配になったが、予約してるから大丈夫。カウンターのお客さんの後ろを身を細くしながらすり抜けて、奥の階段で2階の座敷へ。でもそこも人がいっぱい。ぼくら6人がぎりぎり座れるような混み具合。
「予約しないとなかなか入れない店なんだよ」
 くりから(身の部分の切れ端を串に巻いたもの)、肝焼き、白焼きと、酒が進むよ、すすむくん。〆はもちろんうな重で、至福の喜びを味わったので。名物という言葉に納得。

国立名物・うなちゃん、味のある店構え

調理場はカウンターからよく見える

くりからと呼ばれているものだそうです

うなぎの肝焼き、苦味がたまらない

白焼きはわさび醤油で

うな重はふっくらで美味しかった
  そうそう、実は入店前にNHK-BSの撮影クルーから、取材の申し込みを受けたんだよね。「みなさんで飲んでるところを撮影させてください」って。でも、残念ながら今回の出席者はいろいろと事情のあるメンバーだっただけに、泣く泣く取材をお断り。その後、カウンターのお客様で取材を敢行していたみたい。2階にいたからよくわからなかったけど。
 どんな内容の取材だったのか、確かめなきゃならないかな。


エスニック日常的戯れ言

横浜は野毛で文明開化の味を知る(15.6.12-13)

 早くから開港の影響で西欧文化に接し、洋食の根付いた横浜。スパゲッティーナポリタンは横浜で生まれたって知ってる?今回は所用で横浜へ行ったので、中華ではなく洋食を堪能しようかと。
中華街や伊勢崎町は何度か行ったけど、山崎まさよしの聖地・桜木町は海側の再開発されたお洒落タウンしか行ったことがなかった。でも、ちょっと調べたら野毛~都橋商店街というディープな酒場街があるではないか。そして、なぜか老舗洋食店も2軒ほど。これはもう、行くしかない。
 洋食キムラ(野毛店)は昭和13年に関内で創業したお店の支店にあたるとか。カッパを模したロゴマークがお洒落です。実は間違えて隣りの店に入り、メニューを見て「なんか違うよね…」ってことになり、あわてて入り直しちゃった。一番人気はバーバーグセット(1,320円)。Webで真っ黒になったホタテの貝殻に乗ったハンバーグの写真がたくさんあったので、ホタテの貝殻に乗せたハンバーグをオーブンで焼いてるのかと思ったら、ホタテ型の鉄板だった。てへっ。
 で、このアツアツのハンバーグが旨い。肉汁がドバッととかはなく、オーソドックスなんだけど、それこそが洋食って感じで。添えられた玉子も半熟状態で黄味を割って、肉につけつけ。味を支えるデミグラスソースがまろやかになります。
 洋食の2枚看板と言えば、デミグラスソースとホワイトソース。ここは両方いただかないと。だってぼくの大好物・グラタン(1,130円)がメニューにあるんだもん。グラタン出す店って札幌ではあまりないような。時間と手間がかかるだけに。こんがり焼き目がたまらない。表面の張りが破れ、中のソースと湯気が溢れてくる。ーロ入れると「アチッ!」。そうだ、ぼくは猫舌だった。ふーふーしながら美味を堪能。マカロニの弾力、鶏肉の味わい、最高です。

河童のロゴの看板が目印

ナプキンもおしぼりもロゴ入りです

ホタテ型の鉄板にハンバーグと目玉焼き。デミがぐつぐつ

グラタン万歳!あつあつはふーふーで
  次はランチで『米国風洋食センターグリル』。11時の開店、3番客として入店したのに、続々と後が入ってきて、気づけばすぐに満席状態。ここはガツンと食べるのにおすすめだとか。ー番人気はナポリタン。でもここはお店がおすすめする「特製浜ライス」(1,250円)を注文です。浜ライスはノーマルと特製の2種類があり、価格は200円違う。その差はオムライスのライスが白ご飯かチキンライスかなんだって。あと、チキンカツ、野菜サラダ、ポテトサラダがワンプレートに乗ってます。
 もうさ、豪快に食いやがれって。街の洋食屋の王道だよね。旨いし満腹だし、言うことなし。ナポリタンも他のセットも食べたいなぁ。特に★がついてたレバーベーコンセット(ナポリタン付き)でビールが飲みたい。
 
こちらも老舗・センターグリル

特製浜ランチはボリューム満点

玉子に隠れたチキンライスがこんにちわ
 野毛、昼呑みもありだよね。魅力的な店がいっぱい。今度本格的に探検しなくっちゃ。そして『大追跡』や『私立探偵濱マイク』のロケ地でもあった都橋商店街。ぜひともディープにハマってみたい。中華街よりこっちだな。

マンホールはベイブリッジなのね、横浜

野毛の飲み屋街は魅力に満ち溢れてます

川沿いに味のある店が立ち並ぶ都橋商店街

道路側はこんな感じ


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錦糸町でうまい飯(15.6.10-11)

 またも東京出張中。今回は本社のある錦糸町の飯屋を2軒ご紹介。基本、ぼくの情報源は食べログなので、ご紹介というよりはご報告の方が正解か。酒ではなくて、飯ですよ。酒もしこたま飲んでたけど、ぐでんぐでんだったから。
 まずは昼飯に寄った『亀戸ぎょうざ』。錦糸町なのに亀戸ぎょうざ。本店はやはり亀戸にあるようで。年季の入った店構え。横長のカウンターのみの座席(かなり狭い)。入口がたくさんあり、どこから入っていいか悩んじゃう。意を決して一番端の戸から入店。カウンター席に座り、定番の「ぎょうざとチャーハン」。ぎょうざ(250円)、チャーハン(550円)ともにリーズナブルでうれしいなぁ。ぎょうざはいたってシンプルだけど、その素朴さが味なんだよね。旨くて病みつきになりそう。からしをつけるのが亀戸流なのかな?お隣さんはぎょうざのみ3枚のオーダーでした。って、どんだけぎょうざ好きなんだい、昼から。
 チャーハンはしっとり感が一層空腹を満たしてくれる。このセット、昼飯にはもってこいじゃないの。あっ、でもぎょうざをつまみにビールも飲みたくなってきた。長居が無用の味なお店です。

すっかり色あせた軒の向こうに横長のカウンターオンリー

一見なんの変哲もない餃子なのに…旨い

チャーハンもしっとりで食べやすく旨い
 こちらは夜にしか開いてない、でも夜中もやってるカレー屋さん。店の名前にアジアを冠するのは、店主がバングラデシュの方で、本場の味を提供しているから。バングラデシュカレー食べたことないから、ぜひとも食べてみたかったんだよね。開店の20時にあわせて店に行くと、すでに並んでる人が。同伴者に一生懸命この店を語る、常連らしきお兄さんがいて、聞いたら店はカウンターのみ5人掛け。ぼくでちょうど満員だそうで。あっぶない。
 店のメニューはひとつのみ。日替わりでカレーのセットが提供される。木曜日のセットは「白米のライス」「野菜カレー」「魚のカレー」「マトンのカレー」「ダルカレー」。
 バングラデシュカレー、辛かったらどうしようと身構えていたんだけど、辛さではなく香辛料の深さを味わうカレーだった。その深さをうまく表現できないもどかしさ。一言で言うなら「旨い」なんだけどさ。野菜カレーはどちらかというとカレー風味の野菜炒めかな。驚いたのは魚のカレー。サバカレーとかツナカレーは食べたことあるけど、ここまで直球、しかも豪速球は初めて。がっつりー尾まるごとです。骨ごといけるかと思ったけど、さすがにそれは無理だった。マトンカレーは日本のスープカレーに見た目は近いかな。バングラデシュはイスラム圏のため、牛や豚、日本の鶏もダメなんだって。道民はジンギスカン文化ゆえ大歓迎だけど、人によっては敬遠するかも。ダルカレーはカレーというよりスープかな。先にも書いたけど、どれも旨くて大満足。違う曜日にも来て、全種食べつくしたい。ちなみにイスラム圏は酒もダメなそうで、酒は提供していないんだって。これで税込み1,100円。「ひとりだからなんとか」な経営状態だそうです。

ASIA CURRY HOUSE

Vegetables Curry on Whith Rice

Fish Curry

Matton Curry

Dall Curry

To Day Special


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真夏か梅雨か、東京ぶらり飯(15.6.2-3)

 またもや上京。今回はどうしても行きたい店があったのです。いつも築地場外に行っては、その長蛇の列にくじけてしまう『きつねや』。毎回土曜とか休日に行ってたけど、平日ならあそこまで混んではいないんじゃないかって思って。どうしてもおいしいもの食べたきゃ、並ぶのは必然かもしれないけど、できるだけ短い時間ですませたいじゃない。
 そんなこと思いながら、築地場外市場に到着。お目当ての『きつねや』前を見てみると、並んでいるけど列は短め。いよいよ大願成就の時が来たか。列の最後尾に並ぶと、すかさずぼくの後ろにも次々と人が。ただ、なんか違う。並んでいる人の多くが異国の言葉を話しているのだ。おぉ、富裕層と呼ばれる方々も、1杯850円のホルモン丼に群がるのか。
 いよいよぼくの番が来て、ホルモン丼に半熟玉子(50円)を注文。大鍋の真ん前の席で食べることができるこの幸せ。店主が鍋をかき混ぜ、ホルモンをすくうたびに、八丁味噌の香りが鼻をくすぐる。待ち望んだホルモン丼。味はもう言うことなし。ぐつぐつの鍋からアツアツのごはんにかけられたホルモンは、とにかくもう熱い。東京の暑さも加わって、猫舌肥満のぼくは汗がドバっと噴射です。回転率がすべての店だけに、ゆっくり味わってはいられなかったけど(異国語の圧倒的なボリュームに煽られもして)、念願のホルモン丼は旨かった。

白Yシャツの方の席に、その後ぼくが座ります

これがぐつぐつホルモン鍋

このために上京したといっても過言ではない…うそです、Live…いやいや仕事です
 それにしても暑かった。きっと気温は30度を超えていたに違いない。真夏日だ、真夏。夏と言えば…そう、かき氷。これはもう、今年最初のかき氷食べるしかないでしょ。早速スマホで「築地 かき氷」を検索。結構近くにお茶屋さんが喫茶室でかき氷を出しているとか。抹茶は得意な方じゃないんだけど、この暑さだから好き嫌いは言ってられない。とにかく涼をとるためにお茶屋さんへ。入店してまず聞いてみる。
「かき氷、やってますか?」
「はい。6月19日から出しております」
「じゃぁ、かき氷を一つ…」
 と言ったところで店員さんが指し示す張り紙を見て、呆然。まだじゃん。
 店を出てもう一度検索。すると、銀座一丁目に『雪ノ下』があるんだと。『雪ノ下』、実は去年から行きたくてしょうがなかったお店。昨夏大阪に行ったときに本店に行こうか悩み、その後横浜でも行くチャンスを逃してたんだよね。これも何かの縁に違いない。打合せ(お仕事)時間には十分余裕がある。ってことで、『雪ノ下』を目指す。
 小さいビルの狭い階段を上った3階に、『雪ノ下』銀座店があった。ラッキーなことに、ぼくの前には2組がいただけ。並んでいる間にメニューをもらって、悩む。銀座店一番人気はマスクメロン氷なんだとか。今月のおすすめ・パイナップルも捨てがたいし。でも、ここだけ&今だけを堪能するなら『愛媛カラマンダリン氷』(900円)でしょ。氷に蜜(シロップ)をかけるのではなく、果汁を凍らせて削るのね。それがゆえにまんべんなくオレンジ。甘くて酸っぱいさらさら氷が口の中でほわっとなるのです。これは反則?でも美味しいんです。
 そして自家製ジンジャエール(500円だけどかき氷とセットだと200円引き)。高知産の生姜たっぷりだけに、喉にジンジャーがスパーク。カナダドライでは味わえない濃厚さを堪能です。
 パンケーキも人気の店だけど、時間がかかるみたい。いつか食べてみようかな。おっさんひとりでこんな店にいたら、前園か的場浩二みたいだよね。

こいつは反則だぜ、愛媛カラマンダリン氷

なんかカクテルっぽいジンジャエール
 今日は三崎町で打合せ。終了後、帰札する前に昼飯を食べようと神保町へ。「神保町 ランチ」で検索すると、カレー、カレー、カレー、カレー、ラーメン、ラーメン、ラーメン、ラーメン、餃子、餃子、餃子、餃子。どうやら神保町はカレーとラーメンと餃子の聖地らしい。でもね、カレーでもラーメンでも餃子でもないんだよね、気分は。それで見つけたのがナポリタン。あっ、思っただけでケチャップの味が口の中に再現され、唾液が出てくる。ってことで、神保町『さぼうる2』へ。
 もうさ、うれしくなっちゃう。パスタじゃないのさ、スパゲッティ―。口の周りがオレンジになること請け合いのてかり。見ただけで食が進むの間違いなし。やっぱりぼくのハートをわしづかむのは、イタリアンじゃなく洋食屋なんだよね。女性も多く来店されてて、みなさんペロリと食べてらした。しあわせ。

てっきりビルの1階かと思ったら、こんな都心に一軒家風の店構え

これがナポリタンセット。サラダ付きで650円、スープorドリンクをつけて850円

山盛りナポリタンがケチャップでオレンジにてかってます


エスニック日常的戯れ言

立石で昼から大虎(15.5.16)

「土曜の散歩、どこにします?雨降るかなぁ」
「雨だったらいきなり呑みでもいいよ」
「じゃあ、とりあえず東京駅集合してから決めますか」

「雨あがったね、絶妙なタイミングで」
「歩く?それとも呑んじゃう?」
「歩きなら品川宿、呑むなら京成立石だね」
「ではジャンケンで」

 晴れたというのに呑みを捨てなかった時点で決まっていたのかもしれない。今日は昼呑みだってこと。ジャンケンはあっさり昼呑みに軍配が上がり、ー同都営浅草線で京成立石へ。
 多くの人がともに京成立石の改札から吐き出された。そんなことないだろうけど、全員昼から呑むのかと思ってしまう。たいして下調べしてなかったので、右へ行けばいいのか、左へ行けばいいのか…。しまった、完全に出遅れた。まずは立石の全体像を把握しようという小山隊長の建設的な意見に従い、まずは北口へ。そうだよね、いきなり呑み始めたら、いつものごとく酔っ払って迷子になるよね。
 時間はまだ1時過ぎ。さすがにこの時間から開いてる店は数少ない。開いてる店をキープしながら歩いていると、公園になにやら銅像が。『キャプテン翼』のGK若林源三ではないか。この辺りは『キャプテン翼』の舞台だったのか。そういや南葛SCのペナントがあったっけ。銅像設置Mapによると、立石には南口側に翼くんも立ってるとか。ならば酔う前に翼くんもおがんでおきましょう。
 北口から南口へ向う途中、SAYUKIが怪しげなアーケードを発見。「呑んべ横丁」ってインパクトあるよね。恐る恐る足を踏み入れる。昼間なのに薄暗く、いかにも場末の酒場街。仕込みの音は聞こえるが、開いてる店はなかったかな。
 南口へ移動しても、多くの店はまだ開店前。そんな中、名の知れた栄寿司には長蛇の列が。もう一店有名なもつ焼きの宇ち多゛を見ると…並んでない。ラッキーとばかりに声をかけると、
「すみません、もう閉店なもんで」
 おいおい、まだ1時だぞ。おそろしや立石。

京成立石の南口のアーケード

北側の通りからアーケードを望む。南葛SC、あるね

南に翼、北に若林

アサヒビールのロゴ、ドライ発売前のだよね
 
呑んべ横丁を入っていくと…怪しい

さすが人気の栄寿司

宇ち多゛は品切れ閉店だって…まだ1時だぞ
  北口、南口とひととおり歩き、翼くんも捕まえたので、いよいよ本日の一軒目、北口の『温故知新』に突入。下見の時はまだ空きが多かったのに、いざ入店の時はほぼ満員。メニューを見る限り、昼呑みの王道のような店。でも、中に入ると昭和感があまりなく、バルっぽかったりもして。
 昼呑みを開始するにあたり、より多くの店を回るためには一軒あたりの酒量を制限し(目安2杯)、長っ尻しないようにしないと。でもさ、料理来るまでに1杯は飲んじゃうし、料理たくさん頼んじゃったらその分飲んじゃうでしょ。なんて言いながら、まずはビールで乾杯。まあね、すぐ空いちゃうわね。次どうする?焼酎いっちゃう?いやいや、まだビールでしょなんて言ってたら、2杯制限なんてあってないようなもの。玉ねぎ焼き、辛味大根のしらすおろし、煮込み、鶏皮ポン酢、生刺し3点盛りとくれば…4杯でしたっけ?

いろいろあるけど、生刺しと煮込みと玉ねぎ焼きは鉄板でしょ

終わりなき夜…いや、昼の始まりです

店内混雑、陽気な呑み野郎たち

これが生刺し3点盛り
 南口に移動し、小山隊長、岡本、11郎がパチンコ屋で用を足して出てくると、SAYUKIがいない。あれ?トイレ?どこ行った?って探してたら、地元のおっちゃんと仲良く話すSAYUKIが。聞くと、地元の花屋さんにおすすめの店を聞いてたとか。で、早速紹介していただいた店に赴くと、開店は17時から。それまでの間、開いていた『ダイニングBar宙』でひと呑み。カウンター4席とテーブル1卓の狭小Bar。でも、こんな路面店が結構あるんだよね。おつまみはみそチーズくらい。商店街で好きな惣菜を買って持ち込んでもいいんだって。ここでは玉ハイ(玉露ハイ)やらトマトハイでスタートしたんだけど、2杯目からは焼酎お湯割り。最初はぼくらだけだったのに、見る間にカウンターが埋まってく。客以外にも通りすがりのおばちゃんが陽気に挨拶していく。すごく楽しい商店街じゃないですか。

このこじんまりさでペイできるんだろうか

オレンジのトマトハイと緑の玉ハイがきれいです

まだ2軒目なのにトロンとしてないか?
 そろそろ花屋のおっちゃんお勧めの店が開くんじゃね?ってことで、『炭炭』へ。ちょうど店を開けるところで、「暖簾かけ終わるまで待って」とのこと。そんくらいならなんぼでも待ちますよ。にしても外は明るい。3軒目だというのに。
 一番乗り客として奥のテーブル席をGET。メニューを見ている間に客が増える増える。気づけばほぼ満席状態。ここにきて正統派の焼き鳥は旨いにきまってる。料理、どれもが食べたくなってきて、結構な量を頼んじゃった。
「私もいろんな店で飲んできたけど、ここのバイトの子かわいいよ」
 珍しく隊長が店の子の容姿について語り出した。確かに北川景子似でかわいかったけど、隊長自らが言い出すのは珍しいこと。かなり酔ってる?料理の分だけ当然酒も進んだし。
「でも、最後はわかってるだろうな」
 小山隊長、4軒目突入宣言が出たところで、さっそうと店を移動です。

3軒目の炭炭オープンを見守る一同

約1名、すでに記憶が飛んでいたそうです。誰でしょう?
 「わかってるだろうな」と言われはしたけど、具体的な名はあげられず。でも、一同は気づいているのさ。最後はあの路地に突入するってこと。あの薄暗い横丁の、あの怪しい店の一軒に突入するということを。
「行くなら『さくら』がいいな。目をつけてたんだよね」
 えっ?SAYUKIは昼イチの下見ですでに決めてたって?あの状態で決め手になるものがなにかあったか?
 もうね、「これが昭和だ」って感じの飲み屋さん。常連のおじちゃん、おばちゃんが三々五々集まって、一日のあれこれを語り合うよな。ちょうどカウンターが4席空いてたので、4人仲良く収まります。
「いつも来るやつらが社員旅行に行ってんだよ。ラッキーだね」
 そんな会話からもうどっぷりお仲間にしていただいて。年齢も若く、明らかによそ者なのに、面白がって話してくれる。一見入りづらいお店でも、入ってしまえばどこよりもアットホームなのね。勉強になります。
 ハイボールを頼んだら、焼酎の炭酸割りだった。ゆえに写真で水のように見えてても、ちゃんとお酒です。
 楽しい時間を終え、店を出ようとしたら、またひとり常連さんが。
「入れる?入れる?」
「あっ、いまカウンター4席空きました」
「あれ?もう帰っちゃうの?」
 なんて会話がまた始まって。

普段ならチラ見して立ち去るところだけど、今夜はGO!

常連さんも交えて仲良く和気藹々と呑みました
 4軒、時間にして6時間強。呑んだ酒量は…わからん。記憶も完ぺきとはいいがたいけど、楽しかったことだけは心が覚えてる。ひどく酔ったことは身体が覚えてる。で、またやろうねってことを本能が叫んでる。
 つぎ引っ越すことがあったら、地元商店街のある街に住もう。


エスニック日常的戯れ言

昼に夜にと人形町(15.3.17)

 今日は日帰りで東京出張。午後はまるまる会議ゆえ、あまりゆっくりしてられない。
でも、昼飯と晩飯くらいは旨いもの食べたいじゃない。だから羽田空港→錦糸町間を人形町で途中下車するのです。
昼に行ったのは食べログのコメント曰く『孤独のグルメ』登場店、「天ぷら中山」です。開店30分後の11:30に行ったら、既に店外に入店待ちの列。サラリーマンよ、昼休みにはちと早いんでないの?でも、なかなか回転が早い店のようで、5分くらいで入れたわ。
 父さん、母さん、やすおくんの3人で切り盛りするお店。名物は黒いタレがたっぷりかかった天丼1,100円しじみ汁付き。えび×2、穴子、きす、人参のかき揚げが丼いっぱいに盛り付けられてる。どれも黒く染まって。しっとり感がよかったです。色の濃さゆえしょっぱいかと思いきや、すんなり馴染む味でした。もちろんぼくの背後や店外に入店を待つ方々がいたので、早々に引き上げです。

前に並んでいた人がみな入店し、いよいよ次はぼくの番

これが黒いタレの天丼だ!

おとうさん、おかあさん、やすおくんがカウンター内で奮闘する人気店
  午後は本社で「うーむ…」な会議を2本こなし、帰りにまた人形町へ。晩飯の狙いは10~3月限定でカキバターライスがいただける「小春軒」という洋食屋さん。今を逃すと10月までは味わえないカキバター焼きライス(1,300円)にビール小瓶(500円)、つまみにメンチカツ(300円)をつけて、1日の働きをねぎらいます。どんだけ働いたかはさておいて。ホントは大瓶にしたかったけど、まだ帰札の途中だったので。
 That's下町の洋食屋さんです。メンチカツの衣のカリカリ、ビールが進みます。そしてカキバター焼き、これはムニエルですね。でも、表面をこげるくらいに焼いているので、外側のパリパリ感と中のジューシー感の対比が面白い。バターの香りもたまらんわ。
 ビールを飲んでるぼくに「ライスは後で持ってくるから、欲しい時に言ってね」とのお母さんの気遣い。さすがです。しじみ汁(150円)追加です。

かわいらしい暖簾が出迎えてくれます

今月までなんだよ、カキバター焼きライスは

まずはおつまみ替わりにメンチカツ

カキバター焼き、見た目は鶏からだけどもね

ビールちびちび、至極の晩飯
 気付けば今日はしじみ汁Dayだったかな。肝臓に優しい人形町なのです。。


エスニック日常的戯れ言

錦糸町の夜は更けて(15.3.5)

 東京出張で錦糸町のお洒落なホテルに宿泊したんだけど、なんかぼくには背伸びしてるというかなんというか。身の丈に合っていないのかな。ぼくが東京(住まいは船橋)にいたころ、ロッテシティホテル錦糸町はボウリング場やゲーセンの入ったロッテ会館なわけで、錦糸町自体がもっと猥雑な街だったんだもん。今は亡き飯島愛が愛した下町、錦糸町。
 生まれ変わった都会の毒に脳味噌が侵されてなるものか、お洒落なラウンジで飯食ってちゃダメなんだなどとわけのわからぬ想いに駆られ、北口の一本入った路地にひとり出撃したのです。
 もちろん小心者のぼくですから、事前に食べログなんぞで旨い店をリサーチ。下町といえばもつ焼き屋ってことで、『もつ焼涌谷』の店前へ。うん、なんの情報もなしにひとりで入るには、めちゃくちゃハードルが高い店。なんたって表からは中の様子を伺うことすらできないんだもん。そう考えると食べログってありがたいよね。自分のお気に入りの店は紹介してほしくないという裏腹な気持ちを抱えながらも。

味のある店構え、お洒落な都会の雰囲気はまるでありません

食べ物メニュー。壁には本日のおすすめも
 恐る恐る扉を開けると、そこには昭和が息づいていた。サラリーマンやわけありのカップルで込み合っていたけど、幸運にもカウンターの手前にぽっかりと空きが。ラッキー、すんなり座ることに成功です。店内は中高年の活気がムンムン。写真を撮りたかったけど、そこはプライベート空間ということで自重です。ちなみにぼくの両隣のふた組は、どこぞの事務所の老社長と女性事務員、アラ還のちゃらい親父と妖しいお店勤務のハーフ・ジェシカという組み合わせ。これだよ、これ。ぼくの知ってた猥雑な錦糸町は。
 もつ焼き屋だもん、まずは煮込み。そしてレバー、ハツ、カシラに涌谷焼。気になる涌谷焼は鶏のつくねでした。いやいや旨い。ひっきりなしの注文にも、ぼくの目の前でおとうさんが黙々と備長炭で焼き上げるもつ焼き。写真はないけどししとうと本日のおすすめ・タンもとも旨かった。酢味噌でいただいた子袋刺しのコリコリ感。下町のもつ焼き屋満喫なのです。

煮込みは基本でしょ

ハツ、レバー、カシラ、涌谷焼き(鶏つくね)

子袋刺しはぷりっぷり
 下町の飲み屋につきものといえば、一見何かわからないドリンク。涌谷には「涌谷スペシャル」なる謎のドリンクがあるのです。説明書きは一切なし。おとうさんに聞いてみようかとも思ったけれど、忙しそうだし野暮ってもんじゃない。百聞は一見に如かず。迷う暇があるなら注文でしょう。で、現れたのはなんとも不思議な焼酎ベースの一品。独特の甘み、独特の苦み。正直一口飲んで「旨い!」と即答できる味ではないんだけど、きっと尾を引いて病みつきになるんだろう。通い続けると。なにが入ってるかはわかりませんでした。

涌谷スペシャル、琥珀色の
「ママが男を部屋に入れるなって」「Tバック食い込んでて」なんて悩ましい会話や、「タカナカとマイアミ行ったとき」「ナオユキが一番いいやつ」なんて興味津々な会話が飛び交う下町のもつ焼き屋。その場にいるだけで楽しいがいっぱい。
 〆は気になっていた「すいとん」。いまどきなかなか聞かないよ、すいとんなんて。おいてる店に今まで入ったことがない。そもそも食べたことすらないかもしれない。どんな逸品に仕上がっているのかと思ったら、これはなんとも胃にやさしい一品。すいとんと多くの野菜がダシと薄口しょうゆベースの汁に煮込まれていて。栄養も満点、これはホント飲みの〆に最高だね。

おかあさんが作る野菜たっぷりのすいとん
 楽しい下町、愉快な下町。愛すべき呑兵衛たちの夜の街に乾杯。


エスニック日常的戯れ言

東海地方を行く(15.2.10-12)

 「とりあえず一言」でも書いたけど、岐阜と名古屋をめぐる旅に行ってきまして。もちろん仕事なんだけど、いつものように楽しんでおります。
【2月10日】
 中部国際空港に降り立ち、手荷物を受け取ると、乗らねばならない列車の時間まであまり間がなくて。ゆっくりレストランで昼飯を食べてる余裕がない。でも、せっかくだから名古屋グルメを食したい。ということで、弁当を買って列車の中で食べることに。選んだ弁当はみそかつ矢場とんのロースかつ弁当(1,080円)。注文から5分ほど。弁当を受け取り、特急列車へ。
 豚のキャラが店内にも、紙袋にも、パッケージにも。そういや店頭にはTシャツも売ってたなぁ。名古屋では愛されてるキャラなのかな?
 特急列車、えらい混んでたんだけど、弁当を食べようとしているのはぼくひとり。ちょっと躊躇しかけたけど、揚げたてとんかつだもん、さめる前に食べなくちゃ。ふたを開けてちょっと驚き。自慢のみそソースの量が半端ない。普通の人はこれ全部かけるのか?ぼく的に適度の量をかけてみたら、半分以上余ったよ。で、甘辛いソースのかかったとんかつ、おいしかったよ。余ったソースは持って帰り、ゆで卵にかけてます。

壁も天井もマスコットキャラクターがいっぱい

矢場とんのロースかつ弁当
【2月11日】
 せっかく名古屋に来たんだからひつまぶしを食べようと、ホテルでお薦めの店を聞く。名鉄百貨店の『まるや本店』が人気だというので、開店11時に行ってみると…。なんだこの長蛇の列は。店員さん曰く「今日は観光客の方が大勢見えられていて。今ですと1時間半から2時間待ちです」だと。うーむ、夕方までたいして予定はないとはいえ、そこまではさすがに待てん。名古屋城にも行きたいし。そこで、スマホで駅近くのお店を検索。地下街(エスカ)の『備長』へ目的地変更です。
 
まるや激混みで断念
 やっぱり並んでる。でも、このくらいならまだいいか。少し待てば椅子にも座れそうだし。店員さんに聞くと15~20分待ち。ならばと予じめ見せてもらったメニューから「ひつまぶし3,100円(税抜き)」に「肝吸い+150円」をオーダー。きっちり20分で無事入店です。
 ひつまぶしって、タレの香ばしさを味わうのね(私的感想です)。鰻的にはそんなに肉厚でも、脂がのっているわけでもない。でも、ダシをかけた時の身のほぐれ感がなんとも素敵。ぼくはやっぱり、あっさり食べれるお茶漬けが一番好き。

ひつまぶし&肝吸い

一杯目はそのままいただきます

二杯目は薬味をのせて

三杯目はダシをかけてお茶漬けに
 せっかく名古屋に来たんだから、名古屋城を見に行こう。金のしゃちほこに会いに行こう。天守閣に登らなきゃ、金もかからないんでしょ…というのは勝手な思い込みだったようで。バスで名古屋城に到着すると、どこを見渡しても名古屋城らしきものが見えない。観光客の流れに従って城門らしきところへ行くと、入場料500円の文字が。大阪城とは違い、金を払わないと入れないのね。ここまで来て500円を惜しむのもね、せこい男と思われちゃうので、支払って入場。
 ここの敷地って広いんだなぁ。大きいはずの名古屋城が遠くに見えるんだもん。でも、歩を進めるうちに城はどんどん大きくなり、金のしゃちほこもくっきりと。白壁の城もさることながら、その基礎となる石積みがでかかった。あのなめらかなスロープはどうやって作ったんだろうか。すげぇ。
 せっかく入場料を払ったんだから、天守閣にも登ってみますか。で、出迎えてくれたのは金のしゃちほこ。これがなんともかわいいやつで。こんなのが江戸時代から名古屋の空で輝いていたのか。こいつは愛知県民に愛されるわけだ。

椿と名古屋城。尾張ツバキって有名なんだって

入口から見上げる城も精悍なり。エレベータに見る近代化の波

金のしゃちほこ、かわいいやつです

機上から見た名古屋城。緑の敷地の広いこと

名古屋城とぼく
 夜は岐阜へ移動。くや探創始メンバーの一人、Yasとの飲み会。買い物がしたかったので、待ち合わせ時間よりも早くJR岐阜駅に到着。少し時間があったので、駅前広場をぼんやりと。きれいな円形のかなり広い広場。なのに人っ子一人いないなんて。17時前なのに。せっかくなので、広場を独り占めしてど真ん中で全周囲写真をパチリ。これがきれいな丸で気持ちいい。「信長ゆめ広場」っていうんだって。ステージもあるそうだけど…わからなかった。信長ゆめ広場を見渡すようにそびえ立つのは黄金の信長公像。これがまた金ぴかで。下から見上げる形なので表情が見えづらいんだけど、きっと凛々しいに違いない。
 ぼくのリクエストで、岐阜のB級グルメ・鶏(とり)ちゃん焼きを食べようと、Yasに連れられ『居酒屋けい(蛍)』へ。Yasとは昨秋にも会っていたので、久々による見た目のギャップもさほどなく、なんかいつも会ってる雰囲気で飲んでたよ。ちなみにこの店の鶏ちゃん焼きは「けいちゃん焼き」ていうんだけど、鶏(けい)と店名をかけてのネーミングだって、たった今気づいたよ。酔ってる時は思考回路が麻痺してるからさ。鶏肉を味噌ベースで焼いた鶏ちゃん焼き。お味は…普通かな。

信長ゆめ広場を独り占めしてまんまる写真。下方の金色が金ぴか信長像です

くや探創始メンバーのYasとぼく。おたがい老いたね

これが「けいちゃん焼き」
【2月12日】
 この日は真面目にお仕事です。昼飯は元相棒・O森に連れられて、支社の近くの麺屋・浅田屋で味噌煮込みうどん。これが名古屋って感じだね。
  夜も元相棒・O森に連れられて、『居酒屋・そら豆』へ。O森がかねてから目をつけていたという、銭湯を改築したという居酒屋。偶然にもこの日が新装開店オープン日。なんとなくスペシャル感だね。
 店内に入ると、これがなんだかおもしろい造り。どこが湯船か、どこが脱衣場か、どっちが女湯かなんて、想像が駆け巡る。
 新装開店に合わせ、系列店から応援に来たという店員くんにおすすめ料理を尋ねると、「店のおすすめとは違いますが、ぼくがプライベートで来た時に必ず頼む料理が…」と、お客目線でお勧めを紹介してくれて。それがホントに美味かった。ナイスだO森、ナイスだ店員くん。
 雰囲気もいいし、料理も美味い。名古屋に来た時の常店にしちゃいそうだよ、ここ。

江戸時代からやってそうな元銭湯の居酒屋・そら豆。右の煙突が渋いです

元相棒のO森とぼく。ケタケタ笑える仲間です

手前の2品が店員くんお勧めの美味いやつ。マグロのなんたらとかぼちゃのチーズ焼き

名古屋風おでんにはだし巻き卵が…、それに普通の玉子って、どんだけ玉子好きだよ

パティシエおすすめのデザートはもちもち杏仁豆腐と抹茶アイスとほうじ茶のロールケーキ
 名古屋~岐阜、面白かったなぁ。でも、名古屋名物喫茶店のモーニングを食べられなかったのが残念なので、また行きたいなぁ。そら豆でも飲みたいし。ゆる~いお仕事ないかなぁ。


エスニック日常的戯れ言

築地場外市場をゆく(15.1.24)

 どうしても行きたい店があり、築地場外市場へやって来た。一度平日午前中という来店の絶好チャンスがあったのに、急遽本社に呼び出され、機を逸したのが悔やまれて。今回は帰札前のブランチにと。
 都営浅草線を東銀座で下車し、荷物をコインロッカーに預けて、準備万端乗り込んだのに、店の前には長蛇の列。並ぶか…しばし悩むも一昨夜のLiveと昨夜の酒でふらつくぼくの足腰がNGを訴える。あぁ食べたかったな、ホルモン丼。

きつねやのホルモン丼、いつの日かきっと
  気をとり直し、食べ歩き散策。築地は魚ってイメージだけど、実は玉子焼の激戦区でもある。テリー伊藤の実家・丸武なんかもそのひとつ。でも今回は『大定』でほか玉(120円)をいただく。まさに焼き立てほっかほか。断面はミルフィーユ状でふんわり。居酒屋のだしまきとは違う、地の甘さが染みるのです。
 
丸武をスルーして大定へ

ほか玉、できたてホクホクで旨いんだ
  ここで人混み多い仲小路に突入。『鯨の登美粋』で一番人気と銘打たれた鯨カツ(200円)を購入。うん…立田揚げの方がよかったかな。肉がうすくて食べてる実感が湧かない。駄菓子屋のハムカツというか、衣食べてるみたいな。次は立田揚げで。

鯨カツはちょっと薄かった
  お次はとうきびに魅せられ、『味の浜藤築地本店』へ。お目当てのもろこし揚(320円)の2つ隣にまぐろメンチカツ(310円)なるー品も。今度のカツは肉厚なことを確認し、両方購入。もろこし揚は想像通り、コーンに覆われたすり身もいい味してた。まぐろメンチカツは中がツナ状かと思いきや、ジューシーで肉って感じ。これもまた旨し。

店の看板商品・もろこし揚

まぐろのメンチカツ、ボリュームあって
 土産に『江戸ー』で佃煮買って、そろそろ飛行機のお時間で。

いろんな佃煮がいっぱいあって、迷っちゃう

そうそう、すしざんまいでマグロの解体ショーやってたわ
 次こそきホルモン丼を食べたいなぁ。


エスニック日常的戯れ言

赤羽ふたたび(15.1.11)

 休日だし、昼から飲もうか。ならばぜひとも赤羽で。
 おじさん3人が15:30に赤羽北改札に集合し、昼呑みのはじまり。店はまるで決めてない。だって、赤羽は昼からでもいろんな店が開いてるんだもん。
「ちょっと行きたい店あるんですけど、いいですか?」
 11郎がスマホをチェックしながら希望したのは『鯉と鰻のまるます家』。実は昨年のGWにぼくも訪れており、その報告を読んだ人から「孤独のグルメを追ってるの?」と言われたなぁ。ぼく自身、『孤独のグルメ』はマンガもドラマも見てなかったので、結構びっくりしたもので。11郎にその言葉をそのまま投げかけると、アタリだったらしい。
 ところが『鯉と鰻のまるます家』、長蛇の列ができていて。これは『孤独のグルメ』効果なのかな?おとなりの人気店『赤羽トロ函』はまだ入れそう。ならば迷わずINNでしょう。そんでもって名物のマグロをいただいて。小山隊長、おかもと、11郎の濃い~(?)飲み会の始まりです。

All for One , One for All 乾杯!

マグロかま、刺身盛、もつ煮、ポテサラ、ほほ肉の炙り…旨い

夢の中身は風まかせ、魚眼レンズで君を覗いて
 一軒目は赤羽一番街のメインストリートだったので、次は一本入った怪しげなOK横丁へ。まだ17:30くらいなのに、早くもこの怪しさ。でも健全なお子ちゃまのぼくらは一番看板の明るい『八起(やおき)』に入るのです。なぜって?ちょうどお客を送り出した店員さんに、「3名なら今出られたところだから入れますよ」と言われたから。なんと素直な客だこと。

夜の街・赤羽、赤と緑のシンクロです

そして、有名店・八起へ
 なんかいろいろ食べたっけ。焼酎お湯割り何杯飲んだかなぁ。歴代プロ野球選手のベストナインを考えてたりしたっけ。意外とぼくら、野球小僧なのかも。いやいや、しこたま飲んだなぁ。21:00くらいに店を出て、赤羽駅でみんなと別れたんだけど、その後どうやってホテルへ行ったか覚えていない。朝になってホテルの部屋を見渡したら、ローソンのおでんの容器があったんだよね。70円フェアだったようで。
 ちなみに小山隊長は八起を出るくらいから覚えていなかったそうで。みんな酒弱くなってきたのかな。
 翌朝、休日だというのに6:00に起床。まぁ、前夜は22:00くらいには寝てたはずだから。チェックアウトまでのんびりしてられるので、朝飯どこで食べるか、Web検索したりして。候補は二つ。みんながあまりにもハマっているらしい『孤独のグルメ』のドラマロケにも登場したという『フルーツパーラープチモンド』のフルーツサンドと、『鯵屋』のあじのたたき丼。ここでふと考える。フルーツサンドはサンドイッチなくらいだから、テイクアウトできるんじゃないかなって。まずはプチモンドへ行き、フルーツサンドがテイクアウトできるかを確認。できるようなら昼飯用にフルーツサンドを購入し、朝飯はあじのたたき丼にしようかと。
 『フルーツパーラープチモンド』は果物屋さんの奥に小さなカフェがありまして。中に入ってテイクアウトについて尋ねると、二つ返事でOKだって。やったー。ってことで、フルーツサンドフルーツサンドをかばんに忍ばせ、『鯵家』へ。単品であじのたたき丼とつみれ汁、あじの天ぷらを注文したけど、定食にすればもう一品ついたらしい。食券買機がなせる罠だよね。失敗失敗。でもこれが美味しかった。あじのたたきのこなれた感じがいいんだよね。
 そして昼飯はフルーツサンド(750円)。イチゴ、ミカン、リンゴ、メロンなんかの酸味が生クリームにくるまって、まろやかで美味しいです。



 やっぱり赤羽は面白いなぁ。まだまだ探検の余地がありますね、これは。


エスニック日常的戯れ言