「鹿島アントラーズvsジュビロ磐田」を観る(04.6.19) |
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磐田出身の後輩・あくまくん(仮称)が「ジュビロの1stステージ優勝の瞬間を見届けましょう」と誘ってくれたので、鹿島スタジアムにアントラーズvsジュビロ戦を観に行くことに。しかし、水曜日の試合でジュビロが引き分けてしまい、ジュビロ優勝を見届けるのには黄色信号。そういえば後輩・あくまくんは昨年の2ndステージ最終節横浜国際総合競技場で、ジュビロ逆転負け大どんでん返しのマリノス優勝を見届けた男だった。ちょっと暗雲。 鹿島スタジアムはW杯以来。その時は電車で会場まで行ったので(今回は車)気がつかなかったけど、鹿島スタジアムには現・日本代表監督ジーコの像があったのね。足型も・・・。
ジュビロがボールを支配してゲームは進むんだけど、フィニッシュまでもっていけない。逆にアントラーズのカウンターをくらい、ひやりとするシュートシーンがたびたび。 「平瀬でよかった」 と、隣にいた11郎連発。 信夫が右にはることで、ジュビロ特有の流れるようなポジションチェンジは影を潜め、俊哉の飛び込みなども見られない展開。前田のポストにグラウが絡めず、名波はちょっと消えかかっている。福西の飛び出しだけがいつものジュビロのよう。DFを崩しはするんだけど、シュートを打てない最悪の展開。
終盤、グラウに替えて中山隊長を投入、俊哉・信夫も替えて中央を厚くするも、うまく機能しない。 そして迎えたロスタイム。コーナーキックから岩政のヘッドが決まってジ・エンド。 なんとももったいない試合。信夫の先発起用がアダとなったか。あのスピードとプレースタイルは途中出場ではアクセントになるが、今のジュビロの主流にはなれないといったところか。 これで優勝はかなり厳しくなった。あくまくんは晴れて『負け神様』とぼくらに呼ばれることになったのだ。 |
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「U-23日本代表vsU-23バーレーン代表」を観る(04.3.14) |
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まさかっ・・・! 場内が凍りついた。 ピッチの中の赤いユニフォームだけが歓喜の声を挙げていた。 後ろにいたオバサンが大声で叫ぶ。 「全然ファールじゃないよ。審判どこ見てるの?」 残念ながら那須のあのプレーはやはりファールだった。でも、イエローをもらうほどのプレーでは・・・。ホームなんだし。 ゴール前でのフリーキック。壁に当たったボールがバーレーンFWの前にこぼれた。決して集中がキレたわけじゃないんだろうが、フリーのFW。ここまでまともなシュートは撃たれていなかったのに、その一発だけは的確にゴールネットに突き刺さった。 ちょっと時間をさかのぼる。日本戦の前に行われた、U-23レバノンvsU-23UAE戦。場内の日本人は誰もがレバノンを応援していた。UAEが勝ち点を取りこぼせば、日本は五輪出場にまた一歩近づく。試合を優位に進めるUAEをあざ笑うかのように、レバノンのセットプレーが2発決まる。
まさに第一試合のリプレーを観ているかのよう。 突破を期待した石川は不発。ボランチ啓太を下げてまで司令塔・松井を入れて点を取りに行ったのに、前田がボランチに下がってしまうというチグハグさ。 「遼一、あがれ〜!」 と叫んだのはぼくだけじゃないはず。 UAE引き分けで俄然近づいた五輪の切符が・・・。どこで歯車が狂ったのだろうか。確かに引いて守られたので、ボールは思うように回らなかった。でも、セットプレーからいいチャンスをいっぱい作っていたじゃない。 闘莉王が負傷退場したのは確かに痛かった。でも、闘莉王は今年から加入した選手。彼に頼ってばかりもいられないじゃない。 スタメンや交替選手は山本監督にお任せするしかないけれど、出た選手はとにかく持ってるすべてをピッチで出し切って欲しい。 頼むよぉ〜! |
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スノボ合宿2004-2(04.3.6-7) |
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「なんか高速チェーン規制やってるらしいですよ。風も強いって」 A倉改めクルボが合流早々に一言。今回は去年もクルボと行った羽鳥湖スキー場での合宿。もう3月だし、去年の例からいって強風はあっても雪はなぁ・・・。半信半疑のまま、ぼく・クルボに今回初参加のD.A.を乗せた車は東北道を北上する。すると、事故・事故のオンパレードの後、雪が積もっているではないか。さすがに前回の合宿ほどではないけれど。天気は晴れと雪の一進一退ながら、前回に引き続きパウダースノーを楽しめる・・・という期待感に、胸は膨らみ、足はうずく。いっちょバシっとすべったろかい! で、到着した羽鳥湖スキー場は目にも眩しい青い空・・・なんだけど、風がすごく強く、雲が高速で流れていく。昨年の猫バスに替わり登場したプーさんの雪像にも、横殴りの風が吹き付ける。きっとミッキーだったら倒されていたかもしれない。 昼飯を食べて仕度を整え、颯爽とクワッドに乗り込むも、強風のため徐行運転。 「なんかぼくと岡本さんがスノボに来ると、風に祟られますよね」 確かに、前回も去年も強風だったんだよなぁ。羽鳥湖スキー場のクワッドにはフードがついていないから、寒いっ! 風に煽られながら、積もりたての雪の上をすべる。さすがに頂上付近はアイスバーン状態の箇所もあったけど、気持ちいい。ボードのぼくとクルボはもちろん、ファンスキーで参加のD.A.も颯爽と斜面を滑り降りる。
ナイターに突入すると雪がまた降り出し、視界もだいぶ悪くなる。リフトは相変わらずノロノロ運行で、寒いのに長いっ! ふと後ろを振り向くと、D.A.が寝てるじゃないか。よくぞ落ちずにいられるもんだ。落ちる瞬間はぜひ動画で撮影しなくては・・・。まっ、結局のところ落ちはしなかったんだけどね。 そんなこんなで初日を終えて、去年も泊まったレジーナの森へ移動。今回の合宿の特筆すべきは、みんなハイテンション。思えば朝から息つくひまなくしゃべり続けてる。静かなのはすべってるときくらいか。しかも、3人ともボケ揃いだったりして。しょうがないからクルボをツッコミ担当に任命。 「だって、ネプチューンでいったら、D.A.がホリケンでぼくが泰造なんだから、クルボが名倉やるしかないじゃない」 風呂(温泉)・食事中も楽しく会話し、部屋に戻ってからも爆笑の連続。気がつけば午前3時過ぎ。まったく、なにやってんだか。楽しすぎ。消灯後もぼくとクルボは「スター・ウォーズ」ネタで盛り上がったのだった。 窓から射し込む陽射しが眩しくて(正確にはセットしていた携帯のアラームが鳴ったから)目を覚ます。ハッキリ言って、眠い。そりゃそうだ。 隣で目を覚ましたクルボが不思議そうにぼくに聞く。 「岡本さん、夢見てました?」 「たぶん。覚えてないけど。なんで?」 「寝言言ってたんですよ。『パキュン!』って」 「ええええええええええ〜」 2日目は風も比較的治まり、いい感じ。日曜なので前日よりは人も多かったけど、昨夜降り積もった雪もいい感じで、滑り降りるたびに喜びいっぱい。D.A.は軽快に滑走し、クルボは新技会得に余念がない。そして、そして、遂にクルボがワンエイティを・・・。ちょっと悔しい。 とかなんとか言いながら、散々すべり倒した2日間。帰りはお約束の温泉につかり、白河鑑定団でフィギアと映画のパンフで大盛り上がり。帰り着くまで会話が止まらず、翌日はみんなして喉が痛くなったのでした。 |
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スノボ合宿! 2004-1(04.2.15-16) |
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今シーズンの初すべりは1泊2日の合宿だっ!場所はぼくのスノボデビューの地、アルツ磐梯スキー場。メンバーは去年一緒に羽鳥湖遠征したA倉くんと、今回がスノボデビューのS田くん。2日目のみ参加で師匠・うり坊。うり坊以外は雪山に飢えた首都圏在住ボーダーなのだ。 とか言いながら、船橋を7時過ぎに出発し、雪の影響もあったものの昼過ぎに到着という大名スノボ。月曜日に揃って休みが取れるといういかにも怪しいサラリーマン集団なのだ。 「今年は暖冬」と言われている割に、東北道で福島県内に入るとあちこち積雪。郡山では雪が降り始め、磐越道に入ると吹雪で視界がすごく悪い。おかげで車もトロトロ運転。やっとのことでたどり着いたスキー場は横殴りの雪の白い世界。 「ほんとにすべるんですか?」 そんな戸惑いをぐっとこらえてゴンドラで山頂を目指すも・・・強風のため営業停止。動いているクワッドも1本のみと、条件最悪じゃないですか。 とりあえず動いているクワッドの長蛇の列に並び、超徐行運転で山頂へ。S田は初めての割りにちゃんと立てている。それでは行きましょうと視界ほぼゼロの中へ突入。少しすべったところで2人を待つも、なかなか降りてこない。というか視界がないのでどうなっているかわからない。もしかしてぼくに気づかずにすべり降りているのかも・・・。ちょっと不安になって一気に下まですべり降りたが誰もいない。しばらく待つとA倉が降りてきた。 「S田に付き合ってたんだけど、全然すべれなくて。『先行って下さい』っていうから降りてきちゃいましたよ。」 さすがにデビューで視界ゼロはとても厳しいか。 「とりあえず木の葉落しは教えましたが、ここで待っているよりもぼくらがもう一度上ってすべりながら拾った方がいいかもしれないかな」 ってことなので、ぼくとA倉は再びクワッドに乗り込む。
「大丈夫ですよ。COOLな格好だけどすべれないやつ探せばいいんだから」 ところが予想に反してCOOLな格好のやつは斜面にいなく、自力で麓まで降りていたのだ。ガッツあるじゃん。と思いきや、 「今日のところはこれくらいにしませんか?」 腰の引けてるS田を強引にクワッドに乗せ、山頂まで行くと、横殴りの風は徐々に収まり、晴れこそはしないものの視界は良好に。気がつくと吹雪き積もったパウダースノーがコースを覆い、絶好のコンディションではないか。 勢いづいたぼくらはふかふかのゲレンデを流れるように何本もすべり降り、一部ナイターに突入するまで満喫したのだった。
まずは初日運転していなかったゴンドラに乗って山頂へ。麓では十分あった視界も、山頂ではかなり厳しくなっていた。それでも難なくすべり降り、仙台から遅れて到着したうり坊と合流する。その後はイケイケ。一晩降り積もった新雪がとても心地よい。S田も遅れまいと必死についてくる。フォームはぎこちないが、それなりにすべれている。上達早し。 初日運転していなかった第3クワットで山頂へ行くと、昨日1日閉鎖されていたコースを発見。新雪がきれいに積もり、踏まれた後がほとんどない。誰も踏み入れていないゲレンデに自分のシュプールを描くなんてかっこいいじゃないと、意気揚々みんなですべり出したところ、次々と豪快に転倒。新雪が必要以上に積もっている上、踏みしめられていないもんだから、すべっているハナから沈んでいき、ターンを切るとボードが突き刺さる。 「ダメだよこりゃー」 うり坊が叫ぶ。A倉も顔から突っ込み四苦八苦。S田は・・・。ちなみにぼくは転ぶたびに身体が埋まっていき、アリ地獄状態に。一同久々に「やられたーっ」
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「U-23日本代表vsU-23イラン代表」を観る(04.2.8) |
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初めて行ったさいたまスタジアム2002。バックスタンド中央前から6列目って、すっげー近いじゃん。さすがサッカー専用スタジアム。練習しているU-23の面々がすぐそこにいるじゃないか。スタメンとサブに分かれると、スタメン組に・・・山瀬!今野!
「ほら、あそこの山瀬と今野。あの子たち上手いから、覚えとくといいよ」 世間の目が平山と闘莉王に釘付けの中、札幌オヤジは我が子の自慢をするかのように山瀬と今野を見守ったのだ。 試合開始とともにスペースをうまく使い、前線にスルーを出すばかりではなく、自らも飛び出しを見せる山瀬。 「あの子、となり町のボンズなんだよね」 激しく動き回り、屈強なイラン勢に当たり負けしないでボールを奪う今野。 「札幌でおれが教えてやったんだよ」 2人がいいプレーをするたびに絶好調になっていく札幌オヤジ。これがまた、好プレー連発なんだ。 圧巻は先制点。スタジアムにいる99.9%が平山の、ニューヒーローの誕生に歓喜の声を張り上げた中、札幌オヤジのテンションも急上昇。 「見た?今野のカットから山瀬のスルーが生んだ1点だよ。いいねぇ、あの子たちは」 これには同行した後輩・11郎もあきれ果てて一言。 「どんなに褒めても2人ともコンサドーレには戻りませんよ」 でも、スタジアムにいた0.09%の浦和オヤジは、 「山瀬のスルーに達也が走りこんでピンポイントクロスだよ」 と誇らしげに語ったに違いない。
で、他に目を向けるとやっぱり平山。ごっつぁんゴールとはいえあそこに走りこんでいるんだもん。高い・強いイランDF相手に上手く身体を入れてポストもできるし、ロスタイムのシュートもかっこいい。末恐ろしや。 もう一人の注目・闘莉王は張り切りすぎかな。積極的な攻撃参加と統率力が売りなんだろうけど、一番声が出ていたのは線審へのオフサイド判定のクレーム。果敢にオフサイドを狙う統率力よりも、リベロとしての強さと安定感を見せて欲しかった。そういえば山本監督の3バックってフラット3だっけ? もう一人目を引いたのが徳永。速い速い。カバーリングの速さといったらあっという間。こんなのが大学生やってるなんて、もったいない。今回のメンバーでは両サイドMFが今ひとつなので、右SMFとしても期待してしまうけど、本番には現A代表徴集中の石川が帰ってくるだろうから、ぜひ右DFで。あっ、茂庭も帰ってくる?いや、十分争えるよ。 左DFの那須も良かった。闘莉王の上がった穴をきっちり埋めてたし、闘莉王よりも安定していた。 あとはやっぱり田中達也。大久保は戻ってきても控えかな。 U-23イラン代表が想像以上に強かったので、1−1の引き分けでも前日のフル代表戦よりもはるかに面白かった。 オリンピック予選のA組(シードは韓国)には中国とイランがいるんだよね。日本はA組でなくて本当に良かった。 ってことで、これから始まるオリンピック予選、札幌オヤジの目がますます細くなるような活躍を頼むぜ、山瀬&今野! |
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久々にフットサルをする(04.2.7) |
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1年8ヶ月ぶりにフットサルをした。前回はワールドカップで盛り上がっていた頃。前2回のフットサルで無得点に終わったぼくとしては、ここはなんとしてでも1点入れなくてはと、1週間前からメンバー(後輩)に「オレ守らないから。ずっと前線に張ってるから」と宣言したのだ。 そして迎えた当日。当然長いブランクの間に自主トレをしていたわけでもないので、体力は前回よりも確実に落ちている。まともに動けるのはきっと最初の3分だけ。その3分が勝負! キックオフとともに前線へ上がると、後輩たちがいいパスをくれるではないか。狙い済ましてシュートっ・・・枠の外。走りこんでシュートっ・・・キーパーブロック。ワントラップ・・・がラインを割る。後方から飛ぶ罵声の数々。 体力も早々に底をつき、後はスローモーな動きばかり。パスもだんだん厳しくなり(ぼくが追いつけなくなっただけかもしれないが)、攻め込まれても戻るのすら億劫で、左サイドに立ち尽くしてたその時、ぼくの足元に優しいパスが・・・。インにちょっとかけて放ったシュート(意図的かどうかは不問のこと)がゴールマウス右隅に吸い込まれる。味方から安堵の歓声が湧き起こると、敵チームのあくま鈴木が一言。 「岡本さんだから入らないと思って、ディフェンスいくのやめたんだよなぁ」 何はともあれ新潟でやってたとき以来のゴール。今日も散々外しまくったけど、未だ代表ノーゴールの大久保よりは・・・ごめんなさい。 ちなみにぼくのゴールシーンの写真はありません。でも、うそじゃないんだよぉ。 |
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「U−STYLE旗揚げ一周年大会」を観る(04.2.4) |
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昨年大晦日のテレビを見てもわかるように、この頃はすっごい格闘技ブーム。その中で、ぼくにとっては「U」という文字の持つ意味ってすごく大きいのである。前田日明を中心とした一大格闘ムーブメント・U.W.F.。ぼくの青春の中でも大きな位置を占めるU.W.F.。 その遺伝子を受け継ぐ田村潔司が主宰するU−STYLEは、U.W.F.のルールをほぼ踏襲した興行なのだ。今で言う総合格闘技のルールができる過程に位置したため、前田日明でさえ「過去のもの」とコメントしているが、がむしゃらに突っ込むだけの選手が活躍できる今の総合格闘技とは違い、確かな技を持ったものが勝つスタイル。 そのU−STYLE旗揚げ一周年大会のメインが田村潔司vs高阪剛ときたもんだ。U.W.F.解散後、前田日明が創設したRINGSに入門し、前田に師事した高阪剛。U.W.F.フリーク、前田信奉者にとっては涙モノの必見カード。 試合は全部で6試合。このスタイルが復活して1年ゆえに、さすがに若い子らの試合はまだまだレベルは低いものの、緊迫した攻防には昔を思い出し声を張り上げてしまう。 技と技のせめぎあい。技を仕掛けた者に感嘆の声が上がり、技を凌いだ者に賛辞の拍手が送られる。今の風潮から言えば、このスタイルは確かに過去の遺物なのかもしれないが、格闘技者として技を競い合う、技を観せるにはこれほどすばらしいルールはないのではないか。 メインの田村潔司vs高阪剛はまさにその最高峰の試合だった。二人の技術がバシバシにぶつかり、一進一退の攻防に喚起とどよめきが沸き起こる。言葉で言い表すのはぼくの能力では難しすぎる。そこで、会場で写した写真を紹介するのだ。コーナーポストが邪魔なのは勘弁して頂戴。
この日会場には大のUWF好きで新日本所属、現パンクラス無差別級王者ジョシュ・バーネットが成瀬と観戦に来ていた。滑川はセミファイナルで闘い、横井は高阪のセコンドに。山本・坂田はいないものの、前田日明の弟子たちが集合した。彼らがこのルールで凌ぎ合う日が来ることを切に祈るぼくなのでした。 |
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