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=参加者=
小山隊長,岡本直人,SAYUKI,11郎(八重洲から)
それはまだ、記録的な猛暑が衰えをみせることなく続いていた9月の初め。岡本の上京を気に久々に集まり、東京散策第2弾でもやろうかってことになりまして。どこを歩こうかとあれこれ話し合ってはみるものの、「今年の暑さはハンパじゃないよ」「熱中症で倒れたらどうしよう」なんて弱気な言葉もちらほら出てきて。
結論、「ヤバイと思ったら店に入って水分補給を繰り返そう!」ということで、店がたくさんあるコースを選択。隊長の一言でスタートは東京の新名所・スカイツリー。残暑の東京散策ツアー、始まりです。
T.押上集合、東京スカイツリー
押上駅を降りて、待合せの交番を目指す。集合時間20分前。これはきっと一番乗りに違いないと意気揚々と歩いていくも・・・迷う。普通、交番って出口のそばにあるもんじゃない。なのに、一番大きそうな出口を出たら、駅前は思いっきり工事中でフェンスが張り巡らされていて。
そんな中、周辺にいる人たちがやたらとぼくにカメラを向ける。正確にはぼくの上の方なんだけど、なにかと思い振り返ると・・・スカイツリーだった。あぁ・・・、みんなに会う前にここでのメインを見ちゃった。
ここは大人になって、なにくわぬ顔でなにも見てない体で待合せ場所に行くべきだと考える。そして、交番を捜して右へ左へ。ちょっと大きな通りに出たら、いかにも交番っぽいつくりの建物の前に、見慣れた2つのシルエット。いや、去年よりも細い2つのシルエット。みんな歳とると出足が早いなぁ。
それにしても驚いた。小山隊長が細くなってる。実は東京マラソンを目指してジョギングを始めたとか。そしてSAYUKIも7kg減ったとか。かくいうぼくもハードな毎日で夕食を食べない日が続いたので、少しは体重が減っていたんだけど、2人を前にすると見劣りしてしまう。チクショウ。
「おかもっちゃん、今日は東京駅まで歩くことになったから」
なんですと?押上〜浅草〜上野が妥当な線かと思っていただけに、いきなり予想外の山手線4駅分の距離追加。小山隊長、ジョギング始めたからって体力自慢しようってのか?しかも、今日も35℃超えの猛暑なのに・・・。
「違うって。SAYUKIの帰りが八重洲口からバスだって言うからさ。なるべく近くまで歩こうってことで」
そういう事情なら仕方がない。しかし、猛暑の東京、無事に乗り切ることができるのか?
そんな心配をしていたら、早速緊急事態発生。ぼくのカメラのピントが合わなくなったのだ。正確に言うと、10倍ズームのときはバッチリなんだけど、そのほかはボケた写真しか撮れないのだ。ついさっきまで快調に写真が撮れていたのに。おそるべし、猛暑。
どうだこの骨格!アップならではの写真でしょ
現在438m。バベルの塔はどこまで伸びるのか? |
そんなこんなで、今回のレポに写真が少ないこと、あらかじめご了承願います。
U.浅草へ
スカイツリーを背に水上バスが水面を駈ける隅田川を渡る。橋の途中で振り返ると、アサヒビールの金色のうんこが。懐かしい。20年前、ぼくが社会人として上京した頃にこのうんこもできたんだよな。みんなでビール飲みに行ったっけ。ちょっぴり感慨にふけっていると、外国語が飛び交う浅草・雷門に到着。いつ来ても「日本の顔」って感じがするよね。
3人で仲見世を突き進む。まともに仲見世を通り浅草寺に行くのは実は初めてなので、外国人観光客張りにキョロキョロ。
日本の玄関・雷門
赤い柱が鮮やかです。
隊長、腹がへこんでます
五重塔のアップ、美しい |
心ばかりのお参りをし、昼飯を食べる場所を探して裏道へ。ところがなかなか店が見つからない。
「なに食べる?」
「なんでもいい」
「のど乾いたよね」
「グビっと行きたいね」
なんて言いながら彷徨っているうちに、ウィンズの裏通りに。昼間っからやってる居酒屋が立ち並び、呼び込みが暑さの中で声を上げている。
「ハイ、お兄さん、3名様すぐは入れるよ」
「アド街天国で紹介された店、こっちだよ」
「エアコンの真下の一番涼しい席、用意してるよ」
ぼくらは決して昼から居酒屋に入る気なんてない・・・と思う。でも、呼び込みにとっては明らかに飲む気マンマンの3人連れに見えるらしい。しかも誘われるとどんどんその気になっていく。ビール、ビール・・・。
「おかもっちゃん、天丼は?」
SAYUKIの意見を一刀両断し、エアコンの真下の一番涼しい席に直行するのであった。ここでビールとホッピーを味わいつつしばし休憩。
牛すじ煮込み、味噌じゃない。旨い! 砂肝のみぞれなんだか。これ柔くて旨い! |
V.合羽橋〜御徒町
もうこのままここで飲み続けていたい。
ぼくのそんな願いは聞き入れられることはなく、小山隊長の一声で重い腰を上げることに。
向った先は合羽橋。言わずと知れた道具の専門店街だ。いやいや、プロ使用の一品がズラリと並んでいる。とりあえず調理器具専門店へ。見たこともない器具がいっぱいで、どう使うのかを想像するだけで面白い。タジン鍋も種類が豊富。思わず買いたくなってしまう逸品もあったんだけど、買って帰ったところで調理をするわけでもなく断念。
次に入った店は食品のサンプル屋さん。これが本物と見間違えてしまうような精巧さにしばし感動。居酒屋帰りでなければ、よだれをたらしていたかもね。
サンプルのキーホルダー。意外と高い |
さらに西を目指して歩くと、通りに鳥居を発見。『下谷神社』とか。聞いたことない名前だけど、面白そうだから立ち寄ってみることに。千社札がいっぱい貼ってあって、いい感じ。それもそのハズ。なんと下谷神社は『寄席発祥の地』なんだとか。その石碑の寄贈者は柳家小さん。落語好きにはちょっとうれしいサプライズ。
それはそうと、この神社の造形には石ノ森章太郎の雰囲気が漂っているんだよね。手水のつかいかたの看板の女の子、石ノ森章太郎のキャラみたい。あと、狛犬の胸板の感じ。わかるよね?
なんかいい感じの神社だね
寄席発祥の地の石碑
手水のつかいかたの絵といい、狛犬といい、石ノ森章太郎っぽくない? |
かき氷が食べたい。そろそろ次の休憩かと話し合っていたとき、心からそう思った。
「かき氷ならファミレスにありそうだよね」ってことで、ジョナサンへ。残念ながらかき氷はなかったものの、スイーツフェアらしきものが開催中とか。SAYUKIがクリームあんみつとドリンクバーを注文。悩んでいるぼくを横目に小山隊長が注文。
「私は甘いのそんなに好きではないので、ビールとおつまみで」
こうなるとぼくは甘辛折衷のオーダーを。
「ビールとクリームわらび餅で」
このあと、ビールを頼んでおいてよかったと心から思った。渇いたのどにわらび餅は、きな粉が張り付くので危険です。急いでビールで流し込みましょう。
W.御徒町〜八重洲口
あとはゴールを目指してひたすら歩くだけ。陽も少し傾いて、少しだけ涼しくなった気もするし。
秋葉原。上京するたびに変わっていく街。
「そういえば新潟にいた頃、ワシントンホテルに泊まってたんでそこの大人のコンビニでエロDVD買ってたら、○●さんに出くわしたよ」
「え〜っ!○●さんってあの物静かな人でしょ?」
「○●さんもおかもっちゃんという一番会いたくないであろう人に会っちゃったんだね」
神田郵便局そばを通り、グネグネと歩いて神田周辺。夕方にさしかかったということで、飲み屋さんがボチボチ開店の準備を始めてて。足が暖簾をくぐりかけるのを必至で抑えて前に進む。
「もういいよ。八重洲まで行かなくていいから、ここで飲んでも大丈夫だから」
ぼくの挙動を見てSAYUKIが行ってくれる。でも、そこは小山隊長がビシッと襟を正してくれる。
「目指す八重洲口はもうすぐなんだから、ここは折れずに貫き通そう」
そしてゴールの八重洲口。一度構内に入り、大丸から外にでようとしたら、そこには見渡す限りのスイーツ売り場が・・・。いやいや、美味しいビールが目の前なんだから、ここは我慢でしょう。
かくして猛暑の中、長い道のりを乗り越えたくや探の東京散策は八重洲口の飲み屋街に腰を下ろして終えたのでした。ここからは11郎も合流し、くだらない話のオンパレードだったので、詳細は割愛させていただきます。
今回の東京散策についてはSAYUKIのblogにも報告がありますので、ご覧ください。
SAYUKIのblogはこちら
http://sayuki-nana.mo-blog.jp/blog/2010/09/post_3aff-1.html
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=参加者=
小山隊長,岡本直人,SAYUKI,11郎
このところ集まっては酒を飲むだけだったくや探活動。いつしか活動史に掲載するのもおこがましい状態となってしまって。みんな散り散りになったからなぁ。昨年末、ぼく(岡本)の上京にあわせて忘年会やろうとしたら、隊長は謎の激ヤセしてるし、SAYUKIは急性盲腸炎で緊急入院。やばいぞ、飲んだくれてばかりじゃみんな倒れてしまうのではないか?
そんなこんなでくや探の原点に戻り、なにか面白いものを見つけることをしようではないか。いつも恒例の墓参りもしたいので、谷中霊園周辺で・・・。ってことで、この頃流行の下町散策を計画したのだ。
ネットや本屋で調べると、下町散策関連のものって結構あるもんで。下町特有の人情味溢れる商店街やB級グルメ、見どころなんかが紹介されている。その中で目をひいたのがメンチカツ・・・いやいや、七福神。谷中周辺に祭られている七福神を巡る散策があるというのだ。ただ歩いてもきっとダレるに違いない。ならば目玉というか目的を七福神巡りとすれば、途中で投げ出すこともないのではないか。それを軸に、あとはダラダラと。
以下の文章はこちらの地図を見ながら読みすすめて下さい。
T.東覚寺・福禄寿
昼にJR田端駅に集合したぼくら。今回の下町散策提案者のぼくと、七福神巡り言いだしっぺのSAYUKIが地図を用意してきた。ところがここからがくや探のくや探らしきところ。二人して持っていた地図を11郎に渡す。「案内は頼んだ」と。そのくせ舵取りに任命した11郎の前を3人がずんずん進んでいく。田端駅前商店街。昼飯どこで食べようかなど考えながら。すると、最後尾からこんな声が。
「みなさん、聞いてください。どうやらぼくら、行き過ぎてるみたいで」
「んっ?どういうこと?道間違えてる?」
「どうやらそうみたいで・・・」
これぞくや探の真骨頂。しょっぱなから迷子かよ。颯爽と引き返すんだけど、また間違えちゃって、最後は民家の脇を抜けてあらぬ方向から東覚寺へ。
んっ?白龍山?ほんとにここであってるの?で、肝心の福禄寿はどこにあるの?ってことで境内を見回すと・・・。どれ?どれ?っつーかなんかいっぱいありすぎだぞ。
「おかもっちゃん、なんだかこの時期、拝観できないみたいだぞ」
「まじっすか?まじっすか?正月だけっすか?」
「でも、来年からって書いてるけど・・・」
「なんだかわからないけれど、福禄寿は見れないってことね」
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これはなんですか? |
二ノ宮っ! |
まばゆいぞ、大日如来 |
これは悪役キャラ? |
なんだか暗雲が立ち込める谷中七福神巡り。このモチベーションダウンを持ち直すには・・・。
「福禄寿には自分の悪いところに赤紙貼ると病気が治るっていう赤紙仁王尊があるらしいよ。」
ならばそいつを拝観しましょうか・・・って、工事中?なんじゃそりゃ?
U.青雲寺・恵比寿
気を取り直して二番目・青雲寺を目指すことに。でもただ住宅街を抜けていくのもつまらないので、昼飯を食べられる商店街をぶらついてみることに。不忍通りに出て歩くと、街灯には『オリンピック・東京誘致』のペナントが吊られている。そういえばIOCの調査団が来たとかニュースで言ってたっけ。そんなペナントに混じって、聞きなれた言葉が・・・。
『一富士・二鷹・三なすび発祥の地、動坂』
これってことわざだよね。ことわざの発祥ってことはなんかエピソードがあるってこと?ここから富士山が見えるのかなぁ。残念ながら、近くに由来を記した碑のようなものもないので、なにがなんだかわかりません。でも、日本人の初夢のランク付けという、画期的な試みがこの地で行われたとなると、ちょっとばかしは感慨深くなるもんで。
そういえばこの通り沿いのラーメン屋に行列ができていた。つけ麺の店らしいんだけど、うまいのかなぁ。めんどくさいから並ばなかったけど。
結局どこにも入らないまま歩き続け、11郎の指示に従い左折。JR西日暮里方面へと歩を進めることとなった。ところが、左折してすぐ、右手方向にあやしいアーケードが。そこには『谷中よみせ通り』なる表示が。こいつに引き寄せられない輩がいたら、そいつは相当な堅物に違いない。「よみせ」という言葉の持つ淫靡な響き。男なら一度はどっぷり浸ってみたいものじゃないですか。ここはきっと花街に違いない・・・。
「ダメだよ、よみせ通りだけあって昼間はほとんど閉まってる」
店が開いてないならしかたがない。結局少し歩いたところで軌道を修正、昼飯を後回しにして青雲寺へ。なお、よみせ通りは決して花街ではないこと、昼からやっている店はたくさんあることが後になってわかりますが、それはまた別のお話。
唐突な軌道修正だっただけあって、突入したのは住宅街のとても細い道。そこにいました、猫。谷中界隈は猫が多く生息する町らしい。下町風情といいましょうか、路地裏でのんびりしてる猫は街にとてもマッチしてます。
そんな街並みをすり抜けて、青雲寺に到着。うすうす感ずいてはいたんだけど、恵比寿様の姿はどこにも見えない。そうだよね、正月のみの拝観なんだよね。このお寺、恵比寿様だけでなく、滝沢馬琴の筆塚もあった。『南総里見八犬伝』だね。玉梓の怨霊を書いた筆がここに眠っているのか・・・。ちょっと感動。
V.修正院・布袋尊
青雲寺と修正院はとても近いため、この間は迷うことも誘惑もないまま辿り着いちゃって。それはそれでちょっと残念。とはいえ、『突撃!となりの昼ごはん』ってわけにもいかないしね。
修正院は布袋様。どうやら「日ぐらしの布袋」と呼ばれていたらしい。
「なんで日ぐらしなのかなぁ」
「その日暮らしの生活だったんじゃないの?」
「おかもっちゃん、祟られるぞ」
そうそう、境内においてあった竹細工、白砂と置石が箱庭風でなんかいい感じ。あまりにも無造作においてあったし、竹もまだ新しそうだったけど、どういったものなのだろうか・・・。
W.天王寺・毘沙門天
修正院を出てダラダラと歩く。とてもいい天気。いい天気過ぎて汗だく状態。身体が内側から渇いている。この渇きを癒してくれるもの、それは冷えたビール以外ないでしょ。ビール・ビールと考えながら歩いていると、人が溢れる通りにぶつかった。11郎が言う。
「これが谷中銀座ですよ」
おお、これがメンチカツの聖地・谷中銀座か(旅行ガイド本の受け売りです)。ひっそりとした下町の商店街をイメージしていたんだけど、すごく賑わっている。そして、メンチカツを売りにしている2軒の肉屋の前には長蛇の列が。
「休日の、しかもちょうど昼時だしね」
なるほど。とりあえず腰をすえて渇きを癒したいぼくらは、落ち着いて食事の取れる食堂を探すことに。ところが谷中銀座商店街には惣菜屋は多いけど、飲食店となるとあまりない。気づけば商店街の端っこまで到達していた。どこかないのかと辺りを見回すと、谷中銀座と交差する通りも賑わっている。これはなにかありそうだということでちょっと散策してみると、その通りの名前が「谷中よみせ通り」。なんと、さっき途中で探索を中止したよみせ通りがここまでつながっていたのか。しかも、さっき下した判断とは異なり、昼から多くの店が開いている。その中でぼくらが選んだのは『鰻屋・山ぎし』。なんか東京の下町って感じがするでしょ。
鰻の前に、まずはビールで乾杯。なんと言っても大人のぼくら。七福神巡りも半分近くを順調にこなしてはいるけれど、ここでへべれけになってはいけないという配慮が働き、4人で大瓶2本という控えたオーダー。
「違うでしょ、この後メンチカツ食べるために、スペースを残しているんでしょ」
いえいえ、決してそんなよこしまな考えは持っておりません。それにしても久々に食べた鰻、脂が乗ってて旨かったなぁ。
軽い満腹を感じながら、谷中銀座に舞い戻る。前述の通り、谷中界隈には猫が多いということで、商店街にも猫の置物がいくつか見られる。商店の前だったり、屋根の上だったり。この屋根の上の猫、ちょっと遠目を見上げる形となるので、パッと見は生きている?と見紛うくらい。写真に収めようとファインダーを覗くSAYUKI。
「ねぇ、あの猫って死んでるんだよね」
「いやぁ、死んでるとか言わないでしょ、普通」
「でも生きてもいないんだからさぁ」
「置物。もしくは剥製とかの類」
部類の猫好き・SAYUKIにはなんとも失礼なモノ言いだったみたいだ。ちょっと反省。そんな写真もUPされたSAYUKIのblogはこちらです。
さて、谷中銀座に戻った我々は、名物メンチカツを入手するために長蛇の列を並ぶこととした。店は2軒。肉のスズキと肉のサトー。なんでそんなベタな名字の肉屋なの?狙い?とにかく両店のメンチカツを食べ比べしてみようということで、スズキにはSAYUKIと11郎、サトーにはぼくが並ぶ。小山隊長は中継係。どんだけ待つかと思いきや、メンチカツって大量に揚げるみたいで、揚げ上がると客が一気にはけていく。このため、どんなに並んでも揚げた手を食べることができるのだ。瞬く間にぼくの番となり、メンチカツを4個購入。状況を見に来た小山隊長に成果を報告すると・・・。
「えっ?4個買ったの?向こうも並んでるよ?」
「うん。だから一人2個づつ買って食べ比べしましょう」
一足先にスズキ組へ戻った小山隊長から事情を聞いたSAYUKI&11郎。ぼくの顔を見るなり「無理無理、一人2個は食べきれない」ということで、スズキの列から早々に離脱。
「鰻食べたばかりだよ」
「まぁそうだけど・・・。メンチカツって食い物というよりも飲み物でしょ」
「えっ?どこが?カレーが飲み物ってのは聞いたことあるけど」
「だって、ミンチだよ。肉のすり身だよ。すりおろしリンゴと同じ括りでしょ」
どうもこの意見には納得してもらえないようで。
商店街とはうまく互助作用が整っているもので、肉のサトーの隣の酒屋では店先にビアサーバーを置いて生ビールを売っている。メンチカツを手にした客が並んでビールを買っている。さらに、ひっくり返したビールのP箱で簡易休憩所まで完備されていて。
「ほらほら、こっち空いてるからここ座りな」
常連らしきおっちゃんがぼくらにP箱をすすめてくれる。これぞ下町の人情ってヤツですか。ぼく、SAYUKIが座ると、おっちゃんが小山隊長に向って
「旦那さんもどうぞ」
おっちゃんにはどうやら隊長とSAYUKIが夫婦に見えたみたい。ってことはぼくと11郎は息子?とまぁ、そこまでお膳立てされたら腰をすえて飲んじゃうでしょ。
限定のエビス琥珀とすりおろしカツ。うまいんだなぁ。次の機会にはぜひスズキとサトーの食べ比べを。
谷中銀座を日暮里方向へ歩いていくと、ぼくにとってはなんとも魅力的な『氷』の文字が。鰻食べてすりおろしカツ飲んだら、次はやっぱりデザートでしょ。なんたって天気も良く、気温も高い。ここは冷たいかき氷。しかも天然水使用(と書いてある)。まぁ、実際食べると普通のかき氷だったんだけど、今年最初のかき氷だっただけに美味かったなぁ。ちなみにぼく以外の3人は「まだ食べる?」って顔でこっちを見てる。
「いやいや、かき氷も飲み物ですから」
少し歩くとぼくらの前に立ちはだかったのは、『夕焼けだんだん』という名の上り階段。ここにきて上り階段。鰻以外は飲み物だけど、腹に感じるタプタプ感はかなりのもので、たいしたことのない階段が・・・きつい。
「だから食べすぎなんだって」
七福神巡りとは関係ない寺なんだけど、夕焼けだんだんを上りきってすぐのところに、つつじがきれいに咲いているお寺を発見。せっかくなので立ち寄ることに。寺の名前も由来やなんかもまったくわからないんだけど、つつじなんて北海道では観る機会もないので、しばし鑑賞。なんかここまでの中で一番目の喜ぶ寺ではないか・・・。
そこから先、どこを動歩いてきたんだか。ナビ役11郎もすっかりその役をあきらめる。とはいえ谷中霊園にいるのは間違いないので、適当に歩けばどこかにでるでしょう。ほら、あそこに交番が見える。ってことは先にENOの墓参りしておこうぜ。あれから5年、ENOの墓はいつもきれいで、手入れが行き届いている。特に今回は生けたばかりの花と燃え尽きたばかりの線香が。誰か午前中に来たみたい。
天王寺はJR日暮里駅とENOの墓の中間にあり、よく横を通るので、間違えることもなく無事到着。毘沙門天といえば上杉謙信。大河ドラマ『天地人』を欠かさず見ているので、どのような面構えなのか興味津々だったんだけど、残念ながらこちらも拝観できず。
それにしても寺の板敷きで昼寝がしたい。いい感じの日陰で、気持ちよさそうなんだな。ほら、腹もパンパンなことだし。
X.長安寺・寿老人
どうも腹が膨れると眠くなり、頭の働きが鈍くなる。アルコールが入っているということもあり、かなりとっちらかっている状態に。降り注ぐ陽射しがさらに拍車をかけてくる。なにゆえこんな言い訳がましいことを書いているかというと、ぼくらは再び谷中霊園の迷路に入り込んでしまった。どっちがどっちとかでなく、自分たちが今どこにいるのかがわからない。こりゃ重症だ。でも、誰も焦ったりしない。むしろこの道はどこに続いているのかを楽しみに歩いているといった感じ。これぞオトナの余裕といったものでしょうか。しばらく適当に歩いていると、『徳川慶喜の墓⇒』の看板発見。徳川慶喜の墓はガイドブックの地図にも載っていたから、墓見物した後でリスタートするれば一石二鳥ということで。
さすが慶喜の墓。『篤姫』効果もありギャラリーの多いこと。そんで、墓(正式には鉄格子)の前にどかっと座るおじいちゃんが説明を始めた。徳川慶喜は神道だったそうで、神道形式のはかなんだとか、かんだとか。途中で帰っちゃったんだけど、趣味で案内係やってるのかなぁ。
さて、これで位置確認も済み、勢いにのって長安寺へ・・・と言いたいところだけど、眠気が襲ってきて無口に。あっ、これはぼくだけだったのかもしれないけれど。
そして辿り着いた長安寺。これ、ホントに七福神の一人が祀られてる寺なの?と疑いたくなるようなこじんまりとした寺だった。だって、境内はすごく狭くて、寺の全景も撮れそうにないんだぜ。それと、妙にリアルなお地蔵さんが置いてあったりして。
Y.護国院・大黒天
長安寺を出てすぐ、観音寺の築地塀なるものを見た。これ、瓦を積み重ねて作った塀なんだけど、面白いというか風情があるというか。建設のときはきっと、「おい、瓦20枚ほど足りないから、どっかの家のをくすねて来い」なんて会話がかわされてたのかなぁ。
それからしばらくはうねうねと歩く。それにしても、寺の多いこと。右を見ても左を見ても、寺と墓。こりゃ墓参りに悩む檀家が続出しそうだ。
さて、地図をごらんの方はお気づきかもしれないが、長安寺から護国院への道のりは不自然に大回りしている。そう、また道を間違えたのだ。今度のは完全にぼくのミス。やばい、みんな気づいてるかな?なんてドギマギしていたら、すごいデカい木があるじゃない。これはガイドブックにも載っていた『みかどパンとヒマラヤ杉の巨木』ってやつですか?よし、みんな目的地に着いた。写真撮るよ・・・誤魔化せたかな?
護国院が一番七福神巡りに熱心な寺なのだろうか。境内の掲示板には案内が貼られている。大黒天の提灯が下がっていたりして、PR活動万全って感じで。それでいて落ち着いた雰囲気があり、なんか一番落ち着けた。
そうそう、おみくじ引いたんだよなぁ。大吉だったのでかなりテンション上がったんだけど、今にして思えばおみくじは必ずしも現実を予測するものじゃないんだよなぁ。
Z.弁天堂・弁財天
いよいよラストスパート。道のりは上野公園に沿って歩くだけなので、間違えることはまずないだろう。反面、面白ネタもそうそう転がっちゃいないか。ところが・・・。
上野動物園の業者通用門に入っていくライトバン。横には『肉の万世』の文字が。
「餌用の肉を万世が納入しているんですね」
「そうとは限らないよ。肉の万世が上野動物園から肉を仕入れてるって可能性もあるじゃない」
「えっ?それって・・・」
さすが小山隊長、肉屋の仕入れの秘密を瞬時に察知するとは・・・あくまで想像、フィクションで、事実とはおそらく異なるであろうけど。
あと、森鴎外の居住跡って碑があったなぁ。
不忍池に到着。弁天堂はもう目の前に。でも、ここで一同休憩をすることに。ホント歩き詰めで疲れたんだよう。七福神巡りは意外と腰を下ろして休むところがないのが難点かな。それにしても不忍池。ここで記憶喪失のしのぶとお巡りさんの真が出会ったと思うと、感慨深いよなぁ。
「なんですか?それ?」
「たぶん赤いシリーズよ。大映テレビの」
そうそう、上野公園の石垣に腰掛けたら、目の前に生首が・・・。びっくりした。
弁天堂へと続く道の両側にはいろんな出店が並び、とても賑わっていた。残念ながら弁財天も拝観することはできなかったけど、竜宮城的な創りの弁天堂は見てて楽しかったかな。
いや〜、谷中七福神巡り、なんやかんやあったけど無事達成。なにが正解かはわからないけど、とりあえず谷中七福神巡りがきれいにまとまっているページを見つけたので、リンクしときます。こちら。
番外編
こんだけ歩いたんだ。昼過ぎにはパンパンだった腹もすっかり空になり、顔には塩が吹いている。こりゃもう飲むしかないでしょうってことで、上野のもんじゃ屋へ。もんじゃをつまみに飲むビール&ハイサワー。旨かったなぁ。とくに明太子もんじゃにトッピングチーズ。写真はキムチもんじゃの餅トッピング(左)と牛すじもんじゃ。こいつらも旨かった。思い出しただけでヨダレが出てくるよ。
当然夜の部は一軒で終わることはなく、御徒町へと流れていくのでした。
たまには散歩も楽しいぞ。
「次は日本橋の七福神巡りね」(by SAYUKI)
日本橋の七福神、ちゃんと拝観できればいいのだけれど。
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ぼくが転勤することになり、くや探で壮行会を兼ねた行事が開催されることに。ちょうど鹿児島からやましたが上京するというので、日程調整をして挑んだんだけど、年度末ゆえにみんな忙しく、それぞれの家庭の事情なども相俟って、少人数で敢行なのだ。
予定はこんな感じ。
@まずはENOの墓参り
A東京タワー登頂
B飲み会
13:30 日暮里駅南口集合・・・のはずが・・・
いつものことなんだけど、みーめんが来ない。今回の幹事11郎は「想定済みですよ」と軽く笑っている。しかし、みーめんは未だに携帯電話を持っていないため、連絡しようがなく、ひたすら公衆電話からの着信を待つのみ。そして公衆電話から着信。
「岡本さん、いま日暮里ですか?ぼく間違って西日暮里に来ちゃいました」
あいかわらずやってくれる。
14:00 谷中霊園でENOの墓参り
あれからもうすぐ一年が経つ。墓参りは秋以来。墓の場所は公園を過ぎてちょっと行ったところ。墓の横に大きな木があるので、それが目印・・・あれ?いくら探しても大きな木が見当たらない。どういったこと?
三手に分かれて探し回ると、みーめんから声が上がった。
「こっちにありました〜!目印の木は切られてます〜!」
声のする方へ駆け寄ってみると、真新しい大きな切り株の横にENOの眠る墓がありやした。恒例のエビスビールを献杯して、ゆるりとした時間をENOとともに過ごしたのだ。
そういえば谷中霊園の交番前にパトカーが数台停まっていて、お巡りさんが路面に付着したおびただしい血を洗い流してたんだよなぁ。なんか事件があったのかな?
15:20 JR浜松町駅
浜松町のホームに小便小僧があるって知ってた?山手線渋谷方面域のホームの一番品川より。彼の放尿がまた凄い勢いなんだよね。止まらない放尿・・・といえばやましたか。
ということでやましたと合流。11郎やみーめんはやましたとあったことがそんなにないはずなのに、あっというまに打ち解けている。やましたの逸話が若者にも浸透しているということで。
「だって、やましたさんの『トイレ鞄事件』は最高に笑えますから」
一同歩いて東京タワー方面へ。そういえば浜松町〜増上寺周辺はくや探結成のゆかりの土地だった。
途中、増上寺に入ってみる。増上寺の境内は広々として気持ちいい。桜が咲き始めたら美しいんだろうなぁ。増上寺越しの東京タワーはなんと味が深いことか。
お堂から音楽が聴こえる。なんだ?と思い中に入ってみると、トリオがJAZZの生演奏をやっているではないか。音楽葬?中には喪服を着た人やぼくのようにカメラを片手にふらふらしている人も。本当に音楽葬だったら申し訳ないので、早々に後にしたけれど。
15:40 東京タワー
なして東京タワーなのか。だって、東京タワーは東京のシンボルだから。なんだかんだ通算10年も東京近郊に暮らしていて、一度も登ったことがなかった。ここは東京を離れる前に、ぜひ一度登っておきたかったのだ。くや探なんだから、当然階段で。えっ?ダメなの?しょうがない、エレベーターに乗ってやるか。
それにしても混んでいた。土曜日、春休み、いい天気。大展望台に登るまで30分待ち。さらに特別展望台に登るには30分待ち。「ろう人形館でマイケル見たいです」という11郎の願いは時間切れで難しそう。
それにしても・・・。1Fエレベーターに続く長蛇の列の向こうには『冬のソナタ展』。ヨン様目当てに東京タワーに来る人いるのだろうか・・・。
多くの外国人の方々とともに大展望台〜特別展望台へ。高さ150mに位置する大展望台から見る東京のビル群はどちらかというと乱立という感が否めない。だからついつい海に面して開けている南方向(お台場方面)を見てしまうんだよなぁ。高さ250mの特別展望台まで登ってしまうと視界がずっと開けて、ビルがお子ちゃまのように可愛く見える。遥か先には房総半島も見えて、600円の価値は大有り。
そんな特別展望台の窓にハエがとまっていた。しかも、窓の外側に。ってことは、外で250m上昇してきたのか?ハエはそんなに飛行能力を持っているのか?ちょっと感動。
大展望台から見下ろす景色は高所恐怖症のぼくにはつらかった・・・。
大展望台から見たお台場方面 |
特別展望台から見たお台場方面 |
高さ250mにハエ・・・ |
高さ150mから見下ろす・・・こわっ |
17:30 下山(タワー)
富士山が見えればうれしいなぁ・・・と思い、しばらく大展望台で待っていたんだけど、晴れずに断念。せっかくなので、620段あるという階段で降りることにする。
いやいや、大してネタになるようなことはないんだけど、200段くらい降りたら飽きるね、階段って。でも、階段からしか見ることのできない鉄骨越しの東京なんかが見えて、味わいが深いかな。東京タワーといえば鉄骨だから、ぜひ一度は階段落ち(降り)を体験してみては?
若い二人は元気 |
鉄骨越しの東京 |
お土産物コーナーを覗き外に出ると陽が暮れかかっており、東京タワーがライトアップされていた。大展望台にはリボンが見える仕掛けが。夜の東京タワーも素敵。いつの日かまた登って、夜景も見たいものだ。
それにしても、東京タワーを見るとウルトラセブンを連想するのはぼくだけだろうか・・・。あの配色とかが・・・。特に見上げたとき・・・。
18:30 六本木 忍者風居酒屋 忍人(ニンニン)本舗
「札幌だとコスプレ居酒屋ないんじゃないですか?六本木にくノ一コスプレの居酒屋見つけたんですよ。行きましょう」
道中警戒配備中の警察官に「何処行くんですか?」と尋ねられながら、今回の幹事・11郎が見つけてきた居酒屋『忍人(ニンニン)本舗』に到着。これまで婦警・ナース・バドガールと露出多めの居酒屋(どれも健全なお店です)を制覇してきたぼくらにとって、全身を覆い尽くすくノ一ルックはある意味新鮮。オヤジ的発言をすると、衣装の生地が薄いので・・・。いやはやスミマセン。
田舎に暮らすやましたにはちょっと刺激が強すぎたようで、くノ一のかおりちゃん相手にテンション高っ!お店のお奨めは『名誉の負傷』。くノ一二人が刀を持って登場し、なにをするか・・・はお店に行ってのお楽しみで。とにかくやましたがご満悦なのだけは確かです。
なにが起こるの? |
かおりちゃんにデレデレ |
額に「忍」の絆創膏。得意満面だけど・・・バカ |
23:55 帰途へ
2軒目はちょっと洒落たバーで六本木を体感し、解散することに。しかし、日比谷線の最終って思ったよりも早いのね。12時前なのに最終だという。東西線はもう終わりだとか。夜の街・六本木のイメージが強いのは、帰れなくなった人が一晩中楽しむからなのね。
ということで、東京を楽しんだ一日でした。
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毎年のことながら、忘年会やりました。今年はいろいろ・・・ホントめちゃくちゃあった年だったけど、これからも結束を強めて行かなアカン・・・ってーのに参加者少なっ。それも含めていろいろありました。
それにしても驚いたのは、くや探の遅刻王・みーめんが定刻15分前に来たこと。一番乗りが彼だったため、ほんとに15分前だったかどうかはかなり怪しいところだけれど、とにかく遅刻しなかった。おかげでこの日は大雪が降り、バスが大幅に遅れてSAYUKIが遅刻。なかなかうまくいかないものである。
一次会は船橋の居酒屋さん。ここはおとなしく和やかに会話。洒落た料理に舌鼓。
二次会はカラオケBOX。ここで事件が・・・。
11郎がチョイスした曲の前奏が流れると、ある男が(ぼくなんだけど)おもむろにナッツ盛り合わせからピスタチオを取り出した・・・。『古いこの酒場で たくさん 飲んだから〜♪』
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豆装填用意! |
豆装填完了! |
発射っ! |
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ちょっと、なに詰めてんのよ! |
トウリスガリノ外国人デス。うそ |
耳にHITっ! |
鼻豆攻撃はとどまることを知らず、気が付けば床はピスタチオだらけ。ちょっと粘りあり?
でもこれって鼻の穴が塩塩になって、かなりヒリヒリ。そういえば梅ちゃんは鼻にリップクリームを塗りながらやってたっけ。でもちょっとくせになりそう。
その後はなんでも一世風靡。あらゆる曲に『素意やっ!』の合いの手がかかる。そして男たちはあらゆるものをたたき出す。空(くう)を叩く。みーめんを叩く。ゴミ箱を叩く。
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素意やっ!素意やっ! |
素意やっ!素意やっ! |
ハッ! |
そして時代を発信するのだ。前略、道の上から・・・ハッ!
って感じになんのこっちゃまったくわからん飲み会でした。
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新潟・福島が大雨の被害を受け、大変なことになっているという最中に、大雨・洪水警報発令中の裏磐梯へ行ってきました。毎年の恒例行事だから。参加者は全員雨にひるむことなく、むしろ雨を楽しんでいつものように騒いでました。今回のキャンプでは大貧民さまが決定し・・・。
詳しくはいつ更新されるかわからない活動repoを気長に待ってください。
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2004年4月9日、午前1時40分。くや探が誇る夜のリードオフマン・ENOが他界した。享年39歳、唐突かつあまりにも早すぎる旅立ち。くや探メンバー一同絶句するばかりで、なにが起こったのか理解できないというか、理解したくないというか、せつなさ・やるせなさでいっぱいだった。
小山隊長が言った。「笑顔しか思い出せない・・・」と。そう、ENOはぼくらと同じ会社にいながらも、ぼくらと会うときはいつも笑顔で、ぼくらの苛立ちや悩みを飽和してくれる存在だった。かといって決して癒し系などではなく、酔えば愛のブランチャを連発するは、耳を噛むは。それすらも楽しい、まさにぼくらのムードメーカーだった。妻・じつよちゃんともども、欠くことのできないくや探の仲間だった。
昔みんなでふざけて話したことがある。いつの日かみんな歳をとって、活動がなかなかできなくなったら、誰かの葬式でしか集まらなくなっちゃうのかな、活動史に「○○の葬儀」なんて更新されちゃうのかなって。そのときはホント冗談として笑いあっていたのに、こんなにも早く、こんなにも唐突に、そんな現実を突きつけられるとは。
ENOの葬儀はとても多くの友人・知人が全国あちこちから駆けつけ、ENOの人望の厚さを象徴するかのような葬儀だった。ぼくは受付で大勢の参列者を見ながら、こんなにすごいヤツがぼくの仲間だったことを、かけがえのない友人だったことを、とても誇らしく思った。
先に逝ってしまったENOにはきっと解るまい。最愛の人を失った家族の哀しみを。最高の仲間を急に失った者の気持ちを。残念ながらぼくらはENOほど最高じゃないけれど、結構いいヤツばかりだから、家族や仲間に同じような哀しみや気持ちを背負わすわけにはいかない。だからぼくらは精一杯生きていくので、当分ENOのそばには行ってやれないのだ。
しばらくは寂しいだろうけど、じつよちゃんと愛息マレイを想いながらレゲエを口ずさんでいろ。ぼくらも寂しいけど、そんなときは「Born To Be Wild」と「雨上がりの夜空に」をShout!するから、その声が聞こえたら一緒にShout!してくれ。
ぼくらはこれからも集まっては「楽しい」を探し続けるよ。ENOがいなくても楽しめる何かをね。
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今年のくや探の反省をあげるとしたら、メンバーが全国各地に散ってしまった影響もあり、相変わらず行事の数も少なく、参加者も少なかったことかな。それと、2003年海の日キャンプのレポートを執筆・更新していないこと。なにせ、この夏のぼくは数年ぶりにとても忙しく、あちこち出張しているうちに記憶がすっかり薄れちゃったんだよね。
でも、実はちゃんと書こうと思って書き始めてはいたのよ。途中まで・・・っていうかキャンプの数日前、キャンプの打ち合わせのための飲み会の模様なんだけど。このまま陽の目を見ずに埋もれてしまうのももったいないので、番外編という形でここに紹介させていただきます。
「おかもっちゃん、北海道から帰った?」
くやしい探検隊恒例海の日キャンプを10日後に控えた7月9日、北海道遠征中のぼくに小山隊長から電話が入る。
「11日に帰京しますよ」
「キャンプの打合せやらなきゃねぇ」
「なんだか今年は参加者が少ないみたいね」
「正式な欠席表明は法事のKibunとSAYUKIだけだけど、YasはKeiが妊娠中だからこれないだろうし、ENOとじつよも大阪からは来ないだろうし、おかあさんは孫の世話で手一杯みたいだし、Kunnyはきっとデートだろ?さとしとみおはそれぞれ部活だって言ってるし」
「ってことは、ぼくと隊長とうり坊と奴隷2人…って、男ばっかじゃない」
「とりあえずおかもっちゃん戻ったら、キャンプの詳細詰めるべ」
「じゃぁ、11日に西船集合しますか?」
「了解。一応みんなにも声かけとくから」
そして迎えた7月11日金曜日。北海道の涼しい環境から梅雨真っ盛りの羽田空港に降り立ったぼくの全身から、大粒の汗が滲み出す。暑い。
午後6時、西船橋の改札前に集まったのは、ぼく・小山隊長・SAYUKIの3人。小山隊長、ぼくを見るなり開口一番。
「おかもっちゃん、さすが北海道で100kg目指しただけあって、腹出たよね」
「いや、決して目指したわけじゃないんだけど、知らず知らずにぶくぶくとね。でも、100kg目前になって腰が痛み出しちゃって、100kg超えはできなかったよ」
小山隊長、しげしげとぼくとSAYUKIを見渡して。
「なんかこの3人が揃うと、くや探の新しい分科会旗揚げって感じだよね。でぶや系の」
「う〜ん、そうかもしれないけど、ちょっと失礼しちゃうわね」
などと言いながら、SAYUKIまんざらでもないようで。
最近でき始めた西船橋の小洒落た飲み屋の1件に入り、迷うことなく生ジョッキ。くぅっと飲み干し極楽気分。
「おかもっちゃん、次なに飲む?」
「ぼくは完治してるんだけど、隊長を気遣ってツーファーにやさしい焼酎かな。SAYUKIもそれでいい?」
「オッケー」
「じゃぁ、焼酎ボトルで。暑いからロックでいっちゃおうかね」
「オッケー」
お店の女の子に焼酎を頼み、本題のキャンプの話へ。
「KibunとSAYUKI、キャンプ来れないんだって?」
「すみません。Kibunのおばあちゃんの法事が重なっちゃったもんだから」
「今年は神の降りる瞬間が見れないんだ」
ぼくと隊長、去年のキャンプの嵐の中、Kibunに笑いの神が降りたあの瞬間が頭から離れないでいるのだ。
「あっ、あれ?Kibunの顔が黒くなった…。なんかKibunはあれが一生の不覚だったみたい。うちではあの話は禁止になってるんだよ」
「なんで〜?わたしやおかもっちゃんなんか一生懸命笑いを取ろうと努力してるのに、未だに神は降りてこないんだから、Kibunは笑いの神が降りたことをもっと誇りに思わなきゃ」
「でも、本人は笑いを取ろうとしてやったことじゃないから、くやしいんだよ」
「わたしもおかもっちゃんも、今まで生きていて笑いの神の降りる瞬間はやましたの便所カバン落下事件とKibunしか見たことないんだから」
「そうそう。ぼくなんかこないだ酔っ払って携帯電話トイレに落としたけど、自分ちだったから誰にも見てもらえなくて、めちゃ哀しくなったんだから」
楽しい話をしていると、知らず知らずにお酒が進む。結構きついはずの焼酎ロックも、暑さと喋りによる喉の渇きを癒すため、カパカパと流し込まれていく。
「うち、せっかくの海の日キャンプが法事でつぶれちゃったじゃない?だから替わりにどっか連れてけって騒いで、さくらんぼ狩りに行ってきたのよ」
「えっ?山形まで?」
「そう」
「佐藤錦の銅像のさくらんぼ採ったの?」
「それは違う。ちゃんとした農場で」
「で、次の日枝までもいじゃったんでしょ?」
「だから違うって!」
などと楽しい会話をしているうちに、焼酎のボトルは3本カラとなり、ぼくらは超ごきげんで帰途についたはずなのだけど…。
翌12日、午前中にSAYUKIから電話が入る。
「おかもっちゃん、昨日行ったお店の名前教えて?」
「えっ?なんか忘れた?」
「そう。家のカギ置いてきたみたい。ほら、きおつけ達磨のキーホルダー見せたときにテーブルに置いたのよね。あれ、そのままにしてきたみたいなんだ」
「覚えてないの?」
「うん。店を出た記憶すらなくて、気がついたら知らない駅でタクシー乗って、次に気がついたときには布団で寝てた」
「家にどうやって入ったの?Kibun帰ってきてたの?」
「いや、釣りに行ったままだったけど、どっかの隙間から入れたみたい」
「まぁ、ぼくも記憶はあるけど、家に着いた直後に吐きまくったからなぁ」
「やっぱりロックはだめだよね。もっと大人の飲み方しなくっちゃ」
「ボトル3本ロックはねぇ」
「えっ?3本も空けたの?」
この時ぼくらは気づくべきだった。ぼくらでぶや系が入れて防犯上さほど問題とならない隙間など、この世の中に存在しないことを。
翌13日午前中、小山隊長から電話が入る。
「おかもっちゃん、わたし飲み代ちゃんと払ったかなぁ?」
「えっ?覚えてないの?」
「店を出た記憶はまったくない。気がついたら武蔵野線乗り越して、タクシーに乗ってたよ」 「昨日SAYUKIも同じこと言って電話してきたよ」
「で、海の日キャンプの詳細、なんか決まったっけ?」
「あっ、なんにも話していないや…」
しばらくしてSAYUKIから電話。
「やっぱりお店にはカギなかったよ。で、かばんの中身整理したら、カギが出てきたんだよね。どうしてかなぁ」
「それって、カギを開けて家に入ったこと忘れてただけじゃないの?」
「そんなことないって。絶対帰ったときはなかったもん」
「でも、ぼくらが入り込めるサイズの隙間って、そうそう開いてないと思うんだよね、普通は・・・」
「そんなことないよう・・・」
どうなる!海の日キャンプ!
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ってことで、海の日キャンプのレポ代わりでした。
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今年もキャンプに行ってきました。くや探隊員の転居や自立(?)に伴い、4名の少数精鋭かつ男ばかりのむさいキャンプ。でも雨天決行(さすがに2泊はできなかったけど)、行き当たりばったりは男だけだからなせる技か。深夜まで続いた熱い語らいは、くや探の展望から日本経済の動向、そして当然下ネタも。詳細は活動レポにして更新しますが、事情により語らいのすべてを掲載することができませんので、ご了承願います。
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「くや探の花見って、ほとんど空振りだよね。成功したのって、第1回くらいじゃない。」
「ほとんど雨ですもんね。」
「1回天気は良かったのに桜はおろか、花1本もないとこで飲んでたことあったよね。」
「あれはYasが悪いんだよ。桜があるって言うから行ったら、なんにもなし。」
「とはいえ、今年もしっかり雨とは・・・」
そんなこんなで、ぼくの家から徒歩数分の船橋市海老川沿いの桜並木を散歩した後、我が家で大酒盛り大会を敢行したのだ。メンバーは小山隊長・ぼく・11郎・Get’sみーめん。
酒はぼくが北海道から持ち帰ったClassicと夕張メロン関係。食は隊長が秋田で購入してきたクマ肉とトド肉の大和煮。
「アザラシ肉も売ってたんだけど、タマちゃんを守る会からクレームがつくかと思ってさ。」
クマ肉とトド肉。
みーめんに味の違いがわかるのか? |
隊長、お酒を前にしたり顔。
夜・・・いや、昼から長いのだ。 |
髪の毛切って、ちょっとイメチェン。
ちなみにここは自宅ではありません。 |
11郎の美意識、あやしすぎる。
菊川怜に高岡早紀・・・ |
11:00AMから8:30PMまで、ひたすら飲んで語り合う。それが花見だろうが月見だろうが、なんでもいいんだろうなぁ、くや探って。
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昨年のことなのですが、仙台の某デパートで開催されたカラーコーディネーターまるじのトークショーの模様が届きました。会場も大入りで大盛況だったとか。指し棒を持つ姿は講師としても堂にいってるぞ。今後の活躍に期待!
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今春から仙台へ旅立ったうり坊&まるじが、親族の結婚式参加(宮崎)の帰りに東京に立ち寄ったので、飲むことに。東京といえども場所は西船橋。千葉じゃねぇか。
迎えるは小山隊長&ぼく。久々の再会で、近況報告とともに積もる話をたっぷりとしてきたのだ。
そうそう、カラーコーディネーターまるじが今度仙台のデパートでトークショーを開くとか。カッコいいぞ。
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今年は海の日が土曜で3連休とならないため、1泊2日に縮小して那須でキャンプを決行したのだ。温泉付きの川辺のキャンプ場でまったりとした時間を過ごすはずだったのに、とんでもないハプニングが・・・。詳細は活動報告を待て!掲載予定日は未定。
新隊員として11郎&みーめんが参加。二人ともいい味出してたよ。
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哀しいかな、行事が2回続いて壮行会となるとは・・・。Yasが会社を辞め、金沢で心機一転生活を始めるとのこと。当然Yasのことだから、急転直下の大英断。しかも、ぼくらと酒を飲む機会も与えず旅立とうとしていた。なんてこった。Yas曰く「海の日キャンプには出席するつもりだったから、いいかなって思って」。みんながキャンプに来れるわけじゃないんだから。というわけで壮行会を開いたのだ。
それにしても、どうして縁もゆかりもない金沢なのか・・・。謎は深まるばかりだけれど、Keiと二人ならどんな困難だって・・・ってとこかな。
詳しくは海の日キャンプで追求するか。
さて、その海の日キャンプ、今年は海の日が土曜で3連休とならないため、1泊2日に縮小して行うのだ。場所も今回は裏磐梯から那須に変更。金沢へ行くYas&Kei、4月に仙台へ行ったうり坊に加え、新隊員として11郎&ミーメンも参加予定。お楽しみに。
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今春転勤で仙台へ移転するうり坊&まるじの壮行会を開いたのだ。年度末の繁忙期で欠席者が多かったため、幹事はなんとうり坊本人。ちなみに欠席したYas曰く、「最後まで奴隷の職務を全うしたということ」。ひどい・・・。会場となったしゃぶしゃぶ屋にうり坊&まるじ以外がたどり着けず、迷子になるというハプニングもあったけど、とても楽しい壮行会になったのだ。特にまるじのカラーコーディネート講座は初耳の話が多く目から鱗。面白い上にためになったのだ。
くや探の主戦場は夏キャンプもスノボも裏磐梯だから、仙台からは行き易いはず。いつまでも絶えることなく遊びましょうぞ。
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例年年末に鹿児島支部・やましたを迎えて開催される忘年会が、今年はちょっとしたピンチである。ぼくが上京できない、Yasが新婚旅行へ行く等々、参加者が少なくなってしまいそう。それでもやましたが上京する限り、集まれるもので開催する予定なんだけど、その前にぼくが上京することになったので、1回飲むことにした。
参加者は以下のとおり。隊長はまるでお約束のように現場でとほほ・・・
=参加者=
岡本直人,SAYUKI,Yas,うり坊,まるじ,Kei
中華料理店なんだけど、本格的中華というよりは一般家庭で作る中華という感じ。そして安かった。ぼくは食べてないけれど、杏仁豆腐はとてもおいしかったそうである。四角く切れてなく、コップに固まっているんだよなぁ・・・。
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とうとう実現した仁義なき釣りバトル。秋の定番さんま焼きを従えて、内房は鋸南町元名・保田海岸で壮絶なまでの闘いが繰り広げられました。
初日はさんま焼き&どろろ汁を海岸で楽しみ、夜は民宿での〜んびり。伊勢えび満載の舟盛に舌鼓したあとは、釣りバトルにも劣らない絵描き選手権で爆笑の嵐。
そして迎えた釣りバトル。壮絶なバトルに名乗りをあげたのはこの7人。バトル前日の表情をご覧あれ。
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笑う
小山隊長 |
ベッカム風
naoto-ok |
Peaceな
SAYUKI |
釣り部長
高熱Down |
Yas舟盛に
うっとり |
布団敷き
備えるKei |
貝殻娘
みお |
ついに決着っ!くや探初代釣り名人ここに決定っ!果たしてその栄冠は誰の手に!?
詳細は活動repoで・・・まだ裏磐梯キャンプのrepoも書いていないから、いつになることやら。
次なるバトルはカラオケだっ!(小山隊長談)
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くや探恒例裏磐梯キャンプが桧原湖・早稲沢キャンプ場で開催されました。当初10名の予定だった参加者も、仕事や家庭の事情などでどんどん減り、気がつけば小山隊長、ぼく、Yas、Keiの4人だけ。「これはセピア?」と審議のランプが灯る中、王様・王子様・奴隷×2ののんびりゆったりキャンプとなりました。
詳細はRepoで・・・いつ書き上げるかは予想もつかないんだけど。キーワードは「達人」「野ぎつね」「新しい船出」。
次回は「ついに決着!くや探釣り名人争奪バトル」の予定。秋の房総に意地とプライドをかけた仁義なき戦い勃発・・・ホントかよ。
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くや探史上最大の不祥事についての釈明会見が開かれた。詳しいことはこちらへ。
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小山隊長からYas入籍に至る過程についての報告が入る。
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=小山隊長からのメール=
このたびは、わたくしめのていたらくにより、発見が遅れ、多大なるご迷惑を、皆様におかけしたことを、この場を借りて、お詫び申し上げます。
今日、Yasがリニューアル(福井氏のお言葉)して出社いたしましたが、反省の色も見られず、「秋は式を挙げるのだからうそは言っていません」とのこと、うーーーむ・・・
山本リンダと結婚するのかなど怪情報も流れましたが、本日の知見についてレポートします。
名前 : keiちゃん
年齢 : Yas+小山-おかあさん+9
出身 : 京都府福知山(丹波の黒豆方面)
出会い: 安積SA
経過 :
2000年11月3日〜11月5日
東北地方で、”まいうー”なお肉なんか食べて出会う!!
友達の紹介、やっぱり見合い!!
2000年12月28日
くや探忘年会。しらをきりとうす。
”愛をください”や、 28〜35歳女性限定で泣かせる”もうひとつの土曜日”などを歌い攪乱する。
追及が甘いのはわたしだけではないよ〜
2001年正月
両家をお互いに訪れる。白骨温泉なんかにも行っちゃったりしている。
2001年1月27日〜1月28日
大阪〜 神戸”まいうー”なお好み焼きなんかたべる。
とって親密な感じのデート。
2001年3月31日〜4月1日
京都で”まいうー”な豆腐料理なんか食べる。
2001年4月14日〜4月16日
空白の1日を利用して(ホームページダイアリーの記載が中抜けしている)ご両親と彼女の家へ挨拶。
20001年5月1日
芸能人みたいに電撃入籍!!
これじゃ仕方ないでしょ!!世紀末の忘年会には、発表しているのが、人の道ってもんだよね!!
これで、もーほー疑惑ともおさらばだし、周回遅れの人も出るしで、大変です。
新事実が、明らかになったらまたお知らせします。くや探のイベントが楽しみです。
くや探 DEBUYA グループ代表より
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Keiちゃんのくや探入隊が決定的となるが、隊員からは早期真相解明釈明会見の実現が必要との声があがっている。
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5月2日未明、くや探MLにYasから一通のメールが配信された。「報告!」と銘打たれたそのメールにはくや探隊員一同の口をあんぐりさせるにとどまらず、関係各位に大きな衝撃をもたらす内容が書き記されていたのだった。
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=Yasからのメール「報告!」=
GW真最中ですが,すっきりしない天気が続いています.とはいえ皆様方におかれましては,のんびり?連休をお過ごしのことと思います.
さて,私事ですがこの場を借りてご報告いたします.
一部ではいろんな噂もあった?ようですが・・・2度目の独身生活にピリオドを打ち,本日(5/1),入籍しました!
別に隠す理由もなく,単に「えっ!」というみんなの驚きを期待しての電撃結婚をもくろんでいたのですが,いかがでしょう!?
詳しい話はまた何かの機会ということで,とりあえずは「くや探」メンバーへの報告まで.
それでは,楽しいGWを!
Yas
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隊員一同は前々からあやしいとは思っていた。YasのHP「物見遊山」でも公開されている度重なる関西への小旅行と写真の片すみの細く白い手。くや探忘年会でもYas友人の紹介でお見合いか?と追及はしていたのだが、自白に追い込むまでには至らなかった。
Yasと机を並べて勤務していながらもまるで芸能人のようなスタンドプレーを許してしまった小山隊長とおかあさんの責任は重いと考えられ、両人の引責問題にまで発展する模様。
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23日23:40、ホロ酔いをかなり通り越した小山隊長から電話が来た。どうやら千葉で飲んだ帰りらしく、「今総武線の中。幕張本郷!」と叫んでいる。何事かと思ったら、緊急動議。今度はY口さんという。Y口さん一家については2月に一緒にスノボしたrepoがあるので、そちらを参照。
「今夜無事に家へ帰れたら、メール入れておくから」
翌朝、以下のメールが届いていたので、無事に帰ることができたみたい。
よかった。
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=隊長からのメール=
jawa入隊動議以来、かなりの批判的意見にも、懲りず、今回は、Y口入隊動議を、発します。
奥さんが怖い、子供が手におえない、等の懸念もありましょうが、今回は、かなりの、・・・・・・・・・
よって、次回のイベントに向け、ご意見を頂けたらと、おもいます。
どですか?
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くやしい探検隊がめでたく結成5周年を迎えました。
当初、在京者を中心に集まった隊員も転勤等で全国に散らばり、忙しいことも相俟ってなかなか一同に会する機会はないけれど、これからも末永く楽しめる集団であれば・・・と勝手に思っています。
せっかく5周年なのだから、なにかHPで記念企画をと考えたのですが、みなさんなかなか忙しいようで。
そんなこんななのですが、以前から要望の多かったくや探初期三部作をUPしました。くや探結成の秘話が綴られた初期三部作は、くや探活動史の片隅にその名前だけ紹介されていたのですが、今回改めて全文掲載することにしました。もう5年も前の話なので、隊員を取り巻く状況も大きく変わったりもしているのですが、青春の1ページとして読み笑いして下さい。一部加筆しています(ホント一部ですが・・・)。 |
〜くやしい探検隊 5周年特別企画〜
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「くやしい探検隊 結成の兆し」
「くやしい探検隊 暁の結集」
「くやしい探検隊 華麗なる船出」 |
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隊員名簿もちょっぴり改良を加えています。隊長以外の名簿掲載順位をくや探イベント参加回数の多い順に並べ替えています(一部の強い要望により)。KSDなんかで名簿掲載順位が取り沙汰されている昨今、くや探は公正な方法で名簿掲載順位を決定していることを、内外に強くアピールしなくては。
ということで、どうぞお楽しみください。
くやしい探検隊 and more へ
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くや探2000年世紀末の忘年会を東上野キムチ横丁で開催しました。年末のあわただしさの中、参加者も5名と少なかったのですが、くや探の本道を行く「ただの飲み会」。年に一度ののやましたも参加して、焼肉食べまくり。
何故に忘年会で焼肉か?については、活動レポートを読んでちょうだい。
くやしい探検隊 and more へ
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jawa&チカザトの挙式から1ヶ月が経った。2人は新婚旅行先のエジプトで内紛に巻き込まれることなく無事帰国したらしいが、音沙汰がないので本当のところはわかりません。きっとアツアツの毎日を送っていることでしょう。
挙式の引き出物はハリカのカタログだった。どれにしようか悩んだ挙句、ぼくが選んだのは「Dr.エアー矯正ストレッチ首筋用」。首に蛇腹の浮き輪みたいなのを巻き空気を入れると、首が伸びて肩・首のコリに効果的という代物。肩こりの多いぼくにはうってつけと思い、早速使用するが・・・苦しい。
写真の顔が大きく見えるのは、太ったからではなく絞められているからです。
特に食後は危険です。うぇっっぷ。
効果があると、いいんだけれど。
くやしい探検隊 and more へ
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jawaが結婚した。くや探の奴隷見習いとして昨年秋に入隊して以来、独自のキャラを打ち出してきていたが、お相手はみんなが想像していたとおり、3月まで同じ部署にいたチカザトさん。くや探会議の際の怪情報とはこの二人の結婚情報だったのだ。
くや探からは隊長、ENO、ぼくが披露宴に出席。招待客を見渡すと、会社の上役がズラリ。社内結婚だから仕方ないのかなぁ。祝辞も会社関係が多く、どれもお堅い話ばかり。新郎新婦の学生時代の友人は歌の披露だったので、大きな笑いもないままぼくの出番。
とりあえず反則技で周囲の耳を引き、話すねたはルスツでのチカザト事件。jawa兄や隊長の絶妙な合いの手も手伝って、一部(新郎サイド)には大ウケ。締めも綺麗にまとめてテクニカルポイントは満点かな?しかしながら、新婦サイドの独身女性の心は射止めていなかったかなぁ・・・。その後の反響もなかったことだし。
結構意気揚々だったところで、新郎の父の挨拶。これがぶっとんだ。気取ることなく、明け透けに息子を語るjawa父。招待客やスピーチをした人全てがあえて伏せていたことまでぽんぽん飛び出し、一同大爆笑。
その後挨拶したjawaは父の余韻を払拭できず、大笑いのままお開きとなったのでした。
そうそう、ウエディングケーキ入刃が主賓挨拶の後、乾杯の前だった。普通こんなに早い時間にやったっけ?
2次会は浅草橋。これが段取り悪くてみんな迷いっぱなし。しかも両人の登場も遅いし。
くや探は帰ろうとする隊長をENOとぼくで引きずり込み、Yas&SAYUKIを加えて参加。いつもとおり奥の端っこに得体の知れない世界を構築。幹事さんも扱いに困ったことだろう。
両人登場後は会場が一体となってjawaいじめ。酩酊寸前のjawaも心地良さそうに目を細めながら笑顔・笑顔。至って冷静にそんな亭主を見守るチカザト。亭主を上機嫌にさせながらも、しっかりと主導権を握る手綱さばきにjawa早くも尻に敷かれているぞ。
チカザトとは早くくや探デビューするよう約束をして、くや探一向は錦糸町へと移動するのであった。
jawa&チカザト、お幸せに!
くやしい探検隊 and more へ
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naoto-ok&Yasのヒゲヅラーズで、江戸川花火大会を観た。
「これってくや探活動かなぁ・・・。セピアにしていいのかなぁ・・・」
ぼくの戸惑いをよそに、Yasは涼しげに言い放つ。
「一応みんなに告知したから、これは立派なくや探活動だよ。」
市川妙典駅から江戸川河川敷に出て、上流方面へ歩く。新行徳橋の下に腰を落ち着け、2人して写真撮影の準備。とはいえ、ぼくはデジカメひとつなので、いたって軽装。一方Yasは一眼レフ&三脚とデジカメというちょっぴり本格的。
花火開始とともに写真を撮りまくったけど、ぼくの写真は手ブレが多いんだよなぁ。
写真はYasのHPで堪能してください。
そうそう、ポジションはなかなか絶好で、面白かった。遠くに松戸の花火大会も見えたし、帰りには海のほうで船橋の花火大会まで見ることができた。う〜ん、幸せ。
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くやしい探検隊 and more へ
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くや探夏の恒例企画、裏磐梯キャンプを7月20〜22日に敢行した。昨年は台風襲来におびえ、中止となってしまっただけに、今年はみんな気合が入っていた。特に裏磐梯キャンプ初参加の小山隊長のお子様・さとし&みおはのっけからハイテンションで、三十路男たちを圧倒してたのだ。
この模様は活動レポとしてUPする予定なんだけど、相変わらずの遅稿だからなぁ・・・
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くやしい探検隊 and more へ |
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くや探会議前に流れた怪情報−もう公にして良いそうなので書いてしまうと、「奴隷見習・jawa結婚!」なのだ。めでたいんだけど、いろいろいきさつがあって、それについてはまた後日。
このニュースにちょっと慌てたのが本家奴隷のうり坊。フットワークのいまいち重かった奴隷見習が結婚を機に職務放棄をするのではないか・・・、はたまた、扱いを変えないとくや探を辞めると言い出すのでは・・・。いずれにせようり坊が再び最低身分になることはかなり高い確率と考えたようで、新たなる奴隷を捜すことになったのだ。
今回ここに紹介するのは、うり坊推薦の第一の刺客(?)・Mくん。コードネームは晴れて隊員になれたときにつけることとして、6/26〜29までぼく・うり坊とともに上越の山の中を歩いていたので、そのときの写真を以下に。
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斜面から落ちたnaoto-ok |
毛虫のちょんまげ・うり坊 |
変なヤツ・Mくん |
次回、海の日キャンプでうり坊から発議される見通し。果たして、Mくんは隊員になることができるでしょうか?
そうそう、海の日キャンプではjawaのフィアンセが披露されるかも・・・。とはいえ、隊員の多くは知ってる娘なんだけどね。もうコードネームも決まっているし。
くやしい探検隊 and more へ
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今年下半期のくやしい探検隊の活動計画を立てるため、西船橋界隈で「くや探会議」を開催した。
会議なんていうと物々しいけれど、要するにただの飲み会。これもまたくや探のくや探たるところなのだ。
会議で決定した今後のスケジュールは以下のとおり。
・7月20〜22日 海の日だから山篭り(裏磐梯 曾原湖)
昨年中止になった企画のリベンジ。
新隊員が来るかも??
・9月15〜17日あたり 登山企画?
昨年の富士山登山に味をしめた(?)Yasが企画を提出するかも・・・
・10月7日 きっと祝い事
・10月8〜9日 さんま焼きキャンプ
場所は未定。
・11月末or12月初 スノボ合宿
一部では「北海道!」と張り切っている。
また、くや探に流れた怪情報の確認と今後の対応についても話し合いがなされた。
内容については、近日公に発表されることでしょう。
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怪情報の確認をする小山隊長
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スキー・スノボシーズンも終焉に近づき、春スキーのメッカ・奥只見丸山スキー場へ独身男性隊員ですべり納めをしてきた。実はぼくとjawaは去年に続き2度目の奥只見丸山での春スキー・スノボなんだけど、その頃はまだjawaは正式隊員ではなかったので、くや探活動からは外してる。
今回の最重要点事項は前回(ルスツ)撮りそこねたYasのすべりの撮影と、深夜に響く謎の音の解明。どちらも任務を遂行することができたので、活動repoをお楽しみに。
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くや探が、セピアながらもついに海を越えました。3月に予定していたスノボ合宿が中止となったことの鬱憤を晴らすが如く、一路津軽海峡を越え、ぼくの聖地(生地)・北海道へ。
舞台となるルスツ高原は洞爺湖の北に位置し、山頂からは蝦夷富士こと羊蹄山の他に、現在噴火中の有珠山を洞爺湖越しに見ることができるというロケーション。噴煙が立ち昇る様にYasは興奮気味で、スノボそっちのけで写真を撮りまくり。一応ぼくも写真を撮ったんだけど、詳細はYasのHPを観て頂戴。
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Goodなゲレンデと北海道の味覚で一同(岡本,Yas,うり坊,まるじ,jawa)ご満悦。奮発して海を越えて良かったとの声が続出の2泊3日でした。
ぼく個人的には、近くまで行きながらも実家に顔を見せずに帰ってしまったことに後悔の念を抱いてたりして。
「次は沖縄っ!」と張り切る声もあるものの、本隊が海を越えるのはいつのことやら・・・。近畿圏の隊員が増えたことだし、まずは箱根の関所越え?
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ミレニアムなエープリルフールという記念すべき日に、大阪へ転勤するENOの壮行会を兼ねてお花見をすることに。しかし、訪れた河川敷公園には桜など1本もなく、急遽Emmy,Kunnyの2人の20代女性隊員を華とした「華見」に変更。外で飯食って酒飲んで来ました。
今回は久々のEmmyが長男・たくまを伴って登場。おかあさんもすっかりおばあちゃん顔でした。 |
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主役・ENOにとっては2世懐妊に続く人生の転機となる2000年。くや探活動もこれからは参加しづらくなるだろうけど、くや探はいつまでも仲間だよ。たとえ汚いくしゃみを連発しようとも。そんな華見でした。
落ち着いたらEmmyと共にくや探・近畿チームを結成して、近畿圏でのくや探企画を立案してください。
Good Luck!
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昨年末、ウリ坊が中国系窃盗団・蛇頭の被害を受けた。
今年度末の人事異動で、ENOが大阪へ転勤することになった。
相次ぐくや探隊員に降りかかる災難を重く見た小山隊長は「くや探の活動を妨害すべく国際的な犯罪組織が暗躍しているのでは?」と自らシャーロックホームパパを名乗り、くや探公安委員会を発足、真相究明に乗り出した。ちなみに助手はわっと損ことnaoto-ok。
そんな活動の裏をかくように、くや探隊員に新たな被害が発生した。被害者はYas。愛車チェロ吉が車上荒らしにあってしまったのだ。詳細はこちらへ。
http://www.asahi-net.or.jp/~bm5y-di/diary.htm
そして、ついにくや探公安委員会の公式見解がシャーロックホームパパからなされたので、以下に全文掲載します。
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<公式見解> |
またまたくやたんに国際犯罪組織・蛇頭の影が忍び寄り、くやたん一・二を争う無駄遣い大魔王ことYasに災難が降りかかりました。
シャーロックホームパパとしてはこの事件を重く見て、仕事も早々に切り上げ、推理に推理を重ね結論に達した結果をお知らせします。
やはり今回の事件も蛍の光、窓の雪、あっと驚く大三元、ともいえる事件であり、Yasにはお決まりの結論とも言える、「犯罪の影には、”女あり”」で決まりなのではないかと推理されます。
このところ女出入りの多いYas氏は、「やっぱりYasはやさしいよな」とのやっかみとも取れる証言が、わっと損や蛇頭に狙われた男1などから得られており、やはりこの線で決まりだな、とひらめきました。
このYasのやさしさを勘違いした女の子の逆恨みにより蛇頭に依頼が回り、今回の犯罪にいたったと考えられ、しいてはくやたん潰しと言う最終目的に向かっているように思われます。
それにしてもこのところ魔の手が身近に迫り、目に見える2回の犯罪、ツーファーを狙い撃ちした薬物劇症肝炎、E氏の大阪転勤、岡本氏の33歳など、恐ろしい出来事が目白押しです。
今後何事も無ければよいのですが、皆さん気をつけようではありませんか。
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去る10月10・11日、さんま焼きCAMPが開かれました。この企画は去年台風の襲来で中止となったもののリベンジ企画だったのですが、両日とも夏を思わせるような晴天。リベンジを果たしたといったところでしょうか。
かねてから入隊の噂のあったjawaがお試し参加し、夜の部では入隊審議委員会が開かれ、ぎりぎりのところで入隊を許可されました。
これらの模様は活動誌で詳細に報告したいと思います。
えっ、富士山の活動誌もまだ出てないじゃないかって?
・・・。
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’98裏磐梯CAMPの最終日、ぼくが捕まえたつがいのカブト虫が、小山隊長宅で繁栄しているらしい。右がぼくが捕まえたカブト虫。2匹のうちメスはたまたまぼくが小山宅に宿泊した翌朝、その天寿をまっとうされたという、くや探にはとても縁の深いカブト虫。
小山隊長の報告メールを以下に掲載します。
<小山隊長からのメール「おかもとなおとの孫」>
おかもとなおとさんの孫を今日確認したところ44人になっていました。ちなみに子は男4人女6人でした。おかげで水槽5個に木の粉20袋を使用するに至り、たいへんな養育費がかかっています。一部里子に出したいのですが、成人しないと引き取ってくれるところもなく、来年まで養育しなければならないようです。
なお、近親相姦状態なので来年はどのような状況になるかわからず、白いのや20cmぐらいのができたら大もうけなのですが!!
なお、子、孫の54人分のお祝いが届いていないとかみさんが言っています。
デジカメ買いましたら孫の写真を送りますので、御両親にひ孫を見せてあげてください。
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くや探史上初の苦行企画「富士山登山」が遂に敢行されてしまいました。
昨年お流れになってから1年間、隊員一同この日に備えて鍛練してきた気合いの入れよう。そんな隊員の前に立ちはだかる厚い雨雲、吹き降ろす風、薄れゆく空気と凍てつく大地。極限に達した隊員が富士山で見たものは・・・詳しくは活動誌で。
まだ書いてないけど、今回はちゃんと作るから。
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先日、隊長より隊員として推薦されていたjawaですが、くや探推薦の発端となった「おれも富士山に登りたい。連れてって!」との言葉と裏腹に、「富士山登山の実行日には別の約束してたから行かない。」という連絡をしてきました。
この言葉に隊長が激怒、他の隊員もかなり拍子抜けしてしまい、入隊に関しては・・・どうなんだろうか・・・。
隊長の機嫌次第でしょうか。
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8月13日金曜日、小山隊長より大学の後輩(日本大学理学部)のjawaをくやしい探検隊隊員に推薦する提案がなされました。
jawa候補はくや探結成時にも隊員としてリストアップされていたのですが、当時の彼の女性関係が災いして、入隊が見送られた経緯があります。
各隊員に連絡を取り、jawa入隊の条件が提示された模様。
以下に各隊員の反応及び条件を記します。
岡本;基本的にはOK。条件は「Macky、Kunnyには手を出さない」
Yas;煮え切らない態度(小山談)。「何か条件を考えます」
SAYUKI;OK。条件はSAYUKI家がエレベーターなしの4階住まいなので、荷物の積み下ろしを手伝うこと。
おかあさん;OK。心の中では「Macky、Kunnyには手を出さない」と言っているだろう。
うり坊;OK。条件は「奴隷になること」。この際、うり坊は奴隷を卒業するとか・・・。
ENO;無条件OK。
果たしてjawa候補はこれらの条件を全て飲むことができるのでしょうか。
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