今年で三度目の奥利根湖(一度目はこちら、二度目はこちら)。ところが今年はいつもと様相が違う。水が・・・。今年は水不足の影響で貯水率は60%。8月まで35%だったという。例年にくらべ、あきらかに水は少ない。関東では深刻だった今年の水不足の影響が利根川の源流にまで色濃く出ているんだなぁ・・・。一昨年と同じ場所で撮影した写真で比較して見ると・・・。一昨年は木の生え際まであった水位が今年はかなり下までさがっている。
今年の奥利根湖は水位以外にも変化が。湖畔には小屋が建っており、管理人のおじさんが常駐していた。湖に入ってのキャンプは禁止というルールを守らない人が多く、危ないからだそうだ。嘆かわしい。駐車場でのキャンプも禁止。八木沢ダムの前面のテニスコートがキャンプサイトとか。少しはなれているけど我慢。 9月末の平日、こんな時期にキャンプする奴はそうそうなく、キャンプ場にはぼくひとり。鈴虫、こおろぎの鳴き声とダム管理棟の灯りだけの世界。月がかなりキレイに見えるので星空に期待も、次第にもやがかかってくる。 夜は黒部源泉水を遠赤外線炭火で沸かしたインスタントラーメン。旨いんだかなんだか、身体にいいんだかなんだか。相変わらずひとりのキャンプは質素なこと。 ぼくは星座がまるでわからない。教育実習で地学を教えていたが、その時は天気を教えていた。星空を見上げて「ごらん、カシオペアがキレイに見えるだろ」なんてささやいてみたい。D井くんのように。そこで今回は予行演習とばかりに”新星座早見”なんぞ買い込んで備えたというに、たちまち雲が覆いつくし、暗転に。星はぼくの下心まで見通しているのだろうか。 寒くなってきたのでモスラ(ツェルト)に潜り込み、HP新連載のネタを考える。結構たまったので、近いうちにご披露できるはず・・・but遅稿だしなぁ・・・。
キャンプ場を撤収し、とりあえずダムサイトの駐車場へ。ここでモスラや寝袋を干し、いよいよ出艇の準備に入る。
水位が低いため、貫入岩帯がはっきり見える。一応本職は地質調査なので、この露頭には興味あり。そして圧巻は断層の滝。こちらも水位が通常とおりなら滝のようにはなっていなかったんだろうなぁ。
「海や川、湖の水の色ってみず色って先入観を捨てることから始めた。晴れの日や嵐の日で色は変わるし、空や景色を映し出しもするから。」 ここで浮かんでいるとそれを実感することができる。気分はガンバだ。 「しっぽを立てろーっ!」 |
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