エスニック

日常的戯れ言2016

毎日の生活の中の戯れ言を掲載しています。


岡山・倉敷、桃太郎(16.9.12-14)

「14年ぶりの岡山。そしてモノトーンの倉敷。モノトーンのあの喫茶店は??」
 岡山、久々だよ。前回は働いて働いて、たまにJR岡山駅の喫茶店で息抜きをして…。あの喫茶店はまだ健在なのかな?と思いきや、JR岡山駅の1階がホームしかないじゃないか。ぼくの目の保養が…。
 いやいや、今回もお仕事で来てるので、シャキッとせにゃね。地盤工学研究発表会での発表というのが今回のお仕事。いろんな人から「意外だ」と言われたけど、公けの学会やフォーラムに論文を投稿し、発表するのはこれが初めて。社内発表はしょっちゅうやってるんだけどね。
 あっ、発表の方は問題なく、時間ほぼちょうどでこなしてきました。質問もいくつかいただいて、なかなか良い発表だったんじゃないかと自画自賛です。
 ということで、ここからは岡山街歩きです。岡山といえば”ももたろう”なんだね。下を見て歩けばいたるところに”ももたろう”。下水のマンホールも、消火栓も”ももたろう”なんだもん。
 でも、どこかやさしいんだよね、岡山って。岡山のどこぞの街で飲んだくれ、社長と二人でタクシーに乗って飽きずに談笑。先に社長を宿泊しているホテルで降ろし、自分の泊まっているホテルに向かってもらうと、運転手さんがすかさず話しかけてくる。
「お客さん、お連れさんとの会話から察するに、北海道なんですか?」
 そこから運転手さんのマシンガントーク。北海道をこの車(個人タクシー)で奥様と一周した話を懐かしそうに語ってくれる。ホテルについて、メーター降ろして、ぼくがお金を払っても、話が止まらない。そして、岡山の楽しみ方も教えてくれたっけ。酔っぱらってたからほとんど覚えてないんだけど。
 駅前には自転車が盗まれないよう、鍵をかけたか確認を促す看板が。この目は自転車を狙う泥棒の目なのか、泥棒を見張る防犯の目なのか。この目のモデルは誰なのか。気になって鍵かけるの忘れちゃいそうだけど。
 あと、路線バスがやさしいの。回送のバスの表示が「すみません回送中です」なんだもん。どんだけ下手でやさしいんだか。過去に回送中のバスに「どうして乗せないんだっ!」ってクレームでもあったのかな?

マンホールはももたろう

この一重でちょっとキツネ目、気になるよね

シャッタースピードの関係で読みづらいでしょうが、やさしさMaxです
 昼飯が岡山大学の学食だったり懇親会があったりで、いつもの食道楽とはいかなかったけど、それでも何とか岡山の味を堪能しまして。岡山といえばきび団子、もも…って、ももたろうじゃないか。まぁ、それだけももたろうが浸透してるってことなんだろうけど、ぼくの中では”ままかり”なんだよね。入社した時の上司が岡山出身で、よく「ままかりハスカップ」って言ってたから。あっ、ハスカップも名産品?
 で、ままかりを食べに行こうと思ったら、やっぱすし屋になっちゃうじゃない。なので、泊まってるホテルの近くにあるすし屋「福寿司」へ行ってきました。
 まずは念願のままかりの酢の物から。これ、ナマで酢につけたのと、焼いてから酢につけたのが2匹づつ盛られてて。ぼくはプリプリしてるナマの方が好きかな。元日本代表の都並さんにちょっと似てる板さん曰く、「ニシンと同じ科の魚なんですよ」。見た目も味も全然違うけど。
 次に目が行ったのがあら炊き。スズキとホチのあらを煮込んでます。ホチって…さっき調べたところ、マコガレイの地方名なんだって。で、このあら炊き、ボリュームがすごいの。やばい、白米が欲しくなる。でも、すし屋に来た以上、握りを食べずに帰るわけにはいかないと、キリン秋味を飲みつつ美味しくいただいて。
 そして〆は特上にぎり。地ざかな満載の一品で。女性店員さんが端からネタを教えてくれたんだけど、すっかり忘れちゃった。でも、札幌じゃなかなかいただけない味がいっぱいあって、楽しんじゃった。箸使いが下手で、よくしょう油にネタやすしごと落としちゃうので手で食べてたら、「東京からいらしたんですか?」って。東京の人だけがすしを手で食べるそうで。今度いろんな人の手元をじっくり観察してみようかな。
 いやぁ、美味堪能。そうそう、黄ニラの味噌汁がこれまたおいしくて。黄ニラも岡山の特産なんだって。


ママカリの酢の物とあら炊き。これだけで十分だったけど、やっぱすし屋だから

これが特上にぎりです。にし貝って聞いたことなかったよ。黄ニラの味噌汁、おかわりしたくなった
「なに高級品ばかり食ってんの?いつもの岡本らしくないよ!」
なんてお叱りの言葉が上がりそうなので、いつものぼくらしい食べ物も。
 実は12日の夜に岡山に着いたときに食べようと思ってた店があって。でも、ラストオーダー後の到着だったので、14日の夕食に回そうと諦めたら、14日が急遽休業で…って、とことんぼくと相性の悪かった『お好み焼き もり』。岡山のB級グルメ・ホルモンうどんがどうしても食べたくて、15日の学会終了後にランチしました。解放感に包まれて、生ビールととんぺいとホルモンうどんで打上げです…ひとりで。先にきたとんぺい、口に入れたら食感が違う。なんと、餅が入ってました。それもいい感じの厚さで。食感を楽しむ程度に抑えられているので、つまみには最適です。そして待望のホルモンうどん。なんじゃこのホルモンのやわらかさ。とろけるじゃありませんか。以前、イベントかなんかで食べたのとはまるで別物(そっちはそっちでよかったんだけど)。これは何度も食べたくなる。メニューにはカキオコ(かきのお好み焼き)もあってそそられたんだけど、なにぶん一人だったから。
 そうそう、店長さんが店の外まで出て見送ってくれたんだよね。結構混んでたのに。申し訳ないと思いながらも、またやさしさを感じたりして。

岡山ご当地グルメの店、お好み焼き もり

もっちりとんぺい(480円)

こいつは絶品・ホルモンうどん(1,030円)
 学会発表および好調の合間、倉敷に行ってきました。男一人で。美観地区で町家巡り。なんとも観光観光してるでしょ。ただでさえ周りから高いと言われているぼくの女子力が、さらに上がってしまうような。でも、真の目的は町家巡りじゃないんです。それは後ほど。
 なんかお決まりってわけじゃないけど、倉敷にいる証拠にマンホールを。倉敷市の市花である”ふじ”が描かれ、紫に彩られている。きれいです。一方、消火栓は謎のキャラクターがホースを持っててコミカル調。ところが、美観地区はシンプルなのです。確かにモノトーン調の町家風景に色付きはそぐわないしね。

カラフルな倉敷のマンホール

でも、美観地区はシンプルです
 まずは昼飯。食べログ調べたら、まぁお洒落なランチスポットが出るわ出るわ。さすが人気の観光地。ただ、おっさんひとりで入るにはハードルが高すぎるし、がっつり食べたいし。で、選んだのは『名代とんかつ かっぱ』。名代と書いて”なだい”と読むんだそうで。13時過ぎに行ったら、平日だというのに並んでる並んでる。そこには「いやいや、あんたらはお洒落ランチに行けよ」と言いたくなるようなカップルや奥様たちも。おじさんの肩身がどんどん狭くなっていく。
 30分ほど並んでやっと入店。調理場の見渡せるカウンターに案内され、忙しく立ち回る女性たちを眺めながら、「名代とんてい」(1,300円)の出来上がりを待つ。それもまた至福のひととき。男前の女性料理人がテキパキとさばいていく様は、見ていて楽しいです。
 そして運ばれてきた名代とんてい。そのかつのデカさにびっくり。そして、「カレーかよ」とつっこみたくなるようなソース。これがデミ系なのかなぁ…いい感じに甘めで、キャベツにもたっぷりつけて食べちゃいます。
 倉敷って観光観光しているのかと思いきや、アーケード商店街のとんかつ屋さんの心意気を見たような。このボリューム、この美味さ、格別ですね。ほかの料理も食べつくしたい。この店、うちの近所に欲しいです。


これが倉敷のとんかつか…デカいし美味いし、言うことなし
 そして、いよいよ倉敷に来た真の目的を果たしに…。そう、それはデニムスーツを作る!去年テレビでフジの山崎アナが紹介してたんだよね。で、作ったデニムスーツをバナナマンの設楽さんが着て。それがなんともよかったので、ぼくも作りたいって。その時には今年岡山で学会が開催されるのを知っていたから、ほぼほぼデニムスーツのために論文を投稿したと言っても過言ではない。ということで、美観地区の一角にある『in Blue』へ行きました。店に入ると、ディスプレイされたスーツの数々。ホームページで予習はしていたけど、それよりもバリエーションがあるような。店員さんたち(みなさん女性)もデニムスーツを身に着けて。対応してくれた女性、上手く会話をリードしてくれて、無地から始まりいろんなタイプのスーツを見せてくれる。どれもデニム感は弱いんだけど、しっかりデニムなんだよね。で、すごくやわらかい。これがデニムスーツか…。無地もいいけど柄も…なんてつぶやいたら、すかさず暖色系のストライプがさりげなく入ったスーツを2着見せてくれて。「暖色系が入ると明るい印象になり、お客さんにお似合いだと思いますよ」って。それ、よく女性に言われるんだよね。この日のぼくは紺一色の出で立ちだったので、あらためて納得したりして。
 生地を選んで採寸。パターンオーダーだったので、フィッティングが主体だったんだけど、とにかくこの日の岡山は蒸し暑くって、ぼくは全身汗だく状態。タオルで拭き拭きしたんだけど、お借りしたフィッティング用のシャツに汗が沁み込んじゃって平謝り。「全然問題ないですよ」とやさしく言っていただき、申し訳なくって。もしかしてこの汗、蒸し暑さだけのせいじゃなかったりして…昨夜飲み過ぎ?
 フィッティングが終わると、ボタンの数、種類、ボタンホルダーの色、裏地の色、ステッチの有無と色などを決めて、より個性的な一着を作っていく。いやもう、出来上がりが楽しみ。きっといい男に仕上がるに違いない…あっ、スーツがかっこよくてもぼくが今以上にいい男になるのは難しいか。
 ひと月後の到着が待ち遠しい。で、どんなスーツになったかは、到着してから発表します。

あっ、ぼく写り込んじゃった…

店内撮影はダメだけど、外観ならということでパシャリ。しゃれおつです
 やっぱね、せっかく来たんだから美観地区散策するでしょ、おっさんひとりで。町家ってモノトーンだよね。それがとてもシックで。そこにしだれ柳の緑が加わると、美観地区に興味のなかったぼくだってもうぞっこんになっちゃうさ。派手な服じゃなく、紺の上下でよかった。さりげなく浴衣なんぞ着れたら、一層粋に見えたかもしれないね。北海道の新興団地で生まれ育ったぼくでも懐かしく感じるそんな町並みを、ちょっとご覧ください。

その昔は髷を結った人々で賑わっていたのかな?

モノトーンにしだれ柳。アクセントは人力車です

堀を渡る舟がそろそろ出発するようです

船頭さんに操られ、舟はゆったり進みます

橋の上でもパシャリです

このモノトーン感、際立ってます。火の見櫓とともに

備前焼のはにわと、北海道産のたぬき
 汗かきまくったせいか、すっかりお疲れモードだったので、三宅商店でひと休み。結構混んでたし一人だったので、座れさえすれば、かき氷を食べれればどんな席でもよかったのに、通してくれたのは縁側の席。これがなんとも風情があって。箱庭的緑と木のぬくもりに溶け込むぼく。なかなかいい写真撮れたです。そこでいただくはお店おすすめのカシスシロップがかかったかき氷。この至福感は半端ない。デニムスーツ目当てが日本再発見みたいになって、倉敷が好きになりました。
倉敷って三宅性が多いのかな?いろんなお店が三宅でした

季節限定かき氷【カシス】(550円)

もちろん食べる模様はおさえています


おとなの休日的、縁側とおっさん
 心残りは岡山城を見ることができなかったこと。もう、疲れ果ててね。次の機会にはぜひ。

エスニック日常的戯れ言

さっぽろオータムフェスト2016(16.9.10-)

「今年も味覚の秋がやってきました」
 毎年楽しみのオータムフェスト。今年は4期に分けて開催ですと。でも、今月は出張が多いんだよね。だから、合間を見てちょこちょこ言っておかないと。その模様をちょっとづつ更新できればいいんだけど。
【第1期】
=9月10日(土)=
 土曜出勤の前に行っちゃいました。早い時間は土曜でも空いてるので、ブランチとしてちょうどいいんだよね。
 やっぱり向かうは8丁目会場。道内の市町村が地元の味を出店するここがぼくは一番好き。今年は度重なる台風の影響で出店を控えた市町村があり、残念ではあるんだけど、それも北海道の今なんだよね。
 さて、どこから食べようかと思いを巡らし、通期出店は後回しにして、まずは平取町から。びらとり和牛はたまらないよね。ということで、お試し品・びらとり和牛串焼(400円)を。美味しいのはわかってるから、サイコロステーキ(1,000円)いっとけってご意見もあるでしょうが、なにせ今年の栄えある一品目だからね、控えめに。でも、あっという間に溶けてなくなっちゃった。やっぱ美味い。
 肉食べたから、次は海産物かな。不思議とオータムフェストには貝類がたくさん出品されてるんだよね。そこで今回は寿都町。加工食品がメインなんだけど、「かき小屋」なるのれんが出ていて、かきとつぶを焼いて提供してくれる。そこで、かき2個つぶ1個のセット(1,000円)をいただいて。「かきはレモンとタバスコ、どちらをかけます?タバスコはかきのために作られた調味料なんですよ」なんて豆知識もいただいて、美味しく召し上がる。最高のセットだよね。
 本日最後は肉も貝もということで、稚内市の宗谷岬牧場のハンバーグ(500円)とほたて焼き(200円)を。稚内も雨の被害が大きかったんだよね。でもこうして美味しいを実感できて、うれしいです。
 ブランチで合計2,100円の出費。ま、お値段以上の充実感を味わっているからいいか。
 

びらとり和牛串焼(400円)


かき2個つぶ1個のセット(1,000円)
 

宗谷岬牧場のハンバーグ(500円)、ほたて焼き(200円)
=9月12日(月)=
「他にはない食材で勝負です」
 やっぱり8丁目に来ちゃうんだよな。なかなか食べに行くことができない市町村の味を堪能したくて。今回は8丁目会場の雰囲気が伝わればと、シータで撮影した全天球画像(ぼくのマヌケ面つき)をUPしておきます。
 さて、今日は幕別町から。十勝のコロッケゆり根(270円)が気になってたんだよね、土曜に来た時から。ところが、幕別町イチ押しの牛サガリ串(300円)が「2本で500円でいいよ」なんて言われちゃったら、頼んじゃうじゃない、人として。食いすぎだってわかってるんだけどね。美味しいから。ゆり根のコロッケはもうちょっとゆり根感があってもよかったかな、ゆり根好きとしては。
 次は通期出店の奥尻町。ほとんどの町がうに、つぶ、ホタテ、かきで勝負してくる中、奥尻町は変化球を織り交ぜてくるんだよね。さくら貝(白貝)の酒蒸し(3個500円)とか、焼きほや(500円)とか、他の市町村にはない食材を出してくる。そんでこれがまた美味い。酒が飲みたくなる味なんだけど、そこは車だったのでぐっとこらえて。なにより、ぼくが食べていると、いろんな方が「これ、どこで売られてましたか?」て聞いてくる。そのたびに教えてあげるんだから、よき宣伝マンになれたかな、奥尻町の。あっ、焼き鳥100円だというので、思わず追加しちゃってさ。
 次は10丁目で今年から開催されてるお肉10丁目に行ってみようかな、写真だけは撮ったんだけど。


こんな感じで各市町村のブースがズラリと並んでます
 

幕別町 十勝コロッケゆり根(270円)と牛サガリ串(2本500円)


奥尻町 焼きほや(500円)とさくら貝酒蒸し(3個500円)と焼き鳥(100円)

こちらは10日のお肉10丁目。食べてないんだけど。
【第2期】
=9月17日(土)=
「第2期突入!でも出張続きで来れるのは今日だけ…とほほ。」
 今回はすすきのへ飲みに行く前にかる~く寄ってみました、夜の8丁目。夜に来るのは何年ぶりだろうか。心置きなくビールが飲めるのがいいよね。
 まずはモンキー・パンチ先生の故郷・浜中町。不二子ちゃんのモデルのいる浜中町。ルパン全面押しなのです。でも、美味い海産を安く提供してくれる素敵な町でもあるのです。
 なので北海シマエビ(4尾500円)とつぶ焼き(2個300円)ででビールをいただくのです。磯の香りが漂います。足元に赤い波がからみつくような感じです。そいつを蹴ってマシンが叫びます。要はルパン気分なのです。そんな感じで美味しいのです。
 続いて、美幌町です。第1期では牛肉が多かったので、今回は豚肉を。ジャンボ豚串(300円)は安いんじゃないの?この良心価格は値段高めのオータムフェストの中ではありがたいよね。
 そして利尻町のタチカマ串(400円)。ただでさえタチカマ好きなのに、そいつを炙ってこんがり焼き目をつけるだなんて、反則だよ。ほんのり漂う磯の香り…って、このフレーズさっきも書いたよな。これが加工品だなんて、信じられないよ。

浜中町はルパンの町

北海シマエビとつぶです

美幌町、暗くて見えづらいか

豚肉です

利尻町のメインはうになんだけど

たちかま串最高
 
【第3期】
=9月24日(土)=
「第3期!午前10時、ビールを、誰かビールをぼくに。でも車が…」
 第3期は小清水町の牛トロ丼をと思ってたんだけど、残念ながら台風災害の影響で出店取りやめとなったみたい。なにより復興が大事だからね、その時が来たらまた食べれるだろうし。
 今年はまだうにを食べていない。うにもいろいろ出店されているけど、できればナマに近いやつをということで、礼文町のジャンボ殻付きうに焼き(1,000円)を。通期出店だからいつでも食べれるなんて思ってたけど、去年は品薄で実の詰まったうにがなくなってきたから、後悔する前に食べる。おねえさんに礼文のビールをすすめられたんだけど、「車なんですよ」とお断り。でも、そこから会話が弾んだついでに、「個人的におすすめの一品ってありましたか?」と聞いてみたら、「もう終わっちゃったけど、北広島の角煮まんが美味しかったですよ」と教えてくれた。来年食べようかな。えっ?ジャンボ殻付きうに焼きはどうだったかって?美味いに決まってるじゃない。ビールが飲めないのが残念でたまらない。
 つぎも通期なんだけど、中標津町の大判しいたけチーズ焼き(350円)。しいたけ嫌いだったぼくが毎年のように食べる一品。チーズとマヨネーズがやわらかプルンのしいたけにからまって、たまらんのですよ。あぁ、ビールが・・・。
 ここからは肉2連発。士別町といえばラム肉。サフォークの郷だもんね。ということで、ラム串(350円)を。そしてせたな町の若松ポークのとんてき(600円)を。にくにくしいほど憎らしい肉に舌鼓。だからビールを・・・。
 締めは札幌大通ふるさと市場(明治乳業)のチーズミルフィーユ(500円)。フレンチトーストととろけるチーズが重なったうえに、はちみつがたっぷりかかったこの一品、去年食べてすっかりとりこになったのよね。んーと、これは牛乳かな?

通期出店の礼文町は素敵なおねえさんとおにいさんが対応してくれます

これがうに、これこそがうに

しいたけもすっかりぼくの定番

まるでピザなしいたけなのです

士別といえばサフォークのラム

せたなの豚肉は初耳でした

男のロマン・脂身しっかりのトンテキ

明治乳業の美味しい一品がこちらチーズミルフィーユ

フレンチトーストととろけるチーズの挟み撃ち


エスニック日常的戯れ言

泡盛 水割り まーさむん カリー!(16.8.12)

「みんなで飲んで、泡盛と三線と歌声に酔えば、なんくるないさ~」
 エアコンが壊れ、じっとりとした暑さの中で仕事をしたせいか、とにかく喉が渇いてさ。昼過ぎには早々にアキラと飲みに行くことに決め、店のチョイスはアキラにおまかせ。心の中では「オリオンビールが飲みたいな…」だったけど、口には出さずに見守っていると、アキラが選んだのは東札幌の『沖縄市場 なんくる食堂』。でかしたアキラ、ナイス以心伝心。
 それにしてもなんにもない通りを進み、細い路地に入った一軒家。昔でいうところの文化住宅ってやつですか。今やすっかり見なくなった昭和の佇まいがそこには残っていて。トタン屋根だから沖縄ではないんだけど、なんか沖縄の雰囲気なんだよね。

年季モノの平屋建てが『沖縄市場 なんくる食堂』

オリオンビールの幟の横に素朴な字体で『なんくる食堂』
 本来なら、オリオンビールと沖縄料理の写真がドンっ…なんでしょうが、今回はちょっと違います。もちろんビールも料理もとても美味しく、火照った身体を優しく癒してくれたのは間違いないんだけど、今日ご紹介するのは道産子三線デュオ・がじゅまるのミニライブ。なにかごそごそやってるお兄さんがいるなぁと声をかけたら、「この後、ちょっと歌わせてもらいますんで」。なんと偶然、たまたま飲みに行くって決めて、たまたま入ったお店で、ナマの三線が聴けるなんて。すすきのに出なくてよかった。
 磯ちゃんとミッキーの二人組。北海道に生まれ、三線に魅せられた、決して夫婦ではない二人。月イチのライブは今回が25回目。二人の演奏が、北海道を沖縄色に染めてくれます。
 沖縄民謡って島によって違うそうで。初めて知りました。そんな伝統的な各島の沖縄民謡に加え、ポピュラーな歌や磯ちゃんオリジナルの民謡まで。和音じゃなく、単音の連なりと涼しい歌声が、心地よい風のようなのです。沖縄の打楽器・三板(さんば)を預かったアキラも、ノリノリで叩くのです。
 19:00からの1回目と21:00からの2回目のステージ、結局両方観ちゃって。ライブの間って酒は進むけど(泡盛ボトル入れてたから手酌でグイグイ)、食が進まないじゃない。で、1回目が終わって食べ出したら、2回目始まっちゃうし。でも、空席あったし、「えっ?入れないの?」って客も来なかったから許してね。
 個人的にはミッキーがソロで歌った『波』がね。演奏後に教えてくれたんだけど、どんとが作った曲なんだって。思わず「ボ・ガンボス?」って聞いちゃった。どんと、懐かしいなぁ。あと、磯ちゃんのラップが入り単コードで押し続ける『上を向いて歩こう』も目から鱗だった。

左:磯ちゃんと右:ミッキー、ふたりそろって”がじゅまる”です

三板に触れるアキラを優しく見守る磯ちゃん

ミッキーの「みんなで空気をかきまぜよう」講座

2ステージ目、磯ちゃんだけが衣替え…ずるい
 ライブって不思議な力があるよね。ぼくらと同じように両ステージとも鑑賞したクラス会っぽい男女5人組とすっかり仲良くなっちゃって。歳はきっとぼくよりチョイ下くらい?オリオンビールのくじ引きで盛り上がり、次回のがじゅまるライブの日にまた会いましょうと言い渡され。みんなが輪になり盛り上がる。酒場って本来そういうものなんだよね。再認識して大いに楽しんじゃった。
 演奏が終わって、帰る前のがじゅまるのお二人もなぜか挨拶に来てくれて、こちらの方がありがとうですよ、ホント。で、気付いたら5時間近く泡盛飲み続けてさ。なんと気持ちのいい酒だったことか。お店の方、長尻でごめんなさい。


夜も更け、照らし出されるなんくる食堂。シーサーが見つめてくれます
 来月のライブも行かなきゃだめかな?
 ちなみに磯ちゃん(ソロ)の演奏はこちらで見ることができます。
  https://www.youtube.com/channel/UCRsZNuQSO1ivhofZEsaUn_Q
 標題はこちらの歌から。
  https://www.youtube.com/watch?v=dZZn2olklwc

エスニック日常的戯れ言

かき氷が紡ぐ、ふれあいの輪(16.6.24-26)

「関西のかき氷 動画あります」
 ひと言にも書いたけど、お仕事で大阪&京都に行きまして。天気は悪かったけど、暑さはハンパないの。雨で濡れてんだか、汗で濡れてんだかわからんくらいシャツに染み。こりゃもうかき氷食べるしかないでしょ。まあ、晴れてても寒くても食べるんだけど。
 伊丹空港から大阪駅に行き、まずはホテルにチェックイン。夜から京都で会議の顔見せ会があるので、仕事を済ませ、かき氷を検索。北新地に『おとなのかき氷』なるものを出してくれるBarがあるとか。15:00~19:00限定で。京都へ向かう前に、景気付けということで。
 北新地の駅に程近い通りのビルの2階。階段を上り右手のBar『
Grow』の扉を開けると、L 字のカウンターが埋まってる。ちょっとたじろぎながらも座れるかを聞いてみたら、L 字の角っこに案内していただいて。
さっそくかき氷メニューを伺い、今だけ限定の
デラウェア(1,200円)をオーダー。お客さまたちの会話を聞き流しながら、動画撮影すべきかを考える。だってこの位置だと誰かは映り込んじゃうし、迷惑に思う方だっているかもしれないし。
 頭の中で悩みながらも、ミニ三脚をいじっていたら、女性のお客さまが興味を持たれたようで、
「お兄さん、その三脚どこで買われたの?」
「あっ、100均です」(たじろぎながら)
「それでかき氷撮るんだ」
「はい、ぼくが食べるたびにかき氷が減ってくだけの動画もどきを」
 身内にも評判が芳しくない動画もどきに店内のみなさん面白味を感じていただいたようで、映り込みなど気にせず撮影を許していただいて。再生回数少ないけど、YouTubeに動画があることを告げると、店員さん検索して店のモニターに大映しに。大画面に映され、大勢に見られると、なんだか恥ずかしい。でも、みなさん気に入っていただいたようで、最初に声をかけてくださった女性がご自身のブログ(『玉鬘ちゃんブログ』)で紹介してくださることに。北新地の小料理屋さん『玉鬘』のママさんで、ブログのアクセス数は1日3,000以上とか。ぼくの隣に座られていた女性もかき氷の食べ歩きをされているそうで、おすすめのかき氷写真を見せてくださる。店員さんもお客さんも気さくにお話しくださり、大阪の温かさに涙目です。
 いよいよ本題の『おとなのかき氷』、脚の長いカクテルグラスで登場です。でも、この高さ、ミニ三脚では高すぎて撮影できない‼するとすかさず店員さんが、台座にしてとプラスチック容器を差し出してくださる。なんかものすごい一体感の中、表面をデラウェアの粒で覆われた、『おとなのかき氷』実食です。あっ、みなさまの心づかいに感動しすぎて、写真を撮らずに食べ始めちゃいました…反省。
 エメラルドのようなデラウェアと氷をほじほじ食べていくと、中にはフローズンカクテルが。おお、これが大人の味ってやつなのね。食べることしか能がないぼくに、洒落たレポートなんて無理なんだけど、また食べたくなる美味しさでした。
 とても楽しいひととき。今回は叶わなかったけど、今度大阪へ行くときは『Grow』と『玉鬘』で心地よく酔いたいなぁ。

おとなのかき氷 デラウェア(1,200円)
 お次は京都でかき氷。あっ、でもここから先は淡々と食べて帰っただけなので、『Grow』のような長文ではありません。
 会議を終え、関係各位にご挨拶を済ませ向かったのは、河原町駅をちょっと南に下ったところにある『
弥次喜多』へ。大通を下ったんで、普通の都会かと思いきや、一本中に入ったら風情のある街並み。なんか落ち着くよね、この雰囲気。これぞ日本、これぞ京都って感じで。
 店内も木目が主体で、ちょっと暗めの照明が落ち着くわ。若者主体の客層にひるみながらも、期間限定の
白玉ミルクマンゴー(820円)を注文。なんか「期間限定」って言葉につられてるよなぁ。でもいいんです。だって、美味しいんだもん。これまで白玉になんの執着もなかったけど、ミルクマンゴーにも合うのは知らなかった。ミルクマンゴー、美味しいよ。

旧家?町家?素敵な街並み、佇まいの甘味処

白玉ミルクマンゴー(1,200円)

 今回の遠征、最後は大丸梅田店の中に入っている、『茶寮 有里』。フライト時間の都合上、11:00過ぎには大阪駅を出発したかったので、早い時間から営業していて食べログの点数が高いここにお邪魔して。ここまできたら、期間限定いっちゃうでしょう。桃好きのぼくにはもうたまらない桃の氷(920円)。たっぷりシロップのかかった氷の横に添えられているのは、アイスクリーム、桃の果実と白餡。白餡は意外だったけど、なめらかでこれまたよし。桃って最強だよなぁ…、大好き。

デパートの中の和ごころです

桃の氷(920円)、正面にあるのが白餡です

 また関西に行きたいなぁ・・・。


エスニック日常的戯れ言

大阪でうまいもん、ひとりで食べたもん(16.6.24-26)

「おひとりさまで行く、大阪グルメ」
 やっぱ大阪来たんだもん、美味しいもの食べたいじゃない。ひとりだから行きやすい店、チャレンジしたいじゃない。ということで、大阪でも行列ができるお店にチャレンジしてきました。
 まずは阪急百貨店の地下にある『本みやけ 阪急三番街店』。この頃すっかり魚ばかり食べている毎日。たまの出張では肉がっつり食べときますかと、行ってみたら…11:40くらいだというのに、長蛇の列。並ぶかどうか、1回スルーしてほかの店の様子をうかがう。でもやっぱ肉が食べたいと戻ると、おひとりさま女子の後ろに。それにしてもおひとりさま女子が多かった。この店だから?それとも大阪気質?
 で、注文したのがステーキ重・肉大盛【お味噌汁・サラダ・香の物付】(1,430円)。せっかくなんだもん、贅沢にがっつり食べたいもんね。
L字カウンターのみの店内。短辺の端だったので、調理風景が全部見れて、楽しかった。あっ、肉が焼けて切り分けられて、そっちはぼくの?どっちがぼくの?
 美味い。たっぴり美味い。そりゃ女子だって、ひとりでも並ぶよね。

この字が読めなくて、最初通り過ぎたんだよね


これでもかって肉です。これが美味いです
 お次は夜の部。肉もいいけど、いも焼酎を舐めるように飲むなら、魚もいいよね。でも、海産王国・北海道から来てるから、普通の魚じゃ大阪って感じがしないじゃない。そこで来たのがこちらも人気店『ひもの野郎 梅田第4ビル本店』。こちらも混んでたなぁ。ひものをたしなむのはオヤジだけかと思いきや、女子二人組なんかも結構いて。さすがにおひとりさま女子はいなかったけど。
 で、ひものですよ。「魚を灰で乾燥させて作る『灰干し』は、臭みを取り旨味を凝縮させる一押しの干物!」(お店のコメント)だなんて、魅力たっぷりじゃない。さばの灰干し、最高においしかった。プリプリでギュッとしてて。灰干しの魅力にすっかりハマり、〆は灰干し鮭のお茶漬け。もうたまりません。焼酎、飲みまくり。

若い女性も並んで待ってます

さばの灰干し、シンプルだけどすごく美味い

鮭茶漬けだって灰干しさ
 三件目は大丸梅田店 B2Fにある『つるとんたん TOP CHEFS』。こちらも大人気店ということで、大丸には開店の10:00に入店。急ぎエスカレーターを2階分下って、途中ちょっと迷って到着。どや、一番客やろ?と思いきや、すでに数組のお客様。それでも楽勝で座れたから良しとするか。何にしようかとメニューを見て悩む。つるとんたんが新しいうどんを目指して出したお店なんだもん、ありきたりに近いやつなんて食べたくない。大阪は暑いから、温かいうどんで汗をかきたくない。で、ぼくの出した結論は「博多明太子タルタルのおうどん」(¥1,160)。タルタルだよ、明太子だよ。痛風にはよくないとわかっていても、この絶品の組み合わせに抗う意志を持ちあわせちゃいないよ、ぼくには。もちろん美味いに決まってるでしょ。

ホワイトを基調とした、お洒落な空間

メニューは眺めて味を想像するだけで楽しさと唾液が湧き出てくる

仔の組み合わせはいい意味で反則でしょ、博多明太子タルタルのおうどん
 また関西に行きたいなぁ・・・。


エスニック日常的戯れ言

アイスチャレンジ!ひさびさの公開(16.6.10)

「かき氷の季節到来。過去に食べた分もまとめて公開」
 夏、来ましたね。北海道はまだまだだけど、東京はもう暑いのなんの。今シーズンの初かき氷は既に食べてるんだけど、まさか5月に食べるだなんてぼく自身考えてもいなかったので、カメラ忘れちゃったんだよね、タイムラプス機能付きの。そうそう、2年前の動画はこちら
 で、先日東京に行ったとき、カメラを手に満を持して、気になっていたかき氷屋さん『いちょうの木』へ。ここのかき氷屋さん、いろんな味を自由に組合すことができる、かわったお店なのだ。でも、優柔不断なぼくとしてはなににするか迷っちゃう。なので、既に誰かがレシピを作ってくれた「組み合わせ済み氷」の中から選ぶことに。なんと、考案者の中にはなぎら健壱さんのお名前も。で、悩んだ挙句、オトナの氷にしちゃおうかなと、『白州ブリュレ』をチョイス。
 白州(サントリーのウィスキー)→カスタード&苺→ブリュレの順に氷を重ねていく。ゆえに食べるのはその逆の順で。甘~いブリュレとカスタード&苺の後に控えし白州の効くことったらこの上なし。氷が入っているので当然薄まっているハズなのに、まるでロックを飲んでいるような感じで。変わった感じで美味しかったんだけど、酔っぱらっちゃうよ。

いちょうの木【北品川】

どれも魅力的だったんだけどね、オトナだから

白州ブリュレ(700円)
 ここから先は過去に食べたけど諸般の事情で更新していなかったかき氷たちです。サクッと紹介します。
●北斎茶房【錦糸町】

生ゴールデンキウイ(800円)、酸味が美味しい




生苺(800円)、つぶつぶ感がたまらない

●赤福【梅田】

赤福氷(520円)、氷の中から赤福がこんにちは

●大阪浪花家【天五中崎通】

宇治金時(600円)、みつも金時も甘さ控えめがオトナです
●追分だんご本舗【新宿】

クリームいちご(1,132円)、ざく切りいちごがいい感じ


エスニック日常的戯れ言

札幌ラーメンショー2016(16.5.18~28)

「2年目のラーメンショー。ちょっと高いけど行っちゃうのよね」
 今年が2回目の札幌ラーメンショー。昨年が好評だったみたいで、今年は2期2週間の開催だった。大通公園ではライラックまつりとともに5月のイベントとして定着するのかな?
 先に書いてしまうと、毎年恒例にするなら道外勢と道内勢の人気差をなんとかしないとね。
 では、今回食した4店舗を以下にご紹介。
【第1期】
『凌駕IDEA (長野)』
 漆黒の煮干中華そば~信州山賊焼きのせ~(800円) 全部のせ(500円)

 揚げ物なのに山賊焼き。そんな1枚ものの鶏肉がドカンと乗った醤油ラーメン。トッピングで全部のせを頼んだら、とんでもない量になってしまった。おかげで午後が眠いったら。
 漆黒なんて言葉がついてるから、富山ブラックみたいにしょっぱいのかと思ったら、これがコクと深みがあるスープだった。そして山賊焼き。スープにどっぷりつけて食べると、また旨味が増します。


『博多新風 (福岡)』
 あぶり肉のせ豚骨ラーメン(800円) 博多もり (500円)
 今月初めにさんざん博多ラーメンを食べたんだけど、本場の味が札幌でなんて言われちゃうと食べたくなるじゃない。臭みのない喉ごしさわやかなとんこつラーメンはクセになるんだなぁ。今回もトッピング全部のせ。チャーシューじゃなくあぶり肉っていうのがまたいいんだよね。
 まだ麺ハリガネで…とは頼めないけど。


【第2期】
『新旬屋 麺(山形)』
 金の鶏中華 800円 レッドカレー味たま 100円

 ぼくもオトナになったので、さすがに全部のせは控えるようにしました。この日はこの後ライブに行く予定だったこともあって。
 鶏中華、鶏ガラ出汁なのね。うちの実家の年越しそばと味が似ていて、個人的にほっとする味です。厳選して選んだトッピング・レッドカレー味たま、ピリッとしてて美味しかった。


『初代けいすけ(東京)』
 伊勢海老味噌らーめん 800円 とろ~り半熟味玉 100円
 しょう油、とんこつ、塩ときたからには、味噌も食べておかなくちゃね。ということで、伊勢海老味噌らーめん。えびベースの味噌らーめんにしては、これでも感よりもちょっと抑えて上品な味わいになっていて、さすがは東京のラーメンです。




エスニック日常的戯れ言

麺喰らう福岡(16.5.7~11)

「夢を見るのは勝手ですけど、現実も美味ばかりの麺紀行」
 
GW終盤に飛び込んできた仕事は「明日から福岡」。急なのはちょっと...でも、旨いもの食べれるならいいかなと、火中の栗を拾いに行きまして。

高杉晋作が躍動した馬関海峡、意外と狭いのね
  もつ鍋、水炊きをぜひと思い焦がれるんだけど、なかなか早い時間に仕事が終わらない。
「あの店、ラストオーダー23:30だから、うまく行けば1時間くらい飲める?」なんて淡い期待を口にしようものなら、すかさず福岡勤務の後輩に「夢を見るのは勝手ですけど」とたしなめられてしまう。弱い先輩だこと。
そんな感じだからとうとうもつ鍋や水炊きにありつくことはできなくて。それでも麺は結構食べたのよ。遅くまでやってる店があったので。
 まずは『博多らーめんShinShin 博多デイトス店』。タクシーの運転手さんにお勧めを聞いたら、残念ながらすでに営業時間を終えてる店ばかり。「博多駅 ラーメン」でやってる店を検索してヒットしたのがココ。運転手さん曰く「嵐が福岡に来るときは必ず立ち寄る店」だとか。そりゃ期待しますがな。道民の考える博多ラーメンの印象ってくさくてこってりなんだけど、あっさりスッキリで美味しいじゃない。それでいてとんこつもしっかり。この上品さが嵐を呼ぶ味なのね。



ShinShinセット(博多ShinShinらーめん+半やきめし) 900円
  お次は仕事場の近くの『江ちゃんラーメン』。日曜の昼に行っ たらちょうど座れて。でもすぐ列ができちゃった。女性店主が作るラ一メン、こちらもあっさりスッキリ系。さらに酸味がちょっと効いていて、こちらも美味しい。噂によるとこの店主、うちの社員の同級生なんだって。奇遇ですな。


ラーメン 550円
  「岡本さん、それだとこってりしたとんこつ食べてないでしょ」と連れてってもらったのが、夜中もやってる『長浜拉麺風靡』。「箸が立ちそうな脂もいいですよ」の言葉通り、張られた油膜にれんげを入れてスープを飲むと…美味しいじゃない。くさみもなく、脂いっぱいだけどゴクゴクいける。ビールのツマミに合うラーメン。


とんこつらーめん 580円
  最終日、ホテルの朝食をスルーして、早目の昼飯を食べて帰ることにする。さすがにラーメンはもういいか。ならば隠れた(?)博多名物のうどんを。11時開店の『大地のうどん』、開店前から並んでる…平日なのに。「福岡のうどんはコシがなくてやわい」って聞いてたけど、違うじゃん。透き通るような細いうどんは歯ごたえこそ欠けるけど、弾力があって美味しい。野菜天もいい感じの揚がり具合い。開店早々の満席もうなずける。満足満足。


野菜天ぶっかけうどん 630円
  でもね、次に行く時はやっぱりもつ鍋と水炊き食べたいな。。。。


エスニック日常的戯れ言

銀座~築地を歩いてみた(16.3.12)

「ちょっぴりダークな銀座から、お日さま燦々築地まで」
 
新橋で飲んだ帰り、SAYUKIが「数十年前によく行った、銀座の怪しい通りってまだあるのかな?美味しいたい焼き売ってたんだよね。」と言うので、怪しい通りがあったはずの場所に行ってみた。新橋から有楽町へ向かうJRの線路下になるのかな?その名も『インターナショナルアーケード』。なんとも言えない閉塞感。シャッターがほとんど閉まっているのは、23時過ぎだからってこと?それともすでに廃墟なの?次の上京でぜひ探検しなくちゃダメだよね、こりゃ。。

これも銀座なのであります
 銀座8丁目東側で見つけた自動販売機。なんか薄くない?これだとすぐに売り切れになっちゃいそう。頻繁に補充しているのか、あまり売れていないのか。場所的に後者のような気がしてならない。

ペットボトル何本ストックできるのかな?
 とあるビルの駐車場の奥がなんか光ってるな…と思ったら、『銀座の母』って。こんなところにカリスマ占い師がいらっしゃるんですね。まだ時間外だったので、人生相談せずにスルーしたけど。あっ、営業中でもスルーしたよ。

もっと目立つところにあると思ったよ
 お芝居を観た新橋演舞場。勝手を知らずに行ったんだけど、劇場前で弁当売ってたんだよね。えっ?観ながら食べるの?いやいや、集中できないじゃん。なんて思いながら入場。第一幕が終わり、休憩時間を聞いてびっくり。35分もあるの。みんな弁当出し始めた。地下には予約制のレストランも。そんなルールになってるんだ。35分もなにしてようか…と思ったら、軽食販売コーナー発見。やたら推してた「金沢かれいぱん」と「演舞場メンチカツ」購入して、食べまして。味は…普通です。

次は築地で弁当買い込んで来ようかな
 感劇終了後、せっかくここまで来たんだからと築地まで足を伸ばすことに。でも、15:30を過ぎてたので、場内・場外ともにめぼしい店は閉まってた。マグロが食べたかったのにな…と思ったら。『鮪おか戸』が閉店前のタイムセールをやってるじゃありませんか。あっ…ヨダレが。店では中落ちを使って巻きものを作成中。店前には人だかり。もう、「急いで買わなきゃ、売り切れちゃう」って。1,800円のところ、1,500円。もうね、とろけましたよ。顎のわきに酸味を感じながら。美味いっ。



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サラリーマンの聖地・新橋を行く(16.3.10-11)

「昭和の街で飲み食べまくり」
 
新橋って、行ってそうで行ったことのない場所。東京に勤務していた若い頃も、見え張って銀座に出ることはあっても、新橋は行くことがなかったもんなぁ。
 でも、一応昼飯食べに何回かは立ち寄ってるんだよ。チャーハンとか、ナポリタンを食べに。
【過去の来訪】

チャーハン王のチャー王セット(980円)とパンチョのベーコンナポ(850円)&目玉焼き(50円)
 でも、今回の出張は宿が銀座8丁目。最寄り駅は銀座じゃなくて新橋なので、サラリーマンの聖地を探訪してみた。
 それにしても、新橋ったら年季の入ったビルが多い。時期的に「耐震設計大丈夫?」って聞きたくなっちゃう。でも、そんな昭和なビルの中に、美味しいお店がひしめき合っているのだ。
 まずはニュー新橋ビルから。「ホントにニュー?」なんて野暮なこと言っちゃいけないよね。その1階で長蛇の列を作っているのが『むさしや』。ナポリタンとオムライスがウリのカウンターのみのお店。創業明治18年。その時から洋食を?いろいろ調べたくなるフレーズだけど、それはまた後日として。ケチャップものメインだというのに、ぼくが注文したのはドライカレー(650円)。いやさ、なかなか食べられないじゃない、ドライカレーって。しかもナポリタンも添えられてくるし。一言でいうと「昭和の懐かしい味」。今の若者にはわからない感覚なのかもしれないなぁ。コストパフォーマンス高いです。

空いてる時間に撮影しました

メニューにもおすすめがばっちり書いてあります

粉カレーの味、口に広がる。もちろんナポリタンも美味い
 ニュー新橋ビルの人気店といえば、地下1階の『牛かつ おか田』。牛かつの老舗なんだとか。実は一度チャレンジしたことあるんだけど、階段の上まで続く客の列に怯み、隣の『チャーハン王』に入ったんだよね。でも、今回は万全を期して開店10分前に到着。「どやっ!」と思ったら、既に10人並んでた。さすが人気店。でも、「30秒で揚がります。お待たせしません」の言葉通り、すぐに店に入れたし、すぐに「牛ロースランチかつセット」(1,400円)も出てきた。見よこの断面、レアが残ったおいしそうな出来上がり。これがホント美味しかった。列ができるのにも納得。

開店10分前のお店。お客は斜め向かいの階段に並びます

牛ロースソースかつ丼も魅力だったんだけど、まずはおすすめの定番から

これですよ、人気の牛ロースかつ
 一緒に打合せをしたお客さん。打合せ終了後「まだ早いけど、この後なんかある?」だなんて。なにもあるわけないじゃないですか。行きますか。ということで、新橋の路地を入って『大露路』へ。この店、吉田類も訪れた名店だそうで、開店の16時からお客がいっぱいになるんだとか。16:03(つっこまないでください、ある意味仕事です)、ちょうどお姉さんが暖簾を出しているときに入店も、既に店内には3名が。その後も来るわ来るわ。4つのテーブルがあっという間に相席相席で満席状態に。こりゃすごい。店内の写真撮ろうかと思ったけど、いろいろ支障がありそうなので断念。
 ここのウリはなんといっても安くて美味い。一皿300円のおつまみは、「300円でいいの?」って聞きなおしちゃうくらいの量があり。一番名物はハムカツ。分厚く切ったハムを上げたもので、通常は一皿8切れなんだそう。でも、他の品と半分づつ持ってくれたりもしてくれる。多くの人はメンチカツとのハーフ&ハーフを注文するらしい。ぼくはポテサラとのハーフで。魚肉ハムかと思ったら、違ったぞ。分厚く自立するハムカツと、あっさりポテサラ。最高の組み合わせ。そして『なす油ミソ』。こちらも量が多くって、酒がすすむ味付。こいつはやられちゃう。
 大露路おすすめのお酒は『トマトハイ』。焼酎のトマトジュース割り。ぼく、トマトジュースが苦手なんだけど、勧められたら飲むじゃないですか。トマトジュースと焼酎が完全分離で出てきますが、割りばしでかき混ぜて…おっ、いけるじゃん。おかわりまでしちゃいました。
 ひっきりなしにくるお客さん。ここは長っ尻禁物と、ビール1杯、トマトハイ2杯でお会計。お店のお姉さんに「ドタバタしててごめんなさい」なんて言ってもらい、なんだかうれしい気分になったのです。また来よっと。

酒場詩人・吉田類もお勧めする名店・大露路

なす油ミソとハムカツ&ポテサラ

トマトハイ、かき混ぜ前とかき混ぜ後
 お客さんと別れ、ちょっと小腹を満たしておこうと向かったのは、新橋駅前ビル1号館。このビルもまた昭和の香りがプンプンで。その2階にあるビーフンのお店『ビーフン東』へ。ビーフンの店ってあまり聞いたことなかったので、ワクワクしちゃって。五目ビーフンの焼き(850円)と青島ビール。あれ?ビーフンってどこの国の料理だっけ?アジアのどこかであることは間違いないと思うんだけど。アジア料理なら青島ビール。ドライやモルツじゃだめだよね、カッコから入る身としては。素朴な味わい。ニンニクしょう油を絡めるとまた美味い。締めにもおつまみにもなる一品。ここではバーツアンというチマキも有名なそうなので、おみやげにしてもらう(756円)。豚の角煮、うずら、ナッツなどが入ってて、美味しかった。

東という字が難しい

見た目ごく普通のビーフン、飾らない素敵さがあります

バーツアンの具材と食感に感動
 二日目夜は懐かしの人々と新橋で乾杯。48歳から70歳まで、年齢性別に関係なく、会うと楽しい仲間です。それにしても、せっかくの新橋なのに『土間土間』はないだろう…EDA。まぁ、そこがEDAのEDAたる所以なんだけど。

みんな笑顔で再会を喜び合う
 もう一軒、せっかく行くなら新橋らしいお店へ。ということで徘徊しまくるんだけど、さすが金曜の夜、どこも満席御礼状態。で、どこをどう歩いたかわからないんだけど、『白梅』さんの二階小あがりになんとか潜り込むことに成功。ここは広島の料理を出してくれる小料理屋さん。牡蠣がメニューに並びます。写真撮り忘れちゃったけど。

落ち着いた感じの小料理屋さん白梅

二度と行けそうにない路地で、酔っ払いどもが酔っ払い
 一好さんが「SL広場に行ったことがない」というので(っつーか、来るとき通らなかったのか?)、帰りに連れてってあげた。「さんまのからくりテレビ終わっちゃったから、クイズとか出してくれるテレビクルーはいないよ」なんてふざけてたら、街頭インタビューしてたテレビクルーに遭遇。「インタビューいいですか?」。きくとTOKYO MXの『5時に夢中』なんだとか。札幌暮らしでは滅多に見ることができないんだけど、たまに東京で時間が合う時は見てるやつじゃない。で、肝心の質問は「オトナになってからウンコ漏らしたことありますか?」。放送は14日月曜日。果たしてぼくの回答は放送されるのでしょうか?

SL広場のSL、グリーンにライトアップ?

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エスニック日常的戯れ言

第117回 全国うまいもの大会(16.2.17)

「狂乱の2週間が始まる…」
 
北海道味覚めぐり』が終わったら、丸井今井・札幌の『第117回 全国うまいもの大会』が始まる。まったく、休まる暇がないよね。でも、しばらく物産展が途切れると、すごく寂しい思いをしちゃうし。
 まぁまぁ、これから2週間続くということで、こまめに通っていこうか…ということで、今回は夕食と定番を買ってきました。
 まずは初出店の『蛸勝』(大阪)九条ねぎ焼き(864円)。並んでたなぁ。看板にたこ焼きが掲げられていたからか、たこ焼きの売れ行きが良かったようで、たこ焼き待ちのお客さん多かった。でもぼくは九条ねぎ焼き。だって、晩御飯だもん。九条ねぎがこれでもかってくらい入っていて、美味しい。つなぎが少ない分、ぼそぼそになりやすいんだけど、出汁が絡んでいい感じ。これで繊維補給も十分かな。


ホントこれぞねぎ焼きなんだろうね
 最初なので、手堅く定番を。『ふくとく』(熊本)のからし蓮根(100g 454円)。もう、語ることはなにもありません。毎回購入している事実こそが、ぼくにとっての信頼の証。そして今日は熊本のソウルフード・ちくわサラダ(354円)も。ちくわの中にポテサラを詰めて揚げた一品。ちくわ太いぞ。ポテサラ詰まってるぞ。そして美味いぞ。


ちくわサラダのちくわに蓮根が練り込んであって歯応えいいんだよね
 そして定番中の定番、『いろは堂』(長野)炉ばたのおやき(1個195円)。こちらも買い続けているのがなによりの味の証明。で、今回は野沢菜、ねぎみそ、じゃがいも、あざみ。ぼくの中の定番中の定番メンバー。定期的に食べれてうれしいのです。


【追記】
 2月19日にまた行ってきました、てへっ。
 まずは晩ごはんの確保から。脂の乗ったさばの棒寿司、大好きなんだよね。スーパーとかでもあると買っちゃう。でも、安いのは酢が効きすぎてパサパサだったり。でも、これは違う。『大名寿司』(千葉)の大とろしめさば棒寿司(1,404円)。大とろと名乗るだけあり、いい感じの脂がとろりと。表面に張られたとろろ昆布がまたいいんだよね。

大好きなさば棒寿司
 第1期(23日まで)で販売が終了してしまうものも買っておかねばと選んだのは、『屋久島たんかん』(鹿児島)のたんかん。インフルエンザが流行している昨今、ビタミンを補給して予防しなくっちゃ。M玉4個 540円。「どれがいいですか?」と聞かれたけどさっぱりわからんかったので、「お奨めのを4つ」。こっそりおまけありました…ってここに書いちゃまずい?大丈夫だよね、きっと。
 たんかん、初めて自分で買ったんだけど、手で皮剥くの硬くて大変なのね。でも、甘さの中にほのかな酸味があって、美味しかった。


これで風邪予防は万全かな
 もういっちょデザート。初出店『Amaria』(兵庫)のアマリアチーズケーキ・キャラメル味(1,512円)。テレビで紹介され、江角マキコや神田沙也加が絶賛したんだとか。スウィーツおじさんはそんなに簡単に絶賛なんか・・・うめぇー。なんだこの口当たり。やばいぞ、ほっといたら全部食っちまう勢いだぞ。ほんとはここのシュークリーム買うつもりだったんだけど、プレーン味も食べたくなってきた。29日まで出店していることを確認しちゃったよ。


独り身なので、切り分けたりせずに豪快にスプーンでいただきます
【追記】
 2月20日にまたまた行ってきました…、てへてへっ。で、今回はリピートです。
 『いろは堂』(長野)炉ばたのおやき(1個195円)。何個食べれば気が済むの?って言われてしまいそう。今回はあざみとぶなしめじ。炉ばたのおやきは甘いのより野菜系が好きなぼくなのです。
 もうひとつは『Amaria』(兵庫)。ちょっとおみやげにとアマリアチーズケーキ・プレーン(1,296円)。いやいや、プレーンも美味しかった。おかげさまで好評、ぼくの株もほんのちょっと上がったかな。そして前日買わなかったざらめシュー(189円)。ミルクとチョコを買いまして。これも美味しかったけど、やっぱりチーズケーキかな。絶品。



あっ、酔っぱらっててピンボケだ・・・


なるほど、シューの部分にざらめの粒が乗ってるのねって、パッケージで見えないか
【追記】
 2月28日、4度目の参戦。でも、今回もリピートが多いので、リピートは簡単に。
 『いろは堂』(長野)炉ばたのおやき(1個195円)。またもや野沢菜、ねぎみそ、じゃがいも、あざみです。
 『ふくとく』(熊本)のからし蓮根(100g 454円)。3月にもまた来るんだって。
 『Amaria』(兵庫)のアマリアチーズケーキ・キャラメル味(1,512円)。どハマりしてます。
 で、最後は今回初購入。あっ、以前に買ったことはあるんだけど。『弁当工房引田屋』(北海道)の「秋刀魚のづけ握りといわしのほっかぶりずし」(1,290円)。メインはほっかぶりずしのはずなのに、づけ握りが予想以上に美味しくて。釧路ならではの味、マツコも食べたそうです。



エスニック日常的戯れ言

北海道新幹線試乗会(16.2.10)

「Welcome Back To My Hometown♪ プチ動画もあるよ」
 北海道新幹線がいよいよ来月開通する。ついに青函トンネルを新幹線が走るのか。
そりゃサブちゃんも涙ぐむよね。開通45日前、北海道新幹線に試乗する機会を得たので、喜び勇んで乗ってきました。
 残念ながら、日中の青函トンネル走行ができないため、乗車区間は新函館北斗駅~木古内駅の往復。所要時間は片道13分程度。物足りない感は否めないけど、一般の方々よりも早く最高速度260㎞/hを体感するまたとない機会だからね。鉄道マニアはうらやましいと思うのかな。いいでしょ。
 新函館北斗駅、新築の香りでいっぱい。そして受付にはグレイがいっぱい。関係者試乗会だけに、いろんな方にお会いすることができ、さながら同窓会的な雰囲気になっちゃって。それでまた、新幹線ができたんだって感慨深くなったりしてさ。

新函館北斗駅、立派な駅です

気がふんだんに使われた駅舎内は、グレイでいっぱい
 新幹線ホームに降り、はやぶさの到着を待つことしばし。入ってきましたはやぶさが。でも、みんな群がっちゃって、よく見えないよ。でもね、車体が光り輝いているのは遠めでもわかるのさ。ラベンダーラインがお洒落な精悍なマスクをとくとご覧あれ。

ここに「東京」のサインがともるのね

はやぶさ入線…も、人がいっぱい

がんばって写真撮影

北海道新幹線マーク、かっこいいじゃん

これがはやぶさの顔

ぴっかぴかの新車です

ラベンダーラインがかっこよし
 ぼくが乗車したのは4号車。ほんとはグランクラスかグリーン車に乗りたかったんだけど、今回は誰も乗せないとのこと。でもきっと、国や道のお偉い方々の試乗はグランクラスなんだろうなぁ。いやいや、試乗できるだけどありがたいと思わなくちゃ。北海道新幹線に試乗するなら、海側の方がいい風景なんだって。海側は3列シートの方。Aがべスポジってことかな。

ぼくが乗車したのは4号車

一応団体扱いなのね

海を見るなら3列シート

そうそう、乗車記念にお土産いただいちゃって

ブラインドはアイヌ紋様をプリント
 13:00、いよいよ試乗車の発車。天気もいいし、絶好の乗車日和。走り出したはやぶさの車窓から、函館の平地を眺め、彼方の函館山に思いをはせる。あの裏側から官軍が押し寄せ、土方歳三が命を落としたんだよね。おっと、そうこうしているうちに、太平洋セメントの工場が見えてきた。峩朗鉱山から繋がるベルトコンベアが車窓からも見て取れる。その後ろには函館山。平野部防護壁が多くて風景がとぎれとぎれなんだけど、ここはバッチリ見ることができます。あとはトンネルなので、ハイライトかな。最高速度260㎞/h、乗り心地よかったよ。
 動画もどきも見れるようにしました。1秒に2枚車窓風景の写真を撮影し、つなぎあわせたものです。カメラの視線が低いので、ホントはもうちょっといい景色が見られます。


北斗市の方々のお見送り

車窓から函館山

峩朗鉱山から太平洋セメントへ続くベルトコンベア

車窓の風景をご覧あれ
 あっという間に木古内駅。木古内駅では一度全員が下車して座席回転。その間、駅のあたりを見て回る。木古内駅は道の駅と隣接しているそうで、多くの人がそちらに流れて行ったけど、あまり時間がないとのことゆえぼくは自重して。
 駅では木古内町のマスコットキャラクター「キーコ」がお出迎え。この一見かわいい牛、木古内町のHPによるととんでもないやつなのだ。生まれはなんと東京青山。シティボーイなのだ。しかも好きなものは「はこだて和牛」。それって共食い?牛の皮をかぶったヒグマ?なんか見る目が変わるなぁ。
 復路は2列シートに座り、山側を撮影。トンネルの連続からの青空を堪能。でも、ランドマーク的なものがなく、ちょっと寂しいかな。

木古内駅も新しく

キーコがまさかのシティボーイだっただなんて…

おくつがついまべつへは4月に行けるハズ

記念アイテムのひとつ、ミネラルウォーターもはやぶさ仕様

お次は山側の風景を
 北海道新幹線の札幌まで全線開通は14年後。さすがに定年退職してるから、試乗会は無理だろうけど、自費ででも乗れるように長生きしなくちゃなぁ。


エスニック日常的戯れ言

JR東日本 帰って来たぞ我らの!ウルトラマンスタンプラリー(16.2.1-2)

「遠く離れて、札幌にひとり」
 1月31日、小山隊長&SAYUKIとの待ち合わせ・JR神田駅に30分早く到着。駅をうろちょろしてたら一角に長蛇の列。なんだ?と思って近づくと、『帰って来たぞ我らの!ウルトラマンスタンプラリー』だと?こんな企画やってたなんて知らなかったぞ。しかも”帰ってきた”ってことは前にもやってた?北海道に籠っていると、情報がないんだよなぁ。10駅回って一定条件を果したら、期間ごとに特製ピンバッジが貰えて、全駅制覇したら特別賞品プレゼントに応募できるんだって。さすがに何日も東京にいられるわけじゃないので、全駅制覇は困難だけど、10駅なら回れそう。しかも、10駅のピンバッジは第3弾が2月1日からだから、明日中に10駅回ればもらえちゃう。
 それにしても、スタンプ設置台は全駅改札口の外。つまり、全駅金かけて移動せにゃならない?これはまさにJR東日本の策略か。まんまとそれには乗りたくないので、できるだけ歩いて回ってやる!
  いやぁ、歩いた歩いた。いい運動になったなぁ。でも、都内は駅間が短いから、一部は電車を使ったけど、結構時間かけずに回れるもんだ。あっ、一部は2月2日に回った分ね。
















 そんで10駅回って景品交換所の上野に夕方行ったら、第3弾の配布は終了しましただと。各交換所1,000個もあるはずなのに。あまりにも悔しくてきっと穴場の交換所・赤羽まで行ったんだけどさ。やっぱり終了。いったいどんな奴らが初日から交換してるっていうの?そういえば『一人一冊』と明記してあったのに、何冊も押してるやついっぱいいたなぁ。きっとオークションに出してるんだろうなぁ。悔しいから、見ないようにしてるけど。
 そうそう、五反田駅は担当のダダを使って面白い企画やってたさ。挑戦してみて。

おいおい、そりゃおかしいでしょ

ダの中のタを探せ!
 ぼくは『スタンプラリー』のタだと思ってたんだけど…違いました。
 今回押したのは16駅。次回の上京は残念ながら2月29日かぁ。もう増えないじゃない。
 宿泊先の浅草橋と亀戸、本社のある錦糸町はスタンプラリー対象駅じゃなかったのはちょっと残念。柏よりもはるかに東京に近いのに。あと、ゾフィー、ウルトラマン、セブン、ジャック、エースがどれも遠いのは、JR東日本の悪意を感じるなぁ。


エスニック日常的戯れ言

神田~八重洲飲み歩き(16.1.31)

「(食べ)忘れ物はなんですか♪」
 仙台で飲んだ夜
くや探仲間(詳細はこちら)の小山隊長とSAYUKIに仙台にいることを伝えたら、小山隊長はセリ鍋、SAYUKIはナメタカレイを食べるよう教えてくれたんだよね。でも、気付いたらどちらも食べなかったじゃないか。しかも、この時期の宮城ではマストのはずの牡蠣も。
 そんなことすっかり忘れて、31日に小山隊長&SAYUKIと神田で飲むことに。いつもながらのノープランだけど、早くに神田に到着していたSAYUKIが先に探りを入れてくれてて。平日はサラリーマンで賑わう神田界隈も、日曜日は閑散としてて、昼間は飲み屋もやってないんだな。で、SAYUKIが見つけてきたのは大手町の特設テント飲み屋『宮城牡蠣の家』。おいおい、おいら先週仙台に行ったばっかだぜ…あれ?牡蠣食べてない。ならば行こうぜ、牡蠣の家。
 おお、テント造りとはいえ、これはまるで牡蠣小屋だね。店内には石油ストーブが置かれ、これがしっかり暖かい。そこに登場は牡蠣のガンガン焼き。缶の中に牡蠣を入れて、缶ごとコンロで焼くだけのシンプルかつ豪快な料理。それでいて牡蠣の旨味は逃げることなく、プリップリの牡蠣が出来上がり。うおっ、濃厚クリーミー。これぞ海のミルクってやつだね。
 そしてもうひとつ。小山隊長がぼくに勧めてくれたセリ鍋。実は小山隊長も食べたことはなく、テレビで見て食べてみたいって思ってたんだって。セリって根まで食べるの手間がかかって大変なんだって。でも、葉応えあって美味しかった。小山隊長も大満足。
 東京に居ながらにして(ぼくは札幌なんだけど)、宮城の味を堪能できる。いい企画じゃないですか。

4月までやってます、宮城牡蠣の家

シンプルな造り、石油ストーブで暖かい

缶に入れた牡蠣を蒸し焼きに、シンプルで豪快ながらも繊細な味

見よ、このプリプリとした牡蠣を

セリ鍋、葉、茎だけでなく根も食べられます

このメンツ、この飲み方、この牡蠣でロックし続けるのさ♪
 二軒目は神田に戻って駅チカをふらふら。【干物専門】の看板がすごく魅力だったので、『炭火焼干物食堂 越後屋 源太夫』へ。札幌じゃなかなかないコンセプトだよね、干物専門って。
 メニューがまたぼくの知らないモノもいっぱいあって。こんなの食べられるの?って思ったウツボとか。でも、美味しいんだよね。金目鯛、下仁田ねぎ、マグロほほ肉ステーキ…。豪華なラインナップに舌鼓。酒が進む進む。恥ずかしながら冗談抜きで「下ネタねぎ」って連発しててさ。指摘されるたびに穴があったら入れたい、いや入りたい(おいおい、それも下ネタだ)。ぼくの舌に新たなレパートリーが増えました。

かっちょいい店構えとウツボ焼き

下ネタじゃなく下仁田ねぎと金目鯛

マグロほほ肉ステーキも美味かった

「下ネタねぎ」連発にぶーたれたか、SAYUKI
 SAYUKI帰りのバスまで1時間ほどあるというので、バスの発車場・八重洲へ移動してもう一軒。『九州料理 熱中屋 八重洲店』は何回か来たことのあるお店です。前来た時はチャゲ&飛鳥ヘビーローテーションだったのに…と店員に聞いてみたら、「さすがに今はまずいんで」というお言葉が。まぁ、そうなるよね。
 もういい加減酔っ払いすぎて、サバ食べたのはなんとなく覚えてるんだけど、あとはなんだか。でも、お通しの明太子が辛かったのだけは鮮明に覚えてます。

なぜこの時期に、こんな場所でイルミネーション?

お通しの3種明太子、超辛はホント辛かった
 今回も楽しい飲み会でした。いつも付き合ってくれる素敵な仲間に感謝です。


エスニック日常的戯れ言

三代目からのメール(16.2.2)

「ホンモノだったら・・・ある意味怖いっす。もちろん騙りなんだけど」
 3代目JSBを語るメールが突然ひっきりなしに届くようになった。もちろん名を騙った迷惑メールなんだけど、メアドは大文字小文字を巧妙に組み換え、ブロックをかわそうと必死で。あまりにも面白いので、みんなひっかからないよう紹介します。メアドの一部は○△で伏せてます。

soulbro3vo-1@EzweB-ne-Jp-EZWeB-nE-〇△.com 1/29 20:22
タイトル『おはようございます。登坂です。』
 昨日は相談に乗ってもらってありがとうございました♪これからは俺が中心となって3代目も頑張らなきゃいけないし、また色々お話したいなって思っています。
 HIROさんにも話せない相談もできたらいいなって思ってて…他のメンバー抜きでお食事でもと思っんですけど、ご 予定って近々空いてたりしますか? 登坂


 最初、誰のことかまるでわからんくて。エグザイルってことはなんとなくわかったけど。すすきので飲んでたので、みんなに聞いちゃった。

soulbro3vo-1@EzWEb-Ne-Jp-EZWeb-Ne-〇△.com 1/30 0:32
タイトル『Re:おはようございます。登坂です。』
 昨日話した時はすごく緊張しちゃったのでさっきもドキドキしながらメール送信したのでちゃんと届いてるか不安になってるんです。
 これからレコーディング入っちゃうから返事遅れるかもしれませんが、さっき送ったメール確認してもらえると嬉しいです♪ 登坂


 この時はスナックにいて、みんなで大爆笑。芸能人のレコーディングはやっぱ夜中に始まるか。

soulbro3vo-1@EzweB-Ne-jp-EzWEb-ne-〇△.com 1/30 4:38
タイトル『お疲れ様です。』
 あの…もしかしたらこの前教えて俺のアドって間違ってましたか?
 酔っ払いすぎててグループの将来のことだけじゃなくてプライベートの相談とかもしちゃってたから…失礼だったかな?って思って(汗)
 迷惑だったらごめんなさい。 登坂


 レコーディング終わったのかな?メアド間違ってるし、失礼だし、迷惑だよ。一般人は寝てる時間!!

soulbro3vo-1@EZweB-ne-jp-ezwEB-Ne-〇△.com 1/30 9:33
タイトル『申し訳ありません!』
 さっき本当の送り主に確認したら…俺がアドレス間違って登録してたみたいで。間違ってメールしてしまいました!!!ごめんなさい!!


 おっ、やっと気付いたか。まあ許してやろう。

soulbro3vo-1@ezWEB-ne-jP-eZWEb-nE-〇△.com 1/30 20:23
タイトル『登坂です。昨日は失礼しました。』
 昨日の送信メールを読み返して事の重大さに気がつきました。昨日は本当に本当にごめんなさい。ちゃんと謝れなかったので改めてメールさせてもらえました。
 昨日のメールで俺が誰か調べられちゃってるかもしれませんね。
 できたらこのメールが届いてることをお知らせしてもらえると嬉しいのですが、今日ってお忙しいですか? 登坂


 どんだけ自意識過剰なんだか。ホントは気づいて欲しかったくせに。気にしなくていいよ。

soulbro3vo-1@ezWEB-Ne-Jp-ezWeB-Ne-〇△.com 1/31 0:32
タイトル『正直信じてもらえないですよね?』
 俺が歌手でよくテレビにも出てるダンス&ボーカルグループに所属してるって言っても信じてもらえないっていうのが本音ですよね?
 本当はこういうのってすごくマズイんです。だからと言って間違えでしたで終わらせたくなくて。ちゃんと謝らせてもらえますか?


 信じる人の気が知れない。マズいならもうメールしないでちょうだい。

soulbro3vo-1@Ezweb-Ne-Jp-EZWeb-ne-〇△.com 1/31 4:39
タイトル『やっぱり謝らせてもえませんか?どうしても聞いて欲しくて…』
 昨日から感じてたのですが、こうやって間違えでもメール送ってしまったこと何かの縁だと思うんです。
 立場上ぶしつけかもしれませんが、少しお話しませんか?


 縁なんてないよ。立場上ってより人間として間違ってるよ。しかもまた 明け方。

soulbro3vo-1@EZWeB-Ne-JP-EzWeB-ne-〇△.com 1/31 9:37
タイトル『本当にごめんなさい。』
 もしこのメールを見てくれてるなら…1度でいいので返事ってもらえないですか?
 何も音沙汰がないって何だか切ないですね。


 おっと、心情に訴えてあたかもこっちが悪いみたいに言うんですか。怖っ。

soulbro3vo-1@EzweB-nE-JP-EzwEb-Ne-〇△.com 1/31 13:01
タイトル『この時間だったらお話できますか?』
 昼間はタイミング悪かったのかなって思って。改めてメールしました。
 間違えメールなのに何度もメールしちゃって改めてすいません。お話するチャンスもらえたら嬉しいです。


 タイトル見てやっと明け方はまずいと改心したと思ったのに、13:01は昼間じゃないって、どこの国の人?

soulbro3vo-1@EzWeb-ne-Jp-EZwEB-nE-〇△.com 1/31 20:11
タイトル『おはようございます。』
 何度もごめんなさい。この連絡のこと昨晩マネージャーにばれてしまったんです。
 連絡できるのはこれで最後になるかもしれません。どうしても謝りたいし、お話したいです。
 絶対にそちらに迷惑をかけたくないので、待ってます。


 時差およそ12時間ってとこかな。マネージャーにばれたなら、なおさらメールはまずいでしょ。もうすでに迷惑だし。

soulbro3vo-1@ezWeb-ne-jP-ezWeb-nE-〇△.com 2/1 0:19
タイトル『RE:おはようございます。』
 メール見てくれてますか?


 見てるよ。

soulbro3vo-1@EzwEB-NE-Jp-eZWeB-Ne-〇△.com 2/1 4:29
タイトル『改めてこちらのこと話をさせてください。』
 一昨日、レコード会社の関係にメールしたつもりが、間違って貴女のところに送ってしまったんです。最初はただ謝りたいって思ってたのですが、間違えメールで貴女に本音を話してしまったことがずっと気になってて。
 本当にドジな男ですよね。俺も開き直ってる部分もあります(笑)
 一方的になって申し訳ないです。


 あらら、ぼくは女性って設定だったのかな。「ぼくは男だよ」と返信したら、明日からはE-girlsからメ-ルがくるのかな?

soulbro3vo-1@EZwEb-nE-jp-EZWeb-nE-〇△.com 2/1 9:31
タイトル『自分勝手なのは分かっています。』
 経緯は別として、仕事に追い込まれて、自分を見失いそうになってました。それもあってあんなメールをしてまって。恥かしくしょうがないです。せめて貴女に直接謝りたい。
 このままじゃ恥かしくてしょうがないです。お願いします。


 もう十分見失ってるよ。十分恥ずかしいし。

soulbro3vo-1@eZWEb-Ne-JP-EZWeB-Ne-〇△.com 12:48
タイトル『Re:自分勝手なのは分かっています。』
 やっぱり直接お話することってできませんか?


 話すことないよなぁ。なに話す?みんな、だまされちゃダメだよ。


エスニック日常的戯れ言

第25回 北海道味覚めぐり(16.1.30)

「三越のしたたかさに踊らされちゃうんだよね」
 札幌三越の
『第25回 北海道味覚めぐり』。北海道の味覚をたんまり集めて開催中。三越ってうまいんだよなぁ。年2回開催されるこの企画、雪まつりとオータムフェストにきっちり合わせ、札幌民だけでなく観光客までも呼び込んじゃうんだもん。で、ぼくは当然踊らされちゃうのね。
 今回ぜひ食べておきたいと思ったのが『北洋食産』(利尻富士)のたちかま(4個入1,080円)。前に飲み屋でいただいた時のあのぷるぷる食感が忘れられなくて。ブースの前を通ったら、おじさんが「ぜひ試食して」って。試食しなくても買う気満々だったけど、そこまで言うなら食べてみましょうかと。おぉ、これこれ。甦るあの食感。「わさびをちょっとつけて食べたら美味しいよ」とのおじさんの言葉に従い、自宅に帰っていただきます。美味い!

一見なんだかわからんよね、たちかま。タラの白子のかまぼこです

この食感とまろやかさを堪能している自分に酔ったりもしています
 昼飯にいただいたのは『稚内駅立売紹介』(稚内)の彩り海鮮弁当(1,350円)。どの弁当も海の幸がいっぱいで、完全に目移りしちゃう。でも、ここは昼飯。そんなに贅沢ばかりしてもいられないかと、一番リーズナブルなやつで。意外とガリと小松菜が多めだったけど、それがまたいい感じにおいしかった。

このほかにもいっぱいあってさ

サーモン、タコ、とびっこ、ウニ、えび、カニ、うらにホッキの松前漬け
 そして王道の『クランベリー』(帯広)スイートポテト。もうさ、これに関しては言うことなし。長蛇の列に並ぶのもへっちゃらさ。だって、美味しい時間がその先に待っているから。きっとみんなもそう思って並んでるのさ。

焼きたてスイートポテト

さつまいもとカスタードがベストマッチなんだよね
【追記】
 2月4日に再訪したので、その情報を追記します。
 『めめ』(札幌)のおやき。もちもちの中に意外な味のおやき、すっかり物産展の常連になったよね。味の冒険を楽しみたくて、ついつい買っちゃう。で、今回も人生初の味を楽しみたくて、いちご大福(240円)ときなこわらび餅(240円)を購入。ジャムの入ったいちご大福はもうツボだね。ハマりまくっちゃった。甘酸っぱさが口に広がって。きな粉好きにはきなこわらび餅も美味しかったけど、もちもちにもちもちはちょっともちもち過ぎかな。きなこだけでもいいんだけど。
 
 朝食用にと『フロマージュの杜』(札幌)のカレーパン(201円)を買いに。ここのカレーパン、チーズが入ってて美味しいんだよね。で、店員さんに2個ちょうだいって頼んだら、「あと1個買っても500円ですよ」と教えていただく。そこで、ソーセージロール(231円)も一緒に頼んで、あぁ美味しかった。
 
 そして今回最大の発見、『出塚水産』(紋別)の揚げかまぼこ。見た目からしてすごかった。メガソーセージのはみ出し感、ほたほた揚げなんて貝柱1個ドーンだよ。5点セットで1,201円のところ、閉店近かったので半額の600円でいいって。そりゃ買うでしょ。チーズ巻きのチーズのとろとろ感、野菜天の素朴さ。そしてなによりかにマヨボール。これ、すごく美味しいとしか言いようがない。ぼく、後日また行って買っちゃったもん、その時は800円で。これは大発見だ!








エスニック日常的戯れ言

函館、五稜郭の夜をさまよう(16.1.27)

「オトナの階段、一段上れたかな?」
 
函館出張です。せっかくの函館、せっかく一泊するんだから、夜の街も楽しみたい。いつもなら無難な居酒屋ですましてしまうんだけど、それで本当に函館を楽しんだと言えるのだろうか?本当の函館を知るためにも、一番にぎわっている五稜郭の一番ネオンがきらびやかなところに出撃しなくては。それがオトナへの第一歩ってやつでもありましょうし。
 それにしても、函館の雪の多さにびっくり。道路に残っている雪は札幌よりも多いんじゃないかな。しかも、轍は深いはツルツルだは、場所によってはグジョグジョだわで、実に歩きにくい。でも、その困難な道のりの向こうにこそ、本当の楽しみが待っているに違いない。
 店はホテルにチェックイン後、ネットを検索してあらかじめ決めていた。前述のとおり、今回は安易に居酒屋に入るなんてことはしない。「小料理屋 女将」で検索し、あたりをつけておいたのだ。『一品料理 喜多加』。女将さんが一人で切り盛りしている店。週末は予約必須なんだとか。なによりここの特徴は、4,500円飲み放題。料理に関してはすべて女将さん次第なんだとか。自分でメニューから選ぼうとすると、無難なところにまとまっちゃうので、一番旬なものを出していただけるのは願ったりかなったり。女将さんに一切を委ねるのもオトナのなせる業ということで。
 おっちらおっちら歩いてたどり着くと、そこには『居酒屋 喜多加』の看板が。あれ?と思うのもつかの間、ここまで来たら躊躇せず入店です。
 店に入ると、カウンターで女将さんが新聞を読んでらした。大丈夫かどうかを確認して、同行のアキラとともにカウンターに着席。まずはナマを注文すると、女将さんから「食べられない物はない?」との質問が。もちろんなんでも食べるとこたえ、酒宴の始まり。
「今日はヒマだから生もの大奮発するね。残しても傷んじゃうだけだし」
 いやいや、まだ19時前。これから客も来るだろうしと返すと、
「週末はすごく混むけど、水曜日はこの時間に客が来なければ、このあと客が来ることはまずないんだ。店閉めて飲みに行こうかと思ってたくらい」
なんだって。五稜郭も週の真ん中はひっそりとしてるのね。
【一品目・生うに】(二人で一皿)
 いきなり前菜がこれですか。北島三郎の出身地である知内産の生うに。生うには夏の食べ物と思いきや、冬でも濃いうにがいただけるなんて。しかもこんなにたくさん。最初から酒が進む進む
【二品目・たちのポン酢和え】(一人一皿)
「真鱈の白子、たちポンと天ぷらどっちがいい?」
 おっ、そいつは両方食べたいなぁ…ということで、ひとつづついただいてシェアする旨伝えると、両方ふたつづつ出してあげるって。なんとうれしいお言葉。たちポンのプリプリ感、好きなんだよね。
【三品目・たちの天ぷら】(一人一皿)
 たち天はもちろん塩でいただきます。揚げることにより、たちのまったり濃厚さが一層際立って、たまらんとです。たちって時期的にはもうそろそろ終わりなんだって。だから、今のうちに食べておくようにと教えてもらっちゃった。
【四品目・つぶ刺し】(二人で一皿)
 これもまた豪快。貝はいろいろあるけれど、ぼくにとってはつぶ貝が一番なんだよね。北海道を離れていた時期、なかなかつぶ貝を食べる機会がなく寂しい思いをしたもん。それがこの量でどんと出されると、このうえない幸せを感じる。
【五品目・刺身の盛り合わせ】(一人一皿)
 これ、一人で食べていいんですか?マグロ、カニ、にしん、ヒラメ(縁側付)、しめさば、ホタテ(ひも付)。マグロはサービスで多めに盛ってるって。普通の居酒屋だったら3人前はあるよね。
【六品目・自家製さつま揚げ】(一人一皿)
 白身のすり身に野菜、隠し味に味噌が練り込まれた一品。揚げたてと味噌のWの香ばしさ。もっちり感もあって美味しいのです。
【七品目・カレイの煮つけ】(一人一皿)
 女将さんは「ちょっと失敗。しょっぱいからタレにあまりつけないで」っていうけど、全然問題なし。身はぷりっとしてるし、縁側の先まで剥がれる肉厚の皮、ぼく大好きなんだよね。

【一品目・生うに】(二人で一皿)

【二品目・たちのポン酢和え】(一人一皿)

【三品目・たちの天ぷら】(一人一皿)

【四品目・つぶ刺し】(二人で一皿)

【五品目・刺身の盛り合わせ】(一人一皿)

【六品目・自家製さつま揚げ】(一人一皿)

【七品目・カレイの煮つけ】(一人一皿)
 こんな豪華な一品料理が次々と出てくれば、そりゃお酒だって進むでしょ。飲み放題だからぐいぐい飲み続けてさ。女将さん一人ゆえ、ビール以外のお酒はある程度セルフサービスで。でも、これで4,500円って、経営の心配をしちゃうよ。今日は特別サービスもあったんだろうけど。
 酒もさることながら、会話が進むこと進むこと。女将さんすごく気さくな方で、あれやこれやいろんな話が次々と。3人で笑いあいながらの楽しいお酒。これぞオトナの飲み方と言っても過言じゃないのでは?
 店名の由来と謎のメニューについては、直接女将さんに聞いてみてね。「来月また来ます」って強く約束し、大満足で店を後にしたのだ。
 延々と続く飲み屋のネオン。オトナのぼくらとしては、次はオトナのお店でしっぽりとやりたいもので。最近はやりの若いお姉ちゃんがそれなりの対応をする店でなく、オトナのお姉さまとの時間を。そう、ガールズバーじゃなくスナックを。でも、ぼられるんじゃないか心配だしと、ネオンが途切れる奥まで看板見ながら悩み歩く。でも、きっと一人1万を覚悟すれば、なんとかなるに違いない。さぁ、アキラ、どこでもいいから店を決めるがいい。

 向うから歩いてきた女性が手前のビルに入った。ビルといってもとても年季の入った2階建てのビル。数件の店舗が入っている。あの女性はきっとお勤めの方に違いない。でも、どの店に入ったかはわからない。そこでアキラ、勘を働かせて店をチョイス。ドアの前で聞き耳を立てる。
「男性とかわいらしい女性の声が聞こえます。ここ、いいんじゃないですか?」
 アキラの言葉を信じ、店内へ入ると、カウンターに紳士が一人、奥でママがにっこりと迎えてくれた。まずはきちんと料金の説明。これが安い。ボトルの値段も全然安い。紳士も「この店は心配ない、大丈夫だよ」と後押ししてくれて。ならばとカッコつけてボトルを入れて乾杯。ママと紳士の邪魔をしちゃ申し訳ないと遠慮気味にアキラと話してたら、紳士がグイグイ話しかけてくる。それにママも乗っかって。これが嫌味なくごく自然で、店内がすごく盛り上がって。聞くところによるとこの紳士、函館市議だそうで。めちゃくちゃの安心感。オトナの会話、楽しかった。
 「ボトルは一年キープします」とのことも、来月また来るからねってことで、楽しい時間を締めたのです。お店とママのの名前は秘密だよ。
 ホント楽しいとしか言いようがない夜だった。来月もう一度同じ流れで飲み歩かなくっちゃ。
 知らない土地でも楽しく飲み歩ける。ぼくもまたひとつオトナの階段を上ることができたかな?
 ん?向うから歩いてきた女性はどの店に入ったのかな?


エスニック日常的戯れ言

ミルク&ナチュラルチーズフェア2016(16.1.25)

「これは、ぼくのための催しかい?」
 
北海道産の乳製品がメインの催し「ミルク&ナチュラルチーズフェア2016」がさっぽろ東急百貨店で開かれている。ミルクランド北海道だもんね。それにしても、いろんな町でいろんなチーズやヨーグルトが作られてるんだ。正直目移りしちゃうんだけど、そこはインスピレーションで楽しんできました。
 乳製品といえばやっぱりアイスクリーム。これを食べずして、なにを語れるというのだろうか。ぼくがチョイスしたのは、『ハッピネスデーリィ』(池田町)のトッピングソフト【リコッタサラータ】(380円)。生ソフトにチーズをふりかけた一品。チーズの塩っ気がソフトの甘みを引き立てて、美味しい。乳 on 乳。これぞ北海道の醍醐味。

肝心のところがてかっちまったぜ

粉状のリコッタサラータが味のアクセント
 やっぱね、チーズも買っとかなきゃさ。家では酒を飲まないけれど、チーズを食べるのは好きだから。でも、チーズの出展、それぞれの種類がいっぱいあり過ぎて、もうなにを選んでいいのやら。そこでぼくは考えた。ちょっとインパクトの強いチーズを買って帰ろうと。
 で、目についたのが『半田ファーム』(大樹町)の熟成チーズみそ漬け。ニンマリしちゃうお味。ここ、清見チーズのかす漬けチモシーっていうのもあったんだけど、残念ながら完売で。試食させてもらったら、ワインの味がしっかり。で、インパクトだけ追い求めても何なので、3種類入ったチーズセット(1,350円)を。実はこれ書いてる時点でまだ食べてないの。あぁ、味が楽しみ。


種類がもういっぱいでさ

チモシー、熟成チーズみそ漬け、ルーサンのセットです
 この後、映画を観に行くんだけど、ちょっと小腹を満たしておきたいなぁ。なんかいいものはないかとうろちょろしていたら、『倉島乳業』(岩内町)の倉島チーズ大福(152円)を発見。こりゃちょうどいいわと声をかける。基本、冷凍ものを販売してるそうだけど(写真)、すぐ食べたいって人のために解凍してるのも少し用意してるんだって。で、それをいただいて。映画館の待合スペースで食べたら、ちょうどいい感じで美味しかった。粉が落ちるのは注意しないとね。

こんだけ並んでたら壮観だよ

もちもちのもちの中にチーズ


エスニック日常的戯れ言

杜の都で懐かしい人々に会う(16.1.22-23)

「あの頃の未来に ぼくらは立っているのかな♪」
 
正月明け、とてもお世話になった恩人KBから突然のメール。
「宮崎の役人EDAが仙台に居るそうだが、連絡先知ってる?」
 仙台で会おうと考えているらしい。EDAとは1年ほど前の宮崎出張で会ったけど、KBとは久しく会っていない。個別に会うのと数人で会うのでは話す内容も変わってくる。そもそもKBとEDAの二人で会話は盛り上るのか(大きなお世話にか)?二人が会うのを知っていながら、その場に居ないのはなんともくやしいではないか。
往復の無料航空券を貰えるポイントは十二分にたまってる。しかもAir Doは現在特典キャンペーン中。ビジネスホテルもポイントで無料。そうだ、杜の都へ行こう。
 まさかと思ったが、二日酔いの目をこすりながらカーテンを開けたら、ドカっと雪が。2時に帰宅したときは積もってなかったのに。吹雪の中、えっちらおっちらと新札幌駅へ。快速エアポートは時刻通りに到着し、新千歳空港まではよかったが、乗るべき飛行機が到着しないってことで90分も遅れてさ。
 寝不足だったもんだから、睡魔が容赦なく襲ってきて。ポケモンジェットの模型見たりして誤魔化すも、もともとポケモンに興味ないからつらいよね。SWジェットの模型展示してくれればいいのに。
 なんとか飛行機も飛び立って、爆睡のうちに仙台に到着。ホテルにチェックインして身仕度と荷物を整えてたら、もう約束の時間だよ。
 EDAがセットしてくれた会場『牛タン利久』に到着すると、EDAもKBもすでにおられて、なぜか上座だけが空いている。KB さん、勘弁してよと懇願しても、「もう動くの面倒だから」と一蹴されて、飲み会スタート。この3人が揃うのはEDAが会社を辞めて以来だから、およそ20年ぶり?まさか20年後に仙台で揃うなんて、当時も1カ月前も考えちゃいなかったよね。

 牛タンの店となると、牛タンオンリーと思いきや、牛タンだけじゃないんだ。晩酌セットをつまみに、懐かしい話をいろいろと。もちろん近況を交えながら。

牛タンの有名店・利久

牛タンだけじゃない、晩酌セット

3人揃って…も、奥のEDA暗くてわかんないか
 あまり酒に強いメンバーではないことを踏まえ、1次会で解散。せっかくの仙台ゆえ、一人でもう一軒行こうかとも思ったけど、サッカーも見たかったので自重して。
 翌23日はEDAのマイカーで現在彼が担当している東日本大震災の復興事業現場を案内してもらう。まぁね、詳しい内容に関してはここでは書けません。決して覚えられなかったわけじゃありませんが。
 元師弟筋のKBとEDA。我が身の成長を伝えるがごとく説明するEDAと親身に聞くKB。20年の歳月がなかったかのような。あっ、ぼく?基本筋が違うので。仲はめちゃくちゃいいんだけど。
 津波対策として施工されている海岸堤防。その高さは最大13m、概ね7mだそうで、7m堤防の施工箇所へ。コンクリートブロック(パネル?)で堤体自体の安定化が図られている。これが延々30㎞も続くのだそうで。5年前の津波被害の甚大さがうかがえる。
 そんな記憶の風化防止と緊急避難を兼ね備えた公園が仙台空港近くに設けられていた。津波の被害で多くの犠牲者が出てしまった集落に作られた公園には慰霊碑のほかに天皇皇后両陛下行幸啓記念碑なども設置されている。その中に流れ残った塀や基礎、浮き上がったマンホールが、震災時そのままに残されている。現実と希望の織り成すコントラスト。そして2体のこんもりした丘。これは千年希望の丘と呼ばれ、緊急時の避難用に設けられた高台にもなる。海岸堤防の陸側に、ところどころ設置されているそうだ。この発想、他の都市計画にも活かせるんじゃないかな。

EDAの車はチャイルドシート付のため、KBとぼくは後部座席へ

一応師弟筋のKBとEDA、説明ぶりにも熱がこもります

高さ7mの海岸堤防、これが30㎞も続くんだそうで

東日本大震災メモリアルパーク千年希望の丘のモニュメント

左側は天皇皇后両陛下行幸啓記念碑。平和の鐘が鳴る…響くのは誰のために

慰霊碑の前でスリーショット

千年希望の丘の手前に、震災時の跡が残る

丘の上からの景色が千年水に浸されることのないように
 ランチはEDAに替わり、ウリ坊がお相手をしてくれるということで、会場の『手打ちそば草太』前でKBとぼくの引継ぎが。EDAとウリ坊は20年ぶりの再会。ウリ坊1年目の終わりにEDAが辞めたんだよね。4人で写真撮って、EDAとお別れ。昨日、今日とホントにありがとう。
 そば屋の店内では初対面のウリ坊の娘さんが待ってまして。「うちの、すっげー人見知りだから、なにもしゃべらないかも…」ってウリ坊の前フリはなんだったんだろうか…。食事前、食事中から仙台駅で別れるまで、彼女のマシンガントークが続いてさ。最近では飲み屋でしか女の子と話す機会のないぼくには、戸惑うことしばしば。
 『手打ちそば草太』は山形県東根でそば修行されたご主人が開いた店。ちょっと硬めの手打ちそばをいただける仙台の人気店だそうで。ランチのBはもりのにしんそば。ちょっと控えめに「小盛り」にしたんだけど、十分腹いっぱい。うまかですたい。

住宅街に佇む田舎造り風の建物・手打ちそば草太

この4人が仙台で揃うなんて、ぼくの仲間内でも考えられなかったよ、きっと

ランチB、そばだけでなく煮込んだニシンも美味かった
 小山隊長情報によるとセリ鍋、SAYUKI情報によるとナメタカレイが仙台のおすすめとのことだったけど、さすがにお腹いっぱいで。夕方の飛行機で帰らなきゃならなかったので、食べられなかったよ。ということで、仙台駅で買ったのが『ずんだシェイク』。『全国ぐるっと‼人気の味めぐり』でも飲んだんだけど、あのなんとも言えなさをもう一度味わっちゃおうって。うん、なんとも言えないけどまた飲みたくなるね。



エスニック日常的戯れ言

全国ぐるっと!!人気の味めぐり②(16.1.11)

「だって、ぼくが一番ものしりじゃないとイヤなんだもん、物産展では」
 
『全国ぐるっと‼人気の味めぐり』も今日が最終日。おやきの食べ納めをしようと行ったら、ほぼ売り切れてて残りは粒あんとかぼちゃとじゃがいものみ。ぼくの大好きなあざみもねぎみそもない。じゃがいもは好きだが、甘いおやき(長野名物の)は苦手なので、泣く泣く断念。のっけから予想外の展開。
 では札幌のパティシエ6人が集って商品開発をしたというクッキーアイスとやらを食べようとブースまで行ったら、おっさん6人(他人のこと言えた義理もないが)がジャレながらテレビの取材を受けていたのでパス。
 すっかり気分がアイスモードだったので、『ジェラテリア ミルティーロ』(千歳)ジェラートをダブル(410円)で。本能のおもむくまま、食べたいと思った甘酒と洋なしをチョイスしたら、なんとも地味で写り映えしないダブルになったけど、特に甘酒がおいしかった。米麹の粒も感じられて。思わず「千歳鶴?」って聞きたくなるような。

色とりどりのジェラートです

どれ頼もうか、悩んじゃう

華がないけど、美味しいのです。甘酒&洋なし
 もう一軒、金曜日に一緒に来た同僚が買ってた、クロワッサンたい焼きを。だって、物産展通を自負するぼくが同僚の買ったものを食べてないなんて、ちょっとした屈辱じゃない。『クロワッサンたい焼銀のあん』(東京)であん、カスタード、チョコ 210円、250円そこで、あん、カスタード、チョコをコンプリート。あっ、こりゃもう和菓子じゃないですね。見た目の鯛も飾り程度で。完全にパイです。おいしいパイ。生地も甘くておいしいし。この形にすると食べやすいし、ナイスなアイデア。



包む袋もお洒落です

左カスタード、右ショコラ
 今回はおかず系のものを買わなかったので、次回の夏開催で。でも、夏はかき氷最優先なんだよなぁ。


エスニック日常的戯れ言

全国ぐるっと!!人気の味めぐり(16.1.8)

「ずんだずんだ~、ずんだずんだずんだ~あぁ~♪」
 
正月明けたら、大丸札幌店。もうすっかりぼくの恒例行事に組み込まれてます。正月早々、なんてウキウキな気分にさせてくれるナイスな企画だこと。サンキュー、大丸札幌店。
 今回のぼくの目玉は『ずんだ茶寮』(宮城)のずんだシェイク(280円)。なぜって、『久保みねヒャダのこじらせナイト』ヒャダイン・千葉雄大の男子旅で訪れた仙台で、ヒャダインが飲んでたんだもん。そりゃ、試してみたくなるじゃん。そんな機会を与えてくれた大丸札幌店に感謝。
 で、キミドリがかったシェイクをズズっとすすってみると、抑えられた甘みが広がり、粉砕された枝豆が舌先に残る。微妙といえば微妙、癖になりそうな予感もする、なんとも言葉にしにくいお味。もう一回飲んだら、戻れなくなるかも・・・。

確かにつぶつぶが楽しい新食感だぜ

枝豆チップが見えるでしょ、これこそが新食感の素
 ここからはすっかり常連さんを。『信州・鬼無里いろは堂』(長野)炉ばたのおやき(194円)。安定感120%。いろは堂が出展してるのに買わないで帰るなんて、ぼくにはできるわけがない。今回は「あざみ、ねぎみそ、じゃがいも」を購入。美味しいんだよね、ホントに。冊子を見ると、ふきみそ、なす、辛みなす、うどなんて魅力的なやつもあるじゃないか。季節限定だろうけど、いつかは長野に食べに行きたいな。
 そしてもうひとつ。『田那部青果』(愛媛)極々果実旬のちゅうちゅうゼリー、全部セット2,600円。ミカンの品種一つ一つの味の差が、明確にわかる素朴なゼリー。この味を知ってしまうと、ハマっちゃうんだよね。

この着飾らない感じが最高なんだよね

ライトに照らされる橙色に、神々しさすら感じるのはぼくだけでしょうか
 最後は会社で働いてる同じ部の仲間へのお土産を。『広島たま屋』(広島)もみじ饅頭 14個540円。ちっちゃくって、いろんな味が楽しめる。そこで今回は、あまりなじみのないカスタード、レアチーズ、カフェオレの3種類で14個。販売員のお兄さんも言ってたけど、バターたっぷりの皮が実に美味い。カステラ(餡なし)も売られているほど。もちろん、カスタード、レアチーズ、カフェオレそれぞれがまた美味しかった。もっとたくさん、がっつり食べたいよって思ったもん。

 11日までなんだよなぁ。もう1回来たいけど、そんな余裕があるかなぁ。


エスニック日常的戯れ言

祝・ループ化記念!市電でプチ散策(16.1.3)

 市電がループ化されたというので、正月休みのうちに乗っておこうかなと。市電に乗るのって、もしかして人生初?少なくとも自意識を持つようになってからは乗っていないハズ。その昔、親に連れられて乗ってるのかもしれないけれど。
 これまでは西4丁目とすすきのの間で寸断されていたんだけど、この間がつながって、新たに「狸小路」駅が誕生したのだ。どこまで乗っても170円ということで、一周することも考えたんだけど、ぼくにもいろいろと予定があるので、西4丁目から外回り(下図のオレンジライン)でラーメン激戦区・東本願寺前まで。

市電ループ化の路線図、西4丁目とすすきのの間がつながった
 こんなこと書くと関係各位に怒られるかもしれないけれど、今回つながった西4丁目~すすきの間は、正直歩いた方が断然早い。だって、信号のたびに停まってるし、狸小路駅でもかなり長い時間停車してるんだもん。、でも、市街地を抜けたらメリットが発揮されるんだろうね、きっと。手前の東本願寺前で降りちゃったんだけどさ。

車窓からは狸小路に続き、すすきの交差点でYAZAWAを眺めることができます

ラッピング車両も面白いけど、ベーシックな緑の車両も渋くていいよね
 道外のみなさんはラーメンといえばすすきのってイメージが強いかと。確かにすすきののラーメン屋も美味しいのではありますが、好評の実力店は東本願寺前に多くあるんだよね。歩いていくのは億劫なので、市電に乗ってきちゃいました。
 今回は初めて入るお店にチャレンジ。東本願寺前で降りたらすぐの交差点の角に佇む、『ななつき』さん。ここの名物は野菜をふんだんに使った「べじそば」(780円)。鶏白湯スープにミキシングされた野菜がたっぷり。ラーメンやそばというよりも、ヌードルだね。鶏チャーシュー(蒸し鶏?)が優しさを引き立ててくれます。寒い時期にホントに優しいお味でした。

角っこにあるのですぐわかります。ホントは菜々月らしいんだけど、ひらがなです

身体にやさしいべじそば(780円)。ホルモンラーメンも魅力だったなぁ
 せっかく東本願寺に来たのだから、こちらも人生初の初詣なんぞしちまおうかななんて思ったりしたんだけど、誰もいない。よく考えてみたら初詣は寺じゃなくって神社だったか。でも、除夜の鐘はお寺でいいんだよね。ぼくって意外と常識がないのかもしれない。
 東本願寺前に来たら必ずやっておきたいのが、東本願寺を背に通りを真っ直ぐ眺めること。『ブラタモリ札幌編』でタモさんがやってたんだよね。碁盤の目と言われる札幌の通りも実は湾曲しているところがあってって。写真見てわかるかな?ビルが一棟せり出しているよね。

東本願寺に巫女さんはいません

ぼくもちょっぴりタモさん気分
 ホントはもっと散策したかったんだけど、この日の札幌はとても寒く、歩道はツルツルで危ないったらありゃしない。これ以上歩いてたら転倒しちゃうという危機感に襲われ、軟弱なぼくはすすきのの馴染みの飲み屋へ向かうのでした。
 春になったらまた来ましょう。



エスニック日常的戯れ言