FIFAクラブワールドカップ・決勝
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いや〜、観ててとても楽しい試合だった。攻守の切り替えが両チームともとても早くって、無駄な時間がほとんどなくって。バルサの猛攻をしのぐインテルって構図かと思ったけど、ロナウジーニョのトリッキーなプレーも序盤だけで影を潜め、インテルのボール奪取〜イアレイのタメ〜アレシャンドレやフェルナンドンのアタックが目を見張る。バルサが自分たちのサッカーを見失ったのか、インテルがバルサに魔法をかけたのか。とにもかくにもインテルが試合を面白くし、決めちゃったって感じ。インテルが素晴らしいチームなのは間違いないのだろうけど、それ以上にブラジルの底力を見せられたような気分。あの国は凄い人材がいっぱいいるんだなぁって。 個人的にはスペイン好きなのでプジョルやイニエスタ、シャビの活躍を見たかったんだけど、インテルにあれだけいいサッカーされちゃしょうがないか。 それにしてもイアレイは凄かった。「持ちすぎっ!」って思うタイミングでもしっかり回せるし、仕掛けられる。この試合だけで観るなら彼が間違いなく一番輝いていた。残念ながらMVPはデコだったし、メディアはアレシャンドレ一色だけど。 札幌に暮らす身なのでナマ観戦は難しいんだけど、来年以降も日本で開催して欲しいなぁ。だって、ちょうどいい時間にTV観戦できるんだもん。それに日本のチームが出れるようになれば・・・。コンサだってこのまま天皇杯を勝ち進んで優勝すれば、再来年は出場の可能性も・・・。
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コンサドーレ札幌vs東京ヴェルディ1969戦を観戦する(06.11.23) |
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ヤンツーさん(柳下監督)の退任が正式に決定して初めての試合。選手に投げやりのムードが出ていないことを祈りつつ、札幌ドームに足を運んだ。まず目に付いたのがサイン会。若手に混じって西澤が加わっていた。そういえば西澤、今日は出場停止だったっけ。他の選手はスタメンじゃないのかな?謙伍、上里はサブなのかな?
そんな邪推はこのくらいにして、今日の試合のヒーローはGK佐藤優也でキマリです。数字の上ではコンサがシュート数でヴェルディを上回っていたけれど、コンサの方が優勢に試合を進めていたとは必ずしも思えなかった。後半は特にそう。コンサは独りよがりのプレーが続出する。フッキがやるならまだわかるけど、守備陣に独りよがりのプレーが多く、再三ボールを奪われてピンチにさらされる。それをことごとく救ってくれたのが佐藤優也なのだ。ヴァンフォーレからコンサに加入してまだ日が浅いこともあり、DFとの連携ミスも見られたけれど、連携ミスすらナイスプレーで補ってくれる。なんとも頼もしいGKだこと。来季に向けて完全移籍の話が進んでいるという。ぜひ残ってちょうだい。
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AFCアジアカップ2007最終予選
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正直、オシム監督が就任して、一番良い出来の試合だったんじゃないか。ナマで観たから贔屓して言ってるわけじゃない。さすがにツラい時間もあったけど、連動した厚みのある攻撃や意表をついたプレーが観られたし。しかも目の前で。いや、決して贔屓して言ってるわけじゃないけどね。 なんと言ってもうれしいのは、今日は絶対的なホームでの試合だったこと。日本代表にとっては当然だけど、札幌オヤジにとってはまさに我が家なのだ。これまで地道に札幌&コンサにゆかりの選手を応援しアピールしてきたけど、今日は周囲全体が札幌オヤジ。いちいちPRする必要なんてどこにもない。誰もがお目当てはこの男なのだ。
![]() 本職のボランチで見てみたい。すごく輝くはずだ。でも、堅実な守備ができ、チャンスには果敢にオーバーラップできるDFってそうそういないから、オシムとしては使い勝手がいいんだろうなぁ。これはひとつのジレンマだね。 今野だけでなく、みんな良かった。前半のアレックスなんてキレキレの上に洒落たプレーも見せてくれちゃって、惚れ惚れした。序盤に当たり負けすると感じた憲剛はかわすプレーでサウジ守備陣を翻弄したし、2得点の我那覇の位置取りはさすが。点は獲れなかったけど巻の全力プレーが我那覇にスペースを与えていたし、駒野の駆け上がりでサウジの右サイドを封じ込めた。もちろん先制の闘莉王も、他のみんなも。
当然ながら課題点もいっぱいあり。アレックスの持続性や憲剛の持ちすぎ、加地の連携、闘莉王のPK・・・おいおい、阿部っちに蹴らせとけよ。それでも今後一層期待に胸が膨らむ、面白い試合だった。
おっと、忘れちゃいけない。やましぇ〜、早くコンディション上げて代表に戻ってきておくれ〜。札幌オヤジ達がみんな待ってるぞ〜! |
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日本シリーズ「北海道日本ハムファイターズvs中日ドラゴンズ」を観戦する(06.10.25) |
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子供の頃に憧れ、高校時代は授業中にこっそりラジオを聴いていた(当時は平日でも昼間に試合してたから)日本シリーズが、北海道で行われるなんて。ナマで観ることができるだなんて。とても夢のようだけど、現実なんだ。北海道日本ハムファイターズがかなえてくれた、とても素敵な夢・・・いやいや、現実。にわかファンのぼくも心から心酔です。 せっかくの日本シリーズなので、弁当も豪勢に『新庄RED BOX(1,800円)』にしてみました。君が代が始まる前にがっついて食べたんだけど、美味かった。なんか気分も盛り上がったし。
そんな感情とは裏腹に、なんともハラハラドキドキの試合展開だった。稀哲の3塁打と賢介の2塁打で1点先制し、稲葉の2点タイムリーで突き離した。こう書くと理想的な試合展開に思えるけど、正直今となってはあまり記憶に残っていない。その時々は大声を上げ、飛び跳ねてはいたけれど、チャンスを潰した数の方が多かったしなぁ。
ピンチは心臓に悪かったけど、ピッチャー交替のときは新庄を中心に外野3人が集まって立て膝で話す姿(グラブは頭の上)が見られたりして、それはそれで楽しかったんだけどね。
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コンサドーレ札幌vsモンテディオ山形戦を観戦する(06.10.14) |
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北海道日本ハムファイターズはパ・リーグを制覇したぞ。北海道移転10年目となる先輩・コンサドーレ札幌、このままだと人気も観客動員も、すべてさらわれてしまうぞ。先輩の意地を見せなくっちゃ。 選手達も刺激と危機感を受けての試合だったと思う。厚別特有の強風のため、グラウンダーのパス回しと足元の技術が必要なコンディション。なのに選手がコケる、コケる。ピッチ練習やってるんだし、ホームなんだから、スパイクぐらいしっかり選べよ。そんな野次も言いたくなってしまうような、試合展開。残念ながら選手ひとりひとりが足元の技術で勝っていたわけでなく、しかも走り勝てていたわけでもなく。 後半、ラッキーな(?)PKで先制し、その後も攻めたんだけど追加点を奪うことができず。終盤攻め込まれてロスタイムに追いつかれちゃった。西澤をリベロに置いた守備は結構安定していただけに、突き放せなかったこと、凌ぎきれなかったことは悔やむに悔やみきれない。勝ち点が2点減っちゃった。
これでまた昇格が遠のいてしまったけど、来週は10周年の記念ゲームなのに、日本シリーズとバッチリかぶっちゃってるけど、もうやるしかないんだから全力で勝ってくれよ。
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FIBAバスケットボール世界選手権Dグループ2日目を観戦する(06.8.20) |
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バスケットボールなんて、あまり観たことがなかった。NHK-BSでのNBA中継をたまに見るくらい。いや、それもジョーダンがいた頃の話か。 でも、世界のプレーを、とりわけ本気になったアメリカのプレーをナマで観る機会ができたのだ。この札幌で。そりゃぁ、冥土の土産にも観ておくべきじゃない。しかも3試合も観れちゃうんだよ。 ただ、バスケットってそんなに人気あるのかな・・・。チケットはダフ屋の横行で即日完売だったけど、ヤフオク見ると結構余ってるからなぁ・・・。平日は定価割れでも入札ないし。 第1試合はセネガルvsプエルトリコ戦。とにかくデカイ。コートってあんなに小さかったっけ?5歩でハジからハジまでいけるんじゃないの?
ハーフタイムに高校野球観に行き、戻ったときには3Qが始まってた。そしてセネガルが追いついてる・・・。流れが大きく変わるスポーツなのね、バスケって。 でも、最後は自力に勝るプエルトリコが3ポイントシュートで流れを変えて優勢となり、焦るセネガルがファウルを連発してフリースローで加点し勝利。試合巧者ぶりを発揮というところでしょうか。
スロベニアは数は少ないんだけど、応援団が陽気に場を盛り上げていた。最後はわずかに及ばなかったんだけど、あの粘りを生んだのは彼らの応援の賜物だよね、きっと。
そうそう、この試合の前にとうとうカメラは全面禁止に。どうしてかな・・・。やはりNBAの圧力? ![]() 特に印象的だったのが、アメリカ得点後の中国のスローイン。中国選手にアメリカ選手がピッタリ張り付いて、パスを出させないのだ。オシムもうらやむ、前線からのハードチェック。しかもそこからパスカットして得点してしまうしたたかさ。本気の王者の実力がそこに見えたような。 中国もNBAで活躍するヤオ・ミンを中心に大型選手を揃えているけど、速さという点では今ひとつ。リンク下にヤオ・ミンが張り、ファウルをもらう戦法では厳しいかな。でも、そのフリースローをヤオ・ミンがしっかり決めるのはさすが。 ドウェイン・ウェイドはホント凄かった。速いし高いし、ついつい見とれてしまう。これが世界一流のプレーなのか・・・。つくづく思う。来てよかったと。 終始アメリカが攻めていたと思ったけど、結果を見ると4Qは中国の方が勝ってたんだ・・・。ヤオ・ミンが退場したのが強く印象に残ってたんで、見落としていた。さてはアメリカ、流したか? そうそう、中国応援団のいかにも中国らしい応援に対し、アメリカは金髪美女が10人ほど登場。彼女たちが会場をのせて、人数的劣勢を覆す。基本的にアメリカのスーパープレーを観に来ている人が多いのだから、自然とアメリカびいきになりもするんだろうけど、金髪美女ってのがカギだよね。彼女たちは一体何モノだろうか・・・。アメリカが送り込んだ精鋭?それとも北24条のパブ店員?
『スラムダンク』読みたくなってきたなぁ。 |
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コンサドーレ札幌vsベガルタ仙台戦を観戦する(06.8.19) |
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「ライオンに追われたウサギが逃げる時に肉離れをおこしますか?」 オシム語録でも有名な一言。それがいたんです、コンサドーレに。 前半、西谷のミドルをそらした相川のシュートが決まり先制するも、後半早々に追いつかれたコンサドーレ。それでもホームで負けるわけにはいかないと、トップ下の砂川に替えて上里投入。その上里が起点となり、攻めのリズムがつかめた時のこと。
人数的に不利となり、サポーターは皆あきらめモードに。しかも、押されまくっちゃってさ。 そんな不安ムードと鬱憤を晴らし、久々にコンサに勝ち星を与えてくれたのは、上里だった。去年から怪我で長期離脱し、復帰したばかりの上里が・・・。感動だよ。自らが得点したあのシュートは、無回転シュート?遠かったんで良くわからなかったんだけどさ。 ![]() ドーレくんもノリノリで応援してるでよ。
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北海道日本ハムファイターズvs千葉ロッテマリーンズを観戦する(06.8.13) |
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4万3000人プロジェクトの第三弾。前回は新庄がドームの天井から宙吊りで降りてくるという、あっと驚くパフォーマンスを見せてくれたんだけど、今回は・・・。選手がラリージャパンのラリーカーに乗って入場。でもなぁ・・・、第一弾のハーレーの二番煎じでインパクト薄かな。しかも、新庄がスタメン落ちしたので、参加してないんだよ。あちゃちゃ・・・。
一方、WBCでも活躍した渡辺俊介はなかなかの出来。とてつもなく低いリリースポイントには驚くばかり。これは・・・集まった大観衆に不安がよぎる。しかも、木下の後を継いだ押本も危なっかしいピッチング。
![]() 観客も目標の4万3000人を越し、4万3478人。大入りカードも配布され、営業面では万々歳だったのでは? 観ている方としては、もっと締まった試合が良かったんだけどね。贅沢言っちゃいけないか。 とりあえず日ハム戦は過去3戦観に行って3連勝。勝利の女神と呼んでもらおうかな?この強運がコンサにも効けばいいんだけどさ。 そうそう、スタンドのMVPはこの人!稲葉のレプリカを着た女性。ファイターズのダンサーの目の前で、物怖じせずに『YMCA』を踊りきるとは・・・。その度胸に感服です。扇子片手に踊る姿は、往年のマハラジャお立ち台を髣髴させるかのような・・・。ちょっと痛かったけどね。
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W杯2006、勝手に総括!(06.7.10) |
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なにはともあれ、新生イタリアが優勝を決めたドイツ大会。とても面白く、とても素敵なプレーが満載だった。なので、勝手に各賞を決めちゃいます。 まずはベストゲーム。 ひとつに絞るのは難しいので、3つ選んじゃいました。順番は開催順です。
いやぁ、ひとつには決められません。
でも、これも決め切れなかったので、決勝トーナメントに進出した16チームの中から、1チーム分(23名)選んじゃいます。悩みに悩みぬいて決めた23人。あくまでぼくの好みの選手なので、ご了承願います。
イタリアの変革と優勝に大きく貢献し、大活躍だった、 ピルロ! 取り急ぎですが、ぼくの総括でした。 |
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W杯2006、決勝トーナメント 決勝
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開始早々のPKで、またもフランスの逃げ切り勝ち?準決勝ポルトガル戦のリプレイ? さすがに決勝となるとそんなに簡単なものではないようで、イタリアがピルロのCKからマテラッツィのヘッドで同点。 あとは譲らぬ攻め守り合い。これがすんごく面白い。目まぐるしく変わる攻守に大興奮。惜しいシュートのてんこ盛り。 今大会初めて観るアンリの輝き。トッティが消えていると見るや即交替させるリッピ采配とイタリアの選手層の厚さ。早い段階で同点になったことで、両チームとも勝ちに行ってる、気を抜いたプレーがない、好ゲームが続く。さすが決勝。いや、これほどまでに面白い決勝はなかなか見られないぞ。 しかしながら、ジダン。ジダンのことを書かないわけにはいかない。ジダンのための決勝という声もあるほど、ジダンは注目の的だった。ぼくも、ジダンの引退興行と書き、ラストはデルピエロとのユニフォーム交換を夢見た。後半、リッピの最後のカードとしてデルピエロが投入されたときは、来るべきラストに向け涙ぐむ始末だった。こうなったら、こんなにいいサッカーが観られたのなら、勝ち負けはもうどうでもいいじゃないか。みんなで健闘を称えあおう・・・と。 でもそんな大団円は訪れなかった。ジダンが自らの有終の美を自らの頭で台無しにしてしまった。なにを言われたかはわからない。なにが彼の地雷だったか・・・聞きたくもない。いや、ちょっとは聞きたい・・・。 とにかく、最高のラストになるはずが、最悪の終わりとなってしまった。あまりにもいい試合だっただけに、惜しいとしか言いようがなかった。 後味の悪ささえなければ、今大会3本の指に入るベストゲームだっただろう。 すっかりジダンのための文章になってしまったが、優勝したイタリアは素晴らしいチームだった。これまでの守備重視から脱却し、面白い攻撃サッカーに生まれ変わった。その立役者ピルロはMVP級の大活躍だった。このまま面白いサッカーを続けて欲しいものだ。
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W杯2006、決勝トーナメント3位決定戦
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全得点に絡んだシュバインシュタイガーよりも、サッカー界の番長・カーンに釘付けの試合だった。今大会はレーマンに守護神の座を明け渡したけど、その存在感やプレーの質はものすごく高かった。カッコいいの一言。 負けたポルトガルも、今大会でブレークしたクリスティアーノ・ロナウドを押しのけて、ゴールデンエイジ最後のの意地をフィーゴが見せつけてくれた。 若手の台頭が顕著だったように見えた今大会も、最後はベテランが味を見せて締めくくる。大舞台の主役は渡せぬと。強烈な印象を残してから身を引くと。 決勝に進出するフランスのジダンだけが万感の想いを秘めて挑んでいるわけじゃない。それぞれがそれぞれの想いを胸に闘っているんだ。オーバー30のプレイに目頭が熱くなってしまった。 3位決定戦、緊迫感には少し欠けるけど、気持ちのこもった試合だった。
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W杯2006、決勝トーナメント準々決勝
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なんかジダンの大会のようなムードになってきてない?予選グループで「やはり限界?」と言われながらも、きっちり決勝トーナメントで調子を上げてきて、今日はついにアンリとのホットラインが開通した。起:ユベントスでの活躍、承:98年フランス大会制覇〜レアルでのヨーロッパ制覇、転:02年日韓大会予選敗退〜レアル低迷、結:・・・。ジダンSTORYの最終章が、鮮やかに彩られようとしているのか? そう考えると、決勝トーナメントはジダンのお別れセレモニーのようにも思えてくる。1回戦ではレアルの盟友であるラウル、カシージャスその他大勢に見守られ、復活を果たした。準々決勝では同じくレアルのロベカル、ロナウドと対決した。次は共にチャンピオンズリーグを制したフィーゴとの対戦だ。これに勝利したら、決勝ではイタリアと当たるかもしれない。ユベントスでコンビを組み、猛威を振るったデルピエロと・・・。ここまできたら、壮大なドラマになってしまう。仮にフランスがポルトガルに勝ち、決勝でイタリアと当たったとしても、デルピエロは試合に出られないんじゃないかって?ラウルだって先発したんだ。デルピエロだって・・・。それに、最後にジズーとユニフォームを交換するのは、やっぱりデルピエロじゃなくっちゃね。 何故こんなにも試合とかけ離れたことを書いたかというと、試合が予想以上に面白くなかったから。王国ブラジルには負けて欲しかった。それはブラジルが嫌いというのではなく、強いブラジルと真っ向勝負して勝つチームの出現を望んでいたから。今日フランスが王国を撃破した。フランスはいいサッカーをしていた。でも、今日のブラジルはあの強いブラジルだったか?フランスがブラジルの良さを消した結果のブラジルだったのか?ロナウジーニョやカカはフランスにしてやられたというよりも、自らなにもしなかったという印象が残ってしまった。決してそんなことないんだろうけど、印象としてね。ブラジルは勝ち負けに関係なく、強くなくっちゃダメなのよ。矛盾してるかも知れないけれど。 これで優勝争いはなお一層混沌としてきた。ジダンの最終章を見届けたい気持ちは十分だが、初優勝の瞬間を観たい気分もいっぱいある。どうなっちゃうんだろうか・・・。
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W杯2006、決勝トーナメント準々決勝
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ベッカムは好きだ。マンチェスターUでのベッカム、惚れ惚れする。EURO2000のベッカムのレプリカも持っている。でも、ベッカムに依存する現在のイングランド・サッカーは好きになれない。週刊誌に『イングランド内紛勃発!ベッカムvsジェラード』なる記事があった。ベッカムがクロスを放り込むだけのサッカーをジェラードが批判し、口論になったという。「もっとつなぎを大切にしなければ・・・」と。真意のほどは定かではないが、同感である。 この試合、後半早々に怪我のためベンチに退いたベッカムに替わって出場したレノン。彼のドリブル突破をはじめとする仕掛けは観ていて面白かった。イングランドが息を吹き返したように思えた。かつてのマンチェスターUが面白かったのは、クロスの達人・ベッカムの反対側にギグスがいたからなんだと思い出した。でも、その輝きは瞬く間に光を失った。ルーニーの退場。つかみかけていた流れが大きく向きを変えた。 ベッカム交替からルーニーの退場までの10分間を除けば、ポルトガルは試合の主導権を握っていたと思う。クリスティアーノ・ロナウドの速さとフィーゴの巧さは相手DFを翻弄していた。デコ不在で厳しい展開を予想したが、良い意味で予想を覆していた。でも、1点が遠かった。 ベスト8の激突。1人少ないとはいえ本気で守りに入ったイングランドのゴールをこじ開けるのは並大抵のことではない。昨夜の試合でアルゼンチンが本気で守りに行っていたら、ペナルティエリアに10人が入って守備を固めていたら、ドイツの同点弾はなかっただろうに・・・と思った。 PK戦はツキのようなものだから。4本すべてに反応して触り、うち3本を止めたGKリカルドを賞賛するだけでしょ。 次はデコが帰ってくる。W杯での活躍を期待されながら裏切り続けたゴールデンエイジの最後の意地を、フィーゴが見せてくれるのを期待したい。
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W杯2006、決勝トーナメント準々決勝
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あれれっ? いやいや、アルゼンチン負けちゃったよ。ドイツにホームの利があったかどうかはわからないけど、アルゼンチンがアルゼンチンらしいサッカーを見せられないまま、PK戦で負けちゃったよ。優勝に近いチームだと思ってたのに、らしさを発揮できないままに。 ドイツを相手に逃げ切れると思ったの?と効きたくなるような采配。豊富にあったはずの攻撃の切り札を持て余し、守りに入ったアルゼンチン。GKの負傷交替というハプニングはあったけど、アルゼンチンがサッカーを変えたことがとても残念で。 最初から攻撃は噛み合ってなかった。でも、先制した。だから守ったとしか思えない。98年フランス大会以前のアルゼンチンに戻ったみたい。きっと時間がものすごく長く感じたのではないか?でも追いつかれた。 延長に入り、速い攻撃で攻め立てた。でも、最後の一枚が足りなかった。メッシがいたら・・・、サビオラがいたら・・・、アイマールがいたら・・・。悔やんでも悔やみきれない采配だったのではないか。 撃ち合って負けたのなら納得がいく。でも、撃つことを放棄したアルゼンチンに国民は満足できたのだろうか?4年後にこれほどのメンバーが揃う保障はどこにもないのに・・・。
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W杯2006、決勝トーナメント1回戦
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ぼくの優勝候補がここで姿を消した・・・。 めちゃくちゃ面白い試合だった。息詰まるような接戦と言ってもいいんじゃないか。今回のW杯の中で、1・2を争うようなスリリングな試合。前半はスペインが先制するも、フランスが試合の流れをつかんで同点に。後半はスペインの猛攻を凌いだフランスが逆転&ダメ押しゴール。 スペイン悲願の初優勝を拒んだのは、リーガ・エスパニョーラのトップチーム、レアル・マドリッドのジダンだった・・・。 確かにジダンの復活はすごかった。スペインを知り尽くした将軍にしてやられた。しかし、この試合でぼくが思ったのはアンリの存在の大きさ。正直FWとして記録に残る活躍をこの試合ではしていない。でも、スペインのDF陣、特にプジョルはアンリにやられたと言ってもいいんじゃないか。アンリの飛び出しはことごとくオフサイドの網にかけた。前を向いてボールを持たせなかった。アンリを消すことが使命かのように・・・。 その意識が強かっただけに、同点ゴールのシーンでスペインDFはアンリを見て手を上げた。そのため、2列目から飛び出したリベリーについていけなかった。逆転ゴールはプジョルがアンリを倒して与えたFKから。直接的にはアンリを消していたけれど、アンリの影にしてやられた。 スペインは本当にいいチームだったので、なんとか勝って欲しかった。ラウルに代表での勲章をあげたかった。残念。でも、フェルナンド・トーレス、セルヒオ・ラモス、セスクら若手とホアキンやビジャら中堅の融合がさらに深まると、次こそは・・・。 それにしても、面白い試合だった。
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W杯2006、決勝トーナメント1回戦
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さすが決勝トーナメント。楽な試合はないなぁ。 世界ランク、前評判ともに大きな差のあるイタリアとオーストラリアでも、試合してみれば大接戦だもんなぁ。 接戦のカギはピルロが消えたことかな。イタリアの攻撃の核であるピルロがマークされ、ボールが集まらなかった。攻撃の態勢を整えることができなかった。ポルトガルvsオランダ戦もロッベンが消されたことがカギとなったように。ヒディングの作戦勝ち。後半はイタリアが1人退場となり、圧倒的オーストラリアペースで試合が進む。でも決められなかった。イタリアの最終ラインのふんばり。ヒディングの采配のアヤ。 良いサッカーをしていれば勝てるわけではない。それが如実に現れたような試合。最後の最後でイタリア・グロッソがPKを獲得。「あれが?」と思っちゃったけど、その前に倒れずに踏ん張って、アドバンテージをもらったグロッソの上手さ、イタリアサッカーの歴史と文化がもたらしたPKだったんだろう。 オーストラリアが大健闘したことは誰の目にも明らか。彼らが次回からアジア予選の大きな壁となる。今まで以上に楽な試合がなくなった。 イタリアの踏ん張りに感動を覚えながらも、デルピエロの輝きが見れなかったのが残念な試合だった。
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W杯2006、決勝トーナメント1回戦
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いや〜、面白かった。両チームの良さが随所に見られた試合だった。ただ、大荒れの試合になってしまったのは非常に残念だけど・・・。 まさにガチンコ、両者譲らない攻め合い。フィーゴ、デコ、クリスティアーノ・ロナウドのボール捌きからパウレタや3列目の飛び出しを狙うポルトガルと、ファン・ペルシー、ロッベンのエグリからカイトがチャンスをうかがうオランダ。攻守の切り替えの早さが両チームとも早くて、手に汗握る展開。フィーゴ、デコ、クリスティアーノ・ロナウドが機能したポルトガルが先制し、ロッベンが消されたオランダが攻めきれなかった。ポルトガルの作戦勝ちか。 フィーゴ、デコ、クリスティアーノ・ロナウドの3人は強力すぎ。削られたおかげでクリスティアーノ・ロナウドの勢いが今ひとつだったけど、得点に絡んだり、小洒落たパス(ラボーナ)出してみたり、突破できないながらも交替まで要所で見せてくれた。そしてフィーゴ。「守らなくていいでしょ」とか「オレの見せ場でしょ」といった独りよがりのプレーがなくなり、チームの大きな歯車として回り続けていた。新旧が上手く噛み合っていいチームとなっている。 オランダも先制されたということもあるけど、予選グループでは見られなかった「これがオランダ」という攻めを見せ続けてくれた。ロッベンが機能していれば、結果は変わっていたんじゃないのかな。 大荒れの予兆はクリスティアーノ・ロナウドが削られたところからあったけど、負けられない戦い、両国の意地があそこまでさせたんだろうか。デコの1枚目はボールを返さなかったオランダが卑怯だったので気持ちはわかるけど、2枚目は不必要なプレーだった。 ポルトガルvsイングランド、面白くなりそうだけど、デコ、コスティーニャの出場停止とクリスティアーノ・ロナウドの怪我の状態が響いてこないか・・・。そういう意味で非常に残念な大荒れの試合でもあった。
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W杯2006、決勝トーナメント1回戦
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さすが決勝トーナメント。磐石の強さを見せるアルゼンチンとて楽に勝てる試合はないんだ・・・。 開始早々からメキシコが猛攻を仕掛けて先制。負けじとアルゼンチンも反撃に出て同点。その後は一進一退の攻防が続く・・・。 アルゼンチンのパス回しが、予選リーグの頃の優雅さを失い、中央でせせこましくなっている。メキシコがパスコースを切っているからか。逆にメキシコはアルゼンチンのお株を奪うようなパス回しを見せて攻め上がるも、フィニッシュが決まらない。アルゼンチンのDFが最後は粘る。審判に助けられる場面もあったけど。リケルメからサビオラへのスルーはオフサイドの網に引っかかる。ちょっとした気の緩みで展開が大きく変わる。これが世界の上の方なんだろう。 終盤、テベス、アイマール、メッシと速い攻撃の選手を入れるアルゼンチン。疲れの見えるDFにテベスは嫌だろうなぁ。ボール持ってるわけだからチェックに行かざるを得ないし、行ったら行ったで倒すわけにいかないから。アイマールとリケルメの両立も上手くいってたんじゃないの?後半終了間際のアイマールの飛び出し、判定こそオフサイドだったけど、あれは・・・ね。 緊迫のまま試合は延長へ。延長前半4分くらいだったかな。映像が途切れた。そう、早起きがしんどかったので、録画して観てたのだ。決勝トーナメントは延長があるんだった。いや、アルゼンチンだからまさか延長にもつれ込むことはないだろうって思ってたんだよね。結果はWebで知ってるんだけど悔しい。18:00からの再放送で確認しなくては。 で、再放送でチェック。延長戦に入り、アルゼンチンは攻撃陣と守備陣の間が間延びしているのに対し、メキシコはコンパクトに保って一進一退を繰り返す。アルゼンチン、中盤にスペースありすぎだよ・・・と思ってたら、ソリンがオーバーラップしてきて大きくサイドチェンジ。それをマキシ・ロドリゲスが胸でトラップしてズドーン。すげ〜。ここぞというときはしっかり出てくるんだなぁ。そして個人技。さすが。 後はアルゼンチンが試合巧者を見せ付ける。イタリアのドン引きとは違う、ボールを回すことにより時間を稼ぐサッカー。誰の指示が出たわけでもないのに、それがしっかりと浸透している。 ゴールシーン以外に派手さはないけれど、見ていて勉強になる試合だった。最後まであきらめずにアタックを仕掛け続けたメキシコの健闘に拍手。
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W杯2006、決勝トーナメント1回戦
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いよいよ決勝トーナメント。強豪が順当に(チェコ以外)勝ち上がり、これからまた更なる高みを目指しての熱戦が繰り広げられる。なんて思ってるうちにドイツが先制。ありゃりゃと言う間に追加点。おいおいと思ってるうちにスウェーデン1人退場。確かにドイツは強いサッカーをしていたけれど、ここまで差がつくというのはホームの力、なせる技なのかな。 それにしてもクローゼ。4年前はただデカい選手という印象しか残っていないのだが、上手くなったなぁ。ブンデスリーガを観る機会もないので、まさに4年ぶりに観たって感じなんだけど、かなり驚き。年齢28歳は日本のゴールデンエイジと同い年。伸び悩んだ彼らと比較すると、うらやましい限りである。 そしてキャプテン・バラック。記載の必要などないのかもしれないけれど、すげ〜や。ゴールは惜しくも決まらなかったけど。バラックも日本のゴールデンエイジと同い年。あぁ・・・。 スウェーデンもイブラヒモビッチが時折輝きを見せたけど、数的不利、2点差でホームのドイツとやるのはさすがに厳しかっただろう。あの経験豊富なラーションがPK外すくらいなんだもん。 さて、ドイツは優勝するのだろうか・・・。とりあえず次ぎは難関アルゼンチン戦(だよね、きっと)。ホームの後押しに乗っちゃうのかなぁ。
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コンサドーレ札幌vs東京ヴェルディ戦を観戦する(06.6.24) |
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W杯が始まってから、コンサは負けていない。3連勝で臨んだヴェルディ戦。順位的にヴェルディ5位のコンサが6位。勝てば確実に順位が上がる大事な一戦で、やってくれました。 4-0なんて楽しい試合観るの、初めてじゃないだろうか。開始早々からゴールを支配し、CK、FK、CKの3連続で池内が押し込み先制。加賀の突破から得たCKを加賀がヘッドで決めて追加点。前半で2点差をつけるとは・・・。それだけで場内大盛り上がり。しかも、ヴェルディにたいしたチャンスを与えない、圧倒的な試合展開。選手達の気合の入り方が違う。
そんな攻撃もだけど、今日はヴェルディを完封し、危ないシーンもほとんど見せなかった守備陣に拍手を送りたい。攻撃に偏りがちな左サイド・西谷の裏をきっちりケアし、サイドを守り抜いたボランチ・西嶋。底でこぼれ球を拾い、ここぞというときは前へ駆け上がった金子、空きがちな右サイドのスペースを鋭い出足で埋め、積極的に攻めあがっては得点に絡んだ加賀。全員ががんばってたけど、特にこの3人がいい働きをしていた。 柳下監督のいうアクションサッカーを選手たちが上手く表現できた試合だったのではないか。 ぼく個人としては必死の戦いが続くJ2で、夜中にW杯中継のゲスト解説に呼ばれて浮かれているコーチのいるチームには負けて欲しくなかったので、しかもそれが数年前にコンサをぐちゃぐちゃにした(J2降格)人だっただけに、よくぞやってくれたという気分なのである。 4連勝で明らかに波に乗っているコンサ。このまま一気に首位戦線まで駆け上がっておくれ!
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W杯2006、予選F組
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残念だけど妥当な結果でしょう。日本国民の大きすぎる期待に応えるだけの、ブラジルに2点差つけられるだけの実力が、今の日本にはなかった。最初からわかりきっていたことなんだけどね。オーストラリア、クロアチアの2戦で決めなくちゃダメだなんてこと。 神様は『初戦の敗退がすべて』と語った。まさにその通りだろう。あの試合で選手・監督の未熟さが露呈された。どうあがいても埋められない世界との差。海外組といえどもレギュラーで活躍しているのは俊輔のみ。ヒデとてペルージャでの活躍以降レギュラーの座をつかんだことはない。個人能力に差があることは明らかだった。日本の武器は戦術と組織力。そのどちらもが破綻したのだから、打つ手はなかったのだろう。 世界のTOP16に残る実力が選手・監督はもちろん、協会・歴史・サッカー文化なんかを含めて、まだなかったということ。選手・監督・組織のレベルアップはもちろんだが、精神論や確立で煽り続けるメディアや、期待とバカ騒ぎだけのぼくを含めた国民のレベルアップ、サッカー文化の向上が、上を目指すうえで必要なんじゃないのかな。 アレックスから玉田に渡った先制点。王者ブラジルを本気にさせたあの一発が、日本サッカーの世界への再挑戦へ向けた狼煙であって欲しい。
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W杯2006、予選E組
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自力勝ち抜けのためには勝ち点3が欲しいチェコと、引き分けでもOKだけど負けは許されないイタリアの、まさにガチンコ勝負。イエローもらっていようが出し惜しみしない両チームの布陣に好ゲームの期待大。 チェコはネドベドがものすごくキレてた。奪って駆け上がってパス、シュート。今大会にかける意気込みが濃縮されたかのようなパフォーマンス。でも、周りがなかなかついてこれない。一方、カテナチオからの脱却で注目のイタリアは、その象徴であるピルロが中盤の底から巧みにゲームを操り、トッティ、ジェラルディーノを走らせる。その陰で黒子に徹するガットゥーゾの存在も光る。チェコ優勢の序盤も、イタリアの切り替えしが鋭く、面白い試合展開。 でも、先制したらイタリアは強かった。お手の物の守備の堅さを見せ付ける。そして前半終了間際のポラク退場。これでほぼゲームが決まってしまった。 後半攻めるしかないチェコ。でも、ネドベド一人じゃ如何ともしがたく、最後はインザーギの復活弾でThe end。 前評判が高く、タレントも揃っていただけに、チェコの活躍を決勝トーナメントでも見たかったんだけど、残念な結果だった。チームとしての歴史の差だったのかな。 イタリアのピルロの活躍と、チェコを蹴落としたガーナの躍進に期待かな。
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W杯2006、予選B組
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両チームとも勝ち抜けを決めているので、あまり無理はしてなかったけど、見応えのある試合だった。ポルトガル同様、イエロー1枚もらっている選手を温存したんだけど、おかげでアルゼンチンの2トップはメッシとテベスの魅惑の若手コンビ。アルゼンチンの選手層の厚さに感服。 さすがにオランダ相手だと、アルゼンチンの流れるようなパス回しも途切れ途切れになってしまう。圧倒的にアルゼンチンのペースでも、要所はオランダが守っているといった展開でのスコアレスドロー。結果的には物足りなかったけど、内容は見応えあったかな。 トータルフットボールを掲げるオランダだけに、胸のすくような波状攻撃を期待していたんだけど、今大会のチームはどうやら守備重視のカウンター狙いみたい。意図しているのか、死のグループがそうさせるのかはわからないけど、アルゼンチンの爆発的な攻撃力を抑えきったのだから、その戦術が浸透しているということなのかな。バベルが入ってからは攻撃にリズムができたみたいなので、今後に期待大でしょう。マスチェラーノに蹴りまくられたのは・・・洗礼です。 アルゼンチンはマスチェラーノとカンビアッソが効いてた。テベスの執拗なドリブル突破はスターターとしてより、DFがバテ始めたときにこそ効果がありそう。アイマールはもっと長い時間プレーさせて欲しかった。リケルメ中心だと、やっぱりかぶっちゃうのかなぁ。 決勝トーナメントはアルゼンチンvsメキシコ、ポルトガルvsオランダ。楽しみな試合が続くなぁ。
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W杯2006、予選B組
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実はナマでは観てません。3:50に起きたんだけど、体調が芳しくなかったので、録画して寝たのよ。で、朝のニュース見たら『因縁の対決、壮絶なドロー』なんて報道されてるでしょ。あぁ、観なくちゃいかんなぁ・・・と思って、会社から帰ってから観たのです。 予想してたのとはかなり違ったけど、なかなか面白い試合だった。『壮絶なドロー』なんだから、攻守が目まぐるしく入れ替わる激しいせめぎあいだったのかと思ったけど、前半は圧倒的イングランド、後半はスウェーデンがペースを握る展開。それぞれ攻守に持ち味が発揮され、見応えはあったけど、もっとせめぎあって欲しかったなぁ。 それにしても今日のジョー・コール。前半はキレキレでものすごかった。後半こそ消えてる時間が多かったけど、ゴールを決めたシュートといい、ジェラードにアシストしたパスといい、周りが見えてる。イングランドがベッカムの右サイドだけじゃないことを見せつけてくれた。トーナメント初戦はエクアドルだから、かなり有利に試合ができるのでは? スウェーデンも根性あるなぁ。イブラヒモビッチがいないのが残念。次のドイツは厳しいけれど、この根性でなんとかしちゃうかも・・・。 結局B組は妥当な勝ち上がりだけど、強豪が決勝トーナメントでがっぷり四つにぶつかり合うのは楽しみでもあります。
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W杯2006、予選H組
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無敵艦隊、沈まず。いやいや、強さを見せつけての決勝進出。この強さは本物です。 チュニジアのシンプルな攻めからの先制で、ちょっとあせったけど、がちがちに引いた相手を切り崩しての逆転3得点。後半開始時にラウルとセスク、間もなくホアキンを投入したアラゴネス監督の采配が的中。1点目はホアキン〜セスクでこぼれ球をラウル、2点目はセスクの絶妙スルーをフェルナンド・トーレス、3点目はラウルのクロスにせったフェルナンド・トーレスがPKゲット。アクセントをつけ、点を獲りに行くことを明確にした采配はうらやましい限り。嫌なムードになりつつあったので、試合の流れを変える力、監督の決断と選手の意志の強さを称えるしかないでしょう。 それにしても、スペインの攻め手の豊富さ、タイプの異なる選手が入っても違和感がなくフィットすることは特筆に価するのでは?同点ゴールを決めた後、ラウルが自軍ベンチへ走りより、控えに甘んじているサルガドとカニサレスに抱きついた。ともにスペイン代表を支えてきたベテラン。若手の台頭が目覚しいスペインだけど、ベテランとの融合、ベテランのバックアップがこのチームの強さなんだと思わせるシーンだった。 行きますぞ、今大会のスペインは。
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W杯2006、予選F組
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神様にはチームを作る力はあっても、ゲームを動かす力はなかった。 形を変えてでも、攻めを厚くする。クロアチアは仕掛けてきた。ボランチやDFを削り、攻めに転じた。神様は形を変えることを良しとしなかった。疲れている選手よりはフレッシュな選手の方が、動けるには違いない。でも、勝たなければならない試合では、あまりにも消極的過ぎるとしか言いようがない。残り5分で大黒に試合を託すのは、あまりにも酷というもの。形を崩してでも攻める姿勢があれば、選手達は勇気付けられたのではないか? 試合後のインタビューで神様は言った。「オプションがなかった」。オプションを作らなかったのは、明らかに神様のミス。監督経験のない神様を代表監督に起用した日本サッカー協会のミスといっても過言ではないだろう。 では、この試合の結果は神様だけの責任なのか?決してそんなことはない。シュートを打てないFW、ファウルでしか止められないDF。1対1の強さがやはり足りなかった。終盤、走れない上に中央からの攻めに終始した。視野がものすごく狭くなっていた。疲れるのはしょうがない。でも、疲れたときになにができるのか、なにをやるべきなのか。日本の特徴がまるで見えなかった。 能活のスーパープレーに救われた。能活がいなければ引き分けすらなかっただろう。ヒデのミドルはコンセプトに沿っていたし、得点の期待を多いに持たせるものだった。加地の上がり、クロスはすごく効いていた。でも、それだけだった・・・。 決勝トーナメントへの道はかろうじて残った。自力でないこと、可能性が一番小さい事を考えると、川渕キャプテンのような楽観的な発言は出ないだろう(強がりだとはわかっているけど、かなりアホな・・・)。神様よ、正真正銘もうあとはないんだから、いい加減ハラくくってくれよ。その上で負けるんであれば、みんなが納得するんだから。 選手達よ、迷うことなく、臆することなく、ブラジルと全力でぶつかってくれ! 俊輔、かなり体調悪かったんだよね、あれって・・・。
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W杯2006、予選C組
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これがサッカーというものなのだ。そう思うしかないような試合だ。ゲームを支配しているチームが必ずしも勝てるわけではない。ボコボコにされても勝つ方法のあるスポーツ。 正直、今日のオランダに魅力はまるで感じない。引いて守るだけのチーム。初戦の後半もそうだった。カテナチオ?イタリアとオランダ、チームを入れ替えたの?それだけコートジボワールが攻めて攻めて攻め続けたゲームだった。 きっとコートジボワールでは魔の4分間と報道されるだろう。彼らにとって痛恨の2失点は、ぽっかりと開いた穴のような4分間でのこと。それ以外はほとんど彼らの時間なんだから。 この大会、FKやミドルレンジからのシュートが印象に残る。やはり、PKエリア付近でのファウルは命取りなんだろうなぁ。 コートジボワール、あと少しだけ大人になれば・・・。ドログバがイエローをもらったあのシーン。当初主審はカード出すつもりなかったわけじゃない。それを執拗に詰め寄ってもらったイエロー。この試合、負けて予選敗退が決まったけれど、もし引き分けていたら、もし逆転していたら、次のセルビア・モンテネグロ戦はとても重要な1戦になったハズ。そこに累積警告により絶対的エースでキャプテンのドログバが出場できない。タラレバはないんだけど、その軽率さは否めない。ドログバだけでなく、チーム全体がもう少し大人になり、したたかさを覚えたら、このチームは大きく化けるのでは。 とにかくこれで死のグループと呼ばれたC組は、上位2チームが決定した。でも、オランダが決勝トーナメントを勝ち進むには、課題が山積みのような気がする。
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W杯2006、予選C組
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急いで帰宅したにもかかわらず、テレビをつけた前半13分には既に1点入ってた。強すぎるぞ、アルゼンチン。惜敗したものの、オランダ相手に見事な統率を見せたセルビア・モンテネグロの守備陣を翻弄だもんね。全員攻撃・全員守備が徹底したアルゼンチンの統率性は、セルビア・モンテネグロをはるかに凌駕していた。 華麗なパス回しからクレスポのヒールパスをカンビアッソが決めた2点目は、スペインvsウクライナ戦の4点目(プジョル〜フェルナンド・トーレス)と並ぶ、今大会ベストゴールになるのかも。3点目はサビオラの高い位置でのボール奪取から。その意識の高さに脱帽。 後半はテベスが強さを、メッシが速さを見せつけて圧勝。でも、個人の力量以上にアルゼンチンのコンビネーションの良さ、組織力の高さが目立った。これを優勝候補と呼ばずして、なんと呼べばいいのだろうか。 観てておもしれ〜っ!
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W杯2006、予選H組
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無敵艦隊、最高の船出。ぼくの本命スペインがものすごくいい試合で初戦をものにした。正直、メンバーに恵まれたグループで、敵はウクライナのみと思っていたんだけど、そのウクライナに4点差だもん、すごいとしか言いようがない。点差以上に内容も圧倒してたしね。 特にプジョルが大車輪の活躍。安定したカバーリングに加え、パスカットからバルセロナ・ルーレット(?)で前線に上がり、アシストを決めた4点目のシーンなんて、ブラボーの一言。プジョルだけでなく、チーム全体がきっちり噛み合っているのがよくわかった。怪我で出遅れているラウルも復調の兆しが見えたし、ホアキン、イニエスタに加え、若手期待の’ヘスク’ファブレガスもベンチに残っている。優勝への資格はバッチリ揃ってるんじゃないの? ウクライナは怪我上がりのエース・シェフチェンコが機能してなかったけど、相棒・ヴォロニンがいい動きをしていた。この試合だけ見れば痛いけど、レッドカードは不運だったし、グループに恵まれているし、シェフチェンコの復調を考慮すると、決勝トーナメントは大丈夫なんじゃないの?チュニジアの爆発力は未知の怖さがあるけどね。 スペインとアルゼンチンが決勝で・・・も、夢じゃないかも。
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W杯2006、予選F組
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中途半端な・・・。そうとしか例えようのない試合だった。 能活の動きはマイアミの奇跡の再来かとさえ思った。前半は穴のあった3バックも後半は冴え渡っていた。2トップの動きも連携こそ今ひとつだったけど、なかなかよかった。俊輔の先制ゴールは2トップのプレスの成果だと思う。 でも、最後の5分が耐えられなかった。大当たりの能活が中途半端に飛び出してしまった。ヒディングの采配に較べ、ジーコは中途半端な交替をしてしまった。ゴール前で中途半端なシュートを連発した。ずど〜んっ!と打っておけば、跳ね返るかもしれない。みんながみんな、思いっきり行くという気持ちに欠けていた。 点差以上のレベルの差はなかったはずだ。毎回あちこちで言われるとおり、気持ちの差としか言いようがない。 誰が入っても遜色のないサッカー、遜色のないメンバーって、裏を返すとバリエーションの少ないチームってことなんだよね。NHKでは盛んに第2戦に向けた選手の入れ替えについて議論しているけど、おそらくサッカーが変わることはないんだから、コンディション次第ってとこでしょ。気持ちを前面に出して、みんなを鼓舞できる選手がいるわけでもないんだし。 悲観的にばかり考えてもしょうがない。残りを勝てばいいんだ。オーストラリアはラスト5分で3点入れるという離れ業をやってのけたんだ。日本だって、クロアチア、ブラジルを撃破する可能性を持っているんだ。 強い気持ちを一人一人が持って、臆することなく攻めきって欲しい。 がんばれニッポン!
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W杯2006、予選C組
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この試合、ロッベンにつきるのはわかっている。『YOSAKOIソーラン祭り』の感想を書きながら観ていたので、あまり細部はわからないけど、それでもロッベンの活躍はすごかった。でも、ぼくにはセルビア・モンテネグロの統率のすごさのほうに、強い印象を受けてしまった。 ユーゴスラビアといえば自由な気ままな攻撃力と勝手に思い込んでいたので、守備であれだけ同じイメージを共有して連動できるサッカーをするとは思わなかったのだ。ロッベンにこそやられたけど、当初から一番注意していたであろうファン・ニステルローイにはほとんど仕事をさせてない。前半途中からロッベン対策を講じれば、きっちり実践してしまう。後半頭から長身(202p)のジギッチを投入すると、ちゃんと彼を活用する。わかりきったことだけど、チーム全体が同じ意識を持ってプレーするのって、大変なことだと思う。C組、ものすごい混戦になるんじゃないのかな。目が離せません。
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W杯2006、予選C組
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今大会、ぼくの本命のひとつ・アルゼンチンの初戦(ちなみにもうひとつはスペイン)。攻撃陣にWユースや五輪で活躍したタレントを豊富にそろえているので、爆発的な攻撃力に期待・・・と思いきや、見事なまでの守備をみせてくれたのだ。 いやいや、さすがに死のC組。コートジボワールのドログバを中心とした攻撃は、アルゼンチンを圧倒しまくる。大きい選手が次々にゴール前になだれ込んでくる光景は圧巻そのもの。オレンジのユニフォームのせいか、『オランダ?』と見間違えそう。そんな攻撃の芽をカンビアッソ、マスチェラーノのWボランチとDF陣がきっちり摘んでいく。しかもノーファールで。GKアボンダンシエリのスーパーセーブや、いかにもアルゼンチンらしいソリンの老獪なシュミレーションをも駆使して。終盤、ドログバに1点決められてしまったけど(巧い!)、素晴らしい、見応えのあるプレーがいっぱいだった。 そして攻撃。リケルメが効いている。華麗にタクトを振っているって感じ。コートジボワールの攻撃が凄かったため、決してチャンスが数多くあったわけじゃない。それでも幻のゴールや終盤のオフサイドを含め、起点はすべてリケルメなのだ。2点目、サビオラとのオフサイドぎりぎりのホットラインなんて、美しいの一言。あれを決めたサビオラも素晴らしい。バルサに見捨てられた2人が見返すような大活躍。リケルメ、いつも泣きそうな顔してプレーしてるから、ロナウジーニョよりテレビ映りは悪いけど、今大会のヒーロー候補だよなぁ。 すっごい見応えのある試合だった。前回大会でも死のF組に入ったアルゼンチン、初戦のナイジェリア戦は素晴らしいゲーム(個人的には前回大会のベスト)やったのに、ともに予選敗退だったからなぁ・・・。いやいや、今回は大丈夫(のはず)。時間稼ぎにアイマールだもん、メッシもテベスも温存だもん。ベロンやサネッティ、サムエルがいないのは残念だけど、行っちゃいそうだよ。 そう考えると、C組はとんでもないよなぁ。コートジボワールの攻撃力も魅力だし、オランダ、セルビア・モンテネグロでしょ。今夜の試合も楽しみだ。 そうそう、体格に劣る相手に勝った今日のアルゼンチンの戦い方は、明日オーストラリアと初戦を迎える日本にとって、参考になったのでは?
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W杯2006、予選B組
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さすがベッカム。いいボール蹴ってくるね。オウンゴールになったけど、あれで勝ったんだもん。やはりイングランド最大の武器なんだろうなぁ。 開始4分の先制点。でも・・・。レベルこそ大きく違えど、なんか先日の日本vsマルタ戦を観ているような・・・。後半なんてパッとしない試合内容だったし。 驚きはクラウチの器用さ。オーウェンが完全に霞んでたもんなぁ。そんなオーウェンもだけど、ジェラードも今ひとつかな。魅力のミドルシュートはことごとくふかしてたし。イングランド、大丈夫か??勝ったから良しなのか?? 一方パラグアイは不運こそあったものの、良かったんじゃない?パレデス、バルデス、サンタクルスの攻撃陣もがんばってたし。特に後半は。 B組イングランドの最終戦はスウェーデン。前回のアルゼンチンの二の前にならないように・・・。 それよりも一番気になったのが、メキシコ人の主審マルコ・ロドリゲスさん。あの濃い顔とオールバック、背筋の伸び方を見てしまうと、『自宅では上半身裸で革パン、サスペンダーしてんじゃないの?』なんて想像してしまう・・・。
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コンサドーレ札幌vsヴォルティス徳島戦を観戦する(06.6.10) |
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やっと勝ったよ。今季ぼくが観戦した試合では初勝利。チームもおよそ2ヶ月ぶりの勝利だっていうんだから、まさに待ちに待ったって感じ。 格下ヴォルティスなんだから、『勝って当然』と言いたいところだけど、なんとも危なっかしい試合をやってくれちゃって。 正直、敵の拙攻と審判に助けてもらっての勝利といっても過言ではないでしょう。 先制はコンサ。西谷のスルーをつないでフッキがえぐり、センタリングをヴォルティスDFがクリア・・・したボールが敵DFの顔面をとらえ、そのままゴールへ。ラッキーっ!でも、先発の西谷とフッキが効いていたのは確か。 しかしである。両サイドで敵に簡単にボールをつながれ、続けざまに2点献上であっさり逆転される。コンサDF陣、ザルだよ。左から池内・曽田・千葉のここ数試合結果を残せていないメンバー。他に選手がいない・・・。今日は加賀が出場停止ということもあるけど、サブの選手がGKとMF4人という現状。普通ならこの3人は干されて然りなんだけど・・・。 でも、ツキ(?)はコンサにあったようだ。後半もらったFK。早いリスタートであっけなくゴールを外すと、場内にはため息が響き渡ったんだけど、ラッキーなことにやり直しに。フッキのFKは壁に直撃。場内にはため息が響き渡ったんだけど、審判が笛を吹き、PKを指示。これをフッキが豪快にポストに当てて、場内にはため息が響き渡ったんだけど、敵の動きだしが早いとの判断でやり直し。さすがに次はフッキもきっちり決めてくれて、同点。これぞホームのアドバンテージ?審判さん、ありがとう。
3点目は右をえぐった砂川があげたクロスを、西谷が豪快にボレー。 4点目はフッキがDF2人とGKを引きつけて、謙伍にお洒落なラストパス。謙伍、ごっつあんゴールで勝負あり。
とにかく上へ上へ目指して勝ち進んで欲しい。その気持ちを言葉にできないのなら、いや、言葉にしなくてもいいから、プレーで見せて欲しい。
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北海道日本ハムファイターズvs阪神タイガース戦を観戦する(06.6.6) |
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『ファイターズ超満員大作戦(43,000プロジェクト)』と銘打たれた今夜のセ・パ交流戦阪神戦。新庄がパフォーマンスをやるとか。開始時間が18:00、パフォーマンスをするならプレイボール前だから・・・。とにかく17:00に仕事を終えるとタクシーでダッシュ!平日のナイターだけに、開幕戦のような満員は無理だろう・・・と思っていたら、すごい人。ファイターズはすっかり北海道に根付いているみたい。 で、肝心の(?)パフォーマンスはというと、場内が暗くなりスタメンのコール。『新庄剛志、背番号1っ!』とともに、ドームの天井にぶら下がったミラーボールが回りだし、降下し始めた。と思ったら、その上に新庄がっ!
1回ウラに稲葉のタイムリーと新庄の全力疾走内野安打(↓写真)で2点をもぎ取ると、あとはダルビッシュのショウタイム。
下の写真は5回表、阪神の4番・金本を空振り三振にしとめた投球なのだ。ぼくが思う今日のベストピッチ。
ファイターズが勝ったのもうれしかったけど、なにより見応えのある投手戦だった。W杯直前だけど、野球もやっぱり面白いね。 新庄で幕を開け、過去最高の4万3473人の観客が盛り上げ、ダルビッシュが見事に締めくくる。新庄ラストイヤーにこれからを暗示するようなファイターズが観られたような気がして、とてもうれしい観戦だった。 |
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コンサドーレ札幌vsモンテディオ山形戦を観戦する(06.6.3) |
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なんだかねぇ〜。いつになったら勝てるやら。勝てる気配がないんだもん。今日もやっとで引き分けだしさ。 序盤からいい形はできてたんだけどね。点が入らない。「なんで?」ってくらい点が入らない。そうこうしているうちに左サイドで翻弄されて1点献上。これがホント、流れるようなパス回しでさ。敵ながら、見とれちまったよ。次は右サイドを抜かれて2点目献上。どーなってんの? それでもフッキの PKとFKから相川が押し込んで同点。でもそこまで。
今日の審判のジャッジはひどかった。あんな下手くそ、初めて見た。でも、コンサの得点はPKとFKだけだってことは、下手な審判に助けられたとも言えるのかな。 追いついたことに満足する試合はもう十分。何試合勝ってないと思ってるの?ホントに勝つつもりはあるの?怪我人が多いとはいえ、あっけなく2点も取られる守備にはもううんざり。早く和波が復帰してくれることを祈るよ。 来週からW杯が開幕する。ぼくらは世界の一流のプレーを毎日のように目にするだろう。目の肥えたぼくらを満足させるプレーをコンサに期待してはいない・・・残念ながら。でも、せめて気持ちだけはW杯に負けないつもりでやってくれなきゃ。誰も観にこなくなっちまうぜ。 コンサの独身寮・しまふく寮の食事スタッフが作り、毎試合限定販売しているしまふく弁当。いつも売り切れなんだけど今日は買えたぞ。そして美味かった。
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コンサドーレ札幌vsサガン鳥栖戦を観戦する(06.5.17) |
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今日は平日。観戦するかどうか迷ったんだけど、美味しいビールが飲みたくて、仕事を早々に切り上げて札幌ドームへ行ったのだ。大敗した神戸戦から中2日。短い期間ではあるが、どのように修正し、いかに勝つサッカーができるか。それを確認したくて。選手のやる気を確かめたくて。 それがどうだろう。開始早々、鳥栖のイージーシュートをGK高原が信じられないようなキャッチングミスで先制点を奪われる。まじかよ〜。 こうなったらぼくらが期待するのは果敢にボールを奪い、ゴールを狙うサッカーのみ。ところがどうだ。ピッチ上で繰り広げられるのは、おどおどとして下がるばかりの情けないサッカー。誰もチャレンジしない、誰もアタックかけない、やる気の微塵も感じられないサッカーだった。唯一前線でフッキのみががんばっている。いや、一番がんばってるのは12番目の戦士たち・サポーターか。 後半、フッキが前線でがんばってつなげたボールを関がゴールで同点。それでもやる気の見えない選手たちをあざ笑うかのように、元コンサの新居がループで勝ち越し弾。明らかなDFとGKのポジション&連携ミス。言葉も出なかった。 やっと本気が見られたのは、これまで一人気を吐いていたフッキが故障退場した後から。まるで仲間が死んでやっと目覚めた3流ヒーローものそのまんま。砂川が実に上手いプレーで同点ゴールを奪うと、場内は大盛り上がり。誰もが次の1点を望み、大声援を送る。でも、残念なことに今のコンサにそんな力はなかった。 2−2の同点で試合終了。同点に追いついたことで暖かい声をかける人が多いが、今日のコンサに褒められたプレーはどれだけあっただろうか? 一時は勝ち越しとなるゴールを決めた鳥栖の新居は、不祥事を起こしてコンサを退団したため、彼が登場するとサポーターから大ブーイングがいつも起こる。しかし、彼はその圧倒的に不利な状況でも、毎回キッチリゴールを入れる。もはやブーイングは彼の成長への妬みでしかなくなっている。 どんなにチームが不甲斐なくても、後方から全力で選手を鼓舞するサポーターの姿は実に美しくもあるが、選手がそれに甘えている現状では、マイナスの要素しか見えないような気がする。叱咤・叱責を背にたくましくなった新居のような精神を持つ選手を育てるのも、サポーターのひとつの役目のような気がしてならない。
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コンサドーレ札幌vsヴィッセル神戸戦を観戦する(06.5.14) |
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厚別陸上競技場に集った7千人近くの人たちは、晴れ上がった空を見てこう思っただろう。きっと今日はいいことがあると。でも、その思いはおよそ50人くらいの人にしか叶うことはなかった。何故だ・・・? フッキのフリーキックが直接ゴールに突き刺さったとき、誰もがこのゴールこそ、そして勝利こそが待ち望んでいた”いいこと”だと確信したに違いない。
ところがどうだ。その後の試合はおおよそ試合と呼べるようなものではなかった。なによりも目立ったのがバックパス。それを中央DF曽田と左DF千葉が中途半端なパス交換に終始し、苦し紛れのロングボールを入れる。後ろからの組み立てのアイデアとスピードが足りない・・・いや、ないのだ。さすがの神戸。千葉にボールが入ると3トップの一角・朴康造がキッチリ詰めてくる。こうして左サイドは完全に制圧されてしまった。 あれよあれよという間にその朴康造に勝ち越しゴールを決められると、お返しとばかりに左サイドから攻め上がり、西谷がシュート・・・が止められ、あっという間にカウンター。またしても朴康造に決められる。 確かにひどいDFの出来だった。でも、それはDFだけでなく、ボールをもらいに行くボランチやサイドの動きはどうだったか。スペースを作ったりスペースに入ったりする前線の動きはどうだったか。どれも褒められるようなものはひとつもなかった。 この日のクライマックスはぼくの目の前で起こった。2点差を追いつくべく果敢に攻めあがり、フッキのシュートのこぼれ球がぼくらの目の前に。曽田が追いつきどフリーで、中には枚数も揃っている。簡単に放り込むと思われたが、曽田が選んだのは後方へのパス。しかも、その先には誰もいない・・・。ボールは神戸に奪われると、またしてもあっという間に・・・朴康造、ハットトリック。
観客の誰もが(神戸サポを除く)こんな試合を観にきたハズじゃない。監督も選手もこんな試合をするハズじゃなかったと思う。でも、結果はこれなのだ。これから眼をそらせちゃいけないんだ。 ベンチに下ろされた曽田が控え室に帰ろうとしたのを、柳下監督にベンチで見るように呼び戻された。そのとき曽田は脱いだユニフォームを投げ叩きつけた。苛立たしさを表すのは容易いこと。でも、それだけじゃなにも得るものはないのだ。早くそれを学んで欲しい。 曽田と千葉はしばらく使われることはないだろう。2人だけでなく、大幅なメンバーの入れ替えを望む声が高まるだろう。柳下監督が目指すサッカーを体現できる選手は本当にコンサにいるのか?いることを願ってやまない。 試合終了後、サポーターに挨拶に訪れたメンバーに、サポーターから容赦のないブーイングが浴びせられた。中には届かないものの水をかけようとしたものもいた。でも、5点差をつけられても終了の笛が鳴るまで声を張り、選手を鼓舞し続けたサポーターに応えるプレーは見られなかったのだ。厳しいようだが当然の報いだと思う。もう一度サポーターが心からねぎらいの拍手を送れるような、そんなチームになって欲しいのだ。
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コンサドーレ札幌vsベガルタ仙台戦を観戦する(06.5.3) |
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やっぱりサッカーはお天道様の下が一番いいやね。確かにドームは風もなければ雨に当たる心配もないし、温度も一定だから過ごしやすいけど、なんかわびしい気がするんだよね。今季厚別陸上競技場初戦、絶好の晴天、満員の観客。今日はやってくれるでしょ。
後半もいい展開だった・・・。でも、得点の入る匂いがしたのは仙台の方だった。カウンター気味に前線にボールが送られると、コンサDFを翻弄するようなサイドチェンジの末にズドン。どんなにボールを支配しても、ネットを揺らさない限りは勝てないのがサッカーなんだ。 終盤3トップにして攻めあがるも、完全に引いた仙台のDFが群がってボールを跳ね返す。誰もがあきらめかけていたロスタイム。石井がヘッドで押し込んで同点ゴール。 正直勝てなかったことは不満なんだけど、土壇場で追いつくととてもうれしくて許してしまいたくなる。いやいや、許しちゃいけないんだ。なぜならぼくらの目標はJ1復帰なんだから。まだ第一クールだけど、今年は厳しく叱咤していかなくっちゃね。 お気にの征也も大塚の替わりに前半から出場したせいか、後半はバテバテ。もっと走れる身体にならないと。がんばれ〜!
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春スノボを楽しむ(06.4.15) |
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ハッキリ言って素晴らしいの一言。風もない澄み切った青空。少しは融けかけているものの、実に扱いやすい雪。一人だとがっついたすべりをするのだろうけど、今日は3人でオトナのまったりスノボを楽しんだのだ。 いやいや、ホント気持ちいいのだ。すべってても気持ちいい。雪の上に座ってても、寝転んでいても気持ちいい。リフトに乗っていても、ビールを飲んでいても気持ちいい。 上図(見難い・・・)2番の余市第一Bコースを堪能しつくしたのだ。 そのあと長嶺第2Aコース(19番)に浮気して痛い目にあったものの、最後まで気持ちいい連発の楽しいスノボだった。 |
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コンサドーレ札幌vs水戸ホーリーホック戦を観戦する(06.3.11) |
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今年のコンサは変わった!なにが?って、ユニフォームがかっこよくなった。SONYがスポンサーについてた頃のユベントスみたい。あれはゼブラカラーだったけど。これはイケる。ただね、ここ2代首のところにあしらわれていたドーレくん(マスコットふくろう)の眼がないんだよね。ぜひマイナーチェンジして入れて欲しいのだ。
結果は0−1で完封負け。中盤を支配しながらも、ゴールを揺らすことはできなかった。ぼくが思うに、2トップとトップ下の判断が遅い。小気味よいスペースへの走りこみはなく、ボールを持っても持ちすぎの感は否めない。すぐに水戸の堅いDF陣に囲まれてしまう。肝心のところでスローダウンしてしまうんだ。そこさえ修正できれば・・・。 それにしても、救世主と言われたフッキの一発退場は痛い。ヤンツーさんの怒りようはただ事ではなかった。2試合の出場停止ではすまされないような予感。去年退場を続けて干された池内の例もあるし。でも、一人の外国人に頼ったチームじゃ長続きするわけないんだから、いきなりではあるが底力の見せ所でたくましく乗り切って欲しい。 個人的には高校の後輩・藤田征也がいいプレーしていたことにニンマリ。西谷〜、ちゃんと周り見てパス出してやり〜なっ!
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2006年スノボ第2戦(06.2.12) |
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先週の初戦であまりにも体力が落ちていることに驚いたので、この一週間はエレベータ、エスカレータを極力使わず、階段を昇ったのよ。みんなからは『健康診断終わってるのに、なにを今更』と言われながらもね。痩せようなんて思っちゃいない。すべてはスノボを楽しむために。 んでもって、第2戦は昔石炭、今や映画の街・夕張にあるMtレースイスキー場。長い距離を滑りたい、フラットなコースをのんびり滑りたいということに加え、今日はJAFデイ。JAFの会員は1日券が半額なのだ。
そこそこの傾斜はあるらしいんだけど、きっちり整地されていてコブのないフラットなコースは実に滑りやすい。余計な気合や力を必要としないので、吹雪の中でも快適に滑れる。小技を織り交ぜながら、まさに楽しんで滑れたのだ。 ![]() なもんで、山頂に到着したのも1番のり。新雪で覆われたコースに誰もいないのよ。もう、好きに滑って状態。気持ちいい〜〜〜っ! 調子に乗ってゴンドラ2本目に挑んだら、乗ってるうちにまた吹雪き出して、山頂は視界数メートル状態。そのうえ、ゴンドラ運行で客が殺到したため、下手な人たちが視界の悪さに躊躇して、そこここに立ち止まり座り込んでいる。危ない、危ない。なんとかかいくぐって滑り降りるも吹雪はいっこうにおさまる気配を見せず、休みなしで3時間滑ったので、今日のところは終了とする。トリノ五輪も観たいしね。 それにしても雪がヒゲに凍り付いて、ひどい顔になってるぞ(↓)。
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2006年初スノボ(06.2.5) |
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っていうか、2005年は滑ってないので、ひっさしぶりのスノボに行ってきたのだ。 とにもかくにも足がパンパン。ブランク2年の間に自分の体力がめちゃくちゃ落ちているのを実感。それにしても北海道の雪はいいなぁ。ふかふかなんだもん。 行ってきたのは札幌市内でお手ごろのばんけいスキー場。2001年、正月に帰省したときに2度行った、少しは手の内を知ってるスキー場。久々なんで感覚を取り戻すにはちょうどいいかな。
その後、Dリフトに乗って8〜10へ抜けるコースを繰り返し滑る。1時間半休みなしで滑り続けたら、さすがにバテ気味になる。やはり体力が落ちたのか、余計な力が入っているのか。少し休んで再チャレンジしたら、上手く膝と腰が折れてかなり感覚が戻ってきたみたい。 それにしてもばんけいスキー場、メリハリが効いてて楽しいんだけど、いかんせん短いんだよね。あと、リフトは比較的スムーズなんだけど、狭いコース幅にスクールとか一般客が密集してるから、気を遣いながら滑らなきゃならない。次はゆったり&長くクルージングできるとこに行こうかな。フラットな緩斜面で小技の感覚も取り戻したいし。 まずは筋肉痛を治してから。
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![]() 過日の戯れ言 |